犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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臨書の周辺

2019年02月11日 | 書の道は
百円均一で、書道練習用のシートを買った。
水で書けて、しばらくすると消えるアレだ。
百円なら買って、使ってみよう、と思う。

行書や草書の書き順を試すのに、今までは
空中で書いてみたり、紙に書いてみたりしていたけれど、
こいつなら惜しげも無く試せる。

水で書いた字画はすぐに滲んでくる。
だから、細かな形の練習には向かない。
けれど、筆の運びの大まかな練習には使えそうだ。



写真は、褚遂良「孟法師碑」。
「方」の字は難しい。
「力」に似た難しさなんだけど、
[なべぶた]が有る分、左右の位置関係がうまくいかないと
格好がつかない。
位置関係が合った上で、撥ね具合、払いの角度などがまた課題になる。

それが、奇跡的に形が整った。
怖いくらい形が整った。
お手本に半紙を乗せてみる。
ピッタリと文字が重なる。
まるで、はじめから半紙をお手本の上に重ねて書いたかのようだ。

と、あまり慎重になると今度は筆の勢いが損なわれる。
ビクついて書くと、線がよれる。よたつく。

筆勢はいまひとつだけれど、
「方」の形がやっと整ったので、
余は満足じゃ。

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