犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

桂南なん賛江

2016年12月17日 | よみものみもの
あっちの落語会こっちの落語会と足を運ぶのがほんとに好きな人だと思うけれど、
そこまでせっせとやろうというのでもない。
年に4回、定席である新宿末廣亭に行く。
これくらいの加減でいい。

落語会と定席じゃ、噺家の力の入れようが違う。
落語会でも「勉強会」なんて銘打っているようなものだと、なおのことだ。
そういう、内容の濃いものも見たいけれど、
いつどこでだれがやるかと知るにはアンテナを張っていないといけない。
そこまでやらない。
それにひきかえ、定席はいつ行っても同じようにやっている。
安定の定、定席。

寄席へ行くと、高座に出てきた芸人の似顔を、つい手元のプログラムの端っこに描く。
スーツを着せて地下鉄にでも乗せれば、みなさんそこそこ溶け込むんだろうけれど、
高座に上ったら噺家の顔は看板だ。
見甲斐がある。描き甲斐がある。

人の顔の特徴は、歳を重ねるごとに強まっていく気がする。
どんな表情で日常を過ごしているかが刻み込まれていく。
芸人の場合、看板は特徴があるほうがいい。

南なんさんのはなしぶりが好きだ。
看板はキュビズムだ。

そうだ、私はいつも上手側の席につく。
左側からばかり顔を見ていることになる。
逆から見たらまるで違う顔かもしれない。南なんさんの場合。

末廣亭の場合、トイレや喫煙室が下手側なので、どうも上手に座りがちだ。
これは変えられないかもしれない。
どこか他の寄席に行く機会があれば、下手側の席につこう。

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