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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

寿命のおとしごろ

2017年10月29日 | 犬と暮らす
思えば12年前のちょうど今頃、
仔犬たちはそれぞれの里親のところへ引き取られて行った。

それまでは、7匹の仔犬と母犬が我が家にいた。
毎日てんやわんやだった。
7匹がそれぞれ一日に6~7回うんちをする。
玄関とその続きの2~3畳のスペースに、
シーツを敷き詰めて自由にさせていた。
一日に40個あまりのうんちを拾って片付ける。
昼も夜もない。

犬の習性から、一応決まった場所に排便するのだが、
数が数なので、片っ端から片付けないと、
誰かが踏む。
踏んだまま駆け回り、踏んだまま取っ組み合う。

7匹いると、性格の違いがそれぞれに見える。
寝てばっかりいてぐんぐん太る子、
とろいけれど成長の早い子、
乳の出の良い位置のおっぱいを取れない子、
遊びに参加する子しない子、
参加しない理由もそれぞれ。

我が家で引き取った雄犬ジーロは、引っ込んでいるほうだった。
最初に生まれた場所に見に行った時の写真でも、
写っていないかと思ってよーく探すと、
犬小屋の奥のほうでじっとしている。

一方、雌犬カバサはとにかく積極的だった。
小柄だが、それは活発だったから、体格よりも活動にエネルギーを
使っていたせいなのだろう。

もう一匹、似たようなのがいた。
見た目も、茶色で引き締まっていて似ていた。
この二匹でとにかく、寝ている他の仔犬たちの上を
弾丸のように追いかけっこしていた。
他の仔犬たちの間を、ではない。上を、だ。
誰がどこにいようとおかまいなしに走り回っていた。

ジーロとカバサ以外は、生後3ヶ月を迎える頃に、
それぞれの飼い主さんの家に行った。
そのうち2匹は、友だちの友だち、隣の市に住む人のところに
引き取られた。
それで、この2匹とはその後もたまに会って遊んだりした。

大人になるにつれ、カバサの気性がさらに激しくなり、
喧嘩っ早くしかも強くなった。
あんまり平穏に遊べないので、会わなくなってしまっていた。

カバサに似た茶色で引き締まった子も、その家に行った。
サスケと名付けられた。
飼い主さんの背中におんぶするのが好きだった。

もう1匹はマロという名になった。
ジーロの茶色いところを黒にしたようで、体格もよく似ている。

1歳ちょっとの頃、きょうだい4匹で遊んだときの写真がミクシィの日記に残っている。
前列左ジーロ右サスケ、後列左マロ右カバサ。
遊び疲れた様子で、前列2匹は舌がすっかり出ている。



昨日、この飼い主さんとひさしぶりにばったり出会った。
二匹は元気かと聞いたら、表情が緊張した。
「サスケが15日に亡くなったの。」
心臓にきた、と言う。
カバサもそうだったようだ。
似たもの同士、先に逝ってしまうところも似ているのか。


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