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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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summertime bluesの手拍子

2018年09月28日 | なりもの

[あらすじ] 彼岸前すべりこみで「サマータイム制ブルース」をアップしたよ。
https://www.youtube.com/watch?v=lEM4ZxUSonQ
見てねー。

「サマータイムブルース」とはどんな曲なのか、 歌詞、作者エディ・コクランについて、数々のカバー
について見てきた。
しつこいけれど今日もう一点、音楽的な奇妙な特徴について書きたい。

その前に。
サマータイム制2020年導入を断念、というニュースが出た。
どさくさ紛れはダメよ。
戦後何度も廃案になっていることとか、
他国での結果の悪さと廃止傾向とか、
踏まえてくださいよ。
戦後生まれの爺が子どもの頃のまま言ってんじゃないの?
いやん、口が悪いわ。

なんにせよ、サマータイム制導入しません、というニュースの前に
この歌詞でアップできて良かった…。

サマータイム制には反対だ。
反対と言うより導入しようということ自体がアホくさくて議論も待たないと思うくらいなのだが、
やると言う人がいるので反対せねばならない。
オリンピック自体、反対だ。
今、東京でやることか?
ひとつアホな決定が有ると、芋づる式にアホが出てくる。
サマータイム制だとか、ボランティア募集とか。
いやん、口が悪いわ。



今日は音楽の視点から見るんだってば。



'summertime blues'は、エイト・ビートだ。
エイト・ビートというのは、4分の4拍子。
四分音符なら4個、その半分の長さの八分音符なら8個。
8個刻むからエイト・ビート。
「チチチチチチチチ」
これで1小節。

そこに、強弱が付く。
「ズンタタズンタッ」で8個。
「タ」は手拍子でアクセントを付けている。
https://www.youtube.com/watch?v=In7z7B87Puc



イントロは「ドリリリドリリリ」を2小節繰り返す。
そこにも「ズンタタズンタッ」の強弱が乗っている。

そして「んガガガギっっっ」「んグググガっっっ」という2小節単位のギターのリフが入ってくる。
そこにも「ズンタタズンタッ」の強弱が乗っている。

そして、「んんんんんタリラ」と八分音符3個分前倒しで歌のメロディーが入ってくる。

ここが問題だ。
この、「んタリラ」と食って入るタイミングと、
ギターリフの「んガガガ」のリズムが似ている。
似ているけど、小節の中での位置が違う。

違うのだが、「んんんんんガガガ」「ギっっっんグググ「ガっっっ・・・・」という
タイミングの方がしっくり来るような気がしてくる。

それにはもう一つ理由が有る。
ガガガとギではコードが違うのだが、「んガガガギっっっ」というリズムだと
「ギ」を強調する感じになる。
強いのは小節の頭に位置していると気持ちいい。
だから、なんだかこのギターリフを聞いていると、
「ギ」やグググの後の「ガ」のところが小節の頭のような気がしてしまうのだ。

また、「んガガガギっっっ」に「ズンタタズンタッ」のアクセントが重なると、
「んガゴゴギっタっ」と、前半にアクセントが集中する。
それでは落ち着かないので、最後の「タっ」をすごく強く打つ必要が感じられる。

音を強くするには、いくつか方法が有る。
・音量をでかくする
・音色をハデにする
・音数を増やす

最後の・音数を増やすをやっちゃうと、「ズンタタズンタッ」のリズムが変わってしまう。
変わっちゃっちゃダメなのだが、なんだか変えたい気持ちになってしまうのは、
実はこういうワケが有るからなのだ。と思う。

強調する例。
https://www.youtube.com/watch?v=J0wpdjnETP0




歌いながら説明すればなんのことはないのだが、
文字だけで伝えようとするとひどく難しい。
読んでもちんぷんかんぷんかもしれない。



この曲の手拍子の位置がちょっと奇妙な感じがするのは、そんなわけだ。
演奏者も間違っていたりする。

この動画を見ると、低音ボーカルを担当する人が、
自分の立ち位置に戻って手拍子をする時、
何度かリズムを取れず、隣の人を見て合わせようとしているが、結局
一番の間はずっと「ズンタタズンタッ」が「ズンタッズンタタ」になってしまっている。
https://www.youtube.com/watch?v=Ti38LFY7x1Y



手拍子してみてー



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