犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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古い型の充電式クリーナのバッテリーを交換した

2023年10月27日 | Do it myself
[あらすじ] 15年以上前に貰ったMakitaの充電式クリーナ4070Dの
バッテリーが寿命を迎えた。
5分も使えない。そもそもパワーが出ない。
バッテリーが簡単に交換できるように作られていないが、
自分で交換できるんじゃないだろうか。
後継機種4076D用の交換バッテリーを購入し、
ボディを開封したよ。


まず、古いバッテリーに繋がっている線を外す。
だが、なんだかハンダがてんこ盛りになっている。
ハンダ吸いを用意したけれど、これはなかなか熔けなさそうだ。
いいや、切っちゃえ。
どうせバッテリーは処分するものだし。



バッテリーからの線に、ダイオードが繋いである。
ほう。
ネットで検索すると、
同じ4070Dのバッテリー交換の様子の写真がいくつか出てくるが、
ダイオードが無いものもあれば、ダイオードが2つ並列されているものもある。
どうしたことでございましょう?

温存する。

新しく買ったバッテリーは、
交換しやすいように端子が取り付けられている。
お残念でございますが、切り取る。

ネット検索して見付かった作業例の中には、
「いづれまたバッテリー交換することになるだろうから、
その時に楽にできるようにギボウシ端子を取り付けておく」
という人もいた。賢い。

15年以上前に貰ったこの掃除機である。
今回、交換したバッテリーが更に15年以上もつとする。
その頃まで、モーターはもつだろうか?
70歳の私は、どう考えるだろうか?

なんとなく、次は買い替えるような気がする。
(と書いたことを、15年後に思い出すかな?
この記事を読み返したりするだろうか?)

・・・

線を撚り合わせて、ハンダ付けする。
その上から収縮チューブをかぶせ、ハンダごての余熱で縮めて密着させる。




反対極の線も同じように作業する。
ただ、ちょいと長さの違う位置で切った。

前回書いたように、ショート予防のためだ。

片側の被覆まで作業した後だから、別にどこでも良さそうだが、
万一、今後使っている間に線が露わになった場合にも
ショートしてしまわないようにと考えた。



数ヶ月前に、ご近所幼馴染友人Mから工具を一つ、貰っていた。
それを、初めて使った。
電線の被覆だけを切って、抜き取る動作をしてくれる工具だ。
友人Mの親戚が電気工事屋を廃業したので、貰えた。


前から欲しかったものだ。
けれど、そんなにしょっちゅう使うもんでもない。
専用性が高く、他の用途が無い道具だから、
素人がわざわざ買うもんじゃない。

しかし、被覆だけを切って、中の導線を傷付けないように作業するのは
けっこう難しくて、いつもちょっと面倒に感じる。

それがあーた。
この工具を使うと、一握りよ。
一回握れば、被覆だけをカットして、それをグイーッと抜き取る。

歯が咬み合って、顎がずれていく感じの、見ても面白い動作をする工具だ。
ああすばらしい。

この工具、と言っているけど、はて、お名前を存じません、
なんとお呼びすればよろしいでしょうか。
「名乗るほどの者じゃあござんせん」
♪ティラリ~

えーと。調べる。

「電線被覆剥き工具」
ええー。そりゃそうだけど・・・

あ、カタカナも有る。

「ワイヤーストリッパー」
なるほど。
ご無体な。




配線とバッテリーを本体に収める。
ちょっとゴチャついて入りにくいので、
マスキングテープで巻いて纏める。いい。

ネジを締めて元通り。

使ってみる。
「ブオンン!!!」
強い!
ああ元々はこんなに強かったんだ。
わーい!



ふだんのちょこちょこ掃除だけの使用で、
なんと3週間使えた。

作業がちゃんとできているか、充電するまでは安心できないと思っていた。
その後、充電も無事にできた。

これでまた15年くらいは安泰か。
いや、ニッケルカドミウム電池と比較して、ニッケル水素電池の寿命はどうなんだろう。
調べる。

ニッケルカドミウム電池は、
約500〜1000サイクル、4~10年
という。

ニッケル水素電池は、
サイクル回数2000回、5年~7年、蓄電池の中では最も短い寿命
という。

まあ、せいぜい10年というニッカド電池で15年以上使ったので、
寿命は使い方にもよるだろう。

また、
ニッカド電池は、自己放電するが、放電状態でも保たれ、
メモリ機能が強い。

メモリ機能というのは、「ちょっとだけ充電」すると、
「ちょっとだけ」を憶えてしまい、
ちょっとしか充電できなくなっていく、ということだ。

ニッケル水素電池は、自己放電しにくいが、過放電すると劣化してしまい、
メモリ機能は弱い。

つまり、ニッケル水素電池は、
カラッケツになるまで使わないで充電したほうがいい。



うまく使って、長もちさせたい。


以上で、マキタ充電式クリーナ4070Dの交換式でないバッテリーを自分で交換するの巻、
おしまい。
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