犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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『童神』古謝美佐子

2021年09月20日 | なりもの
最初に断ってしまえ。
「あみかじぬふちん」 の部分の字幕をどうするか、困った。
https://youtu.be/bJvr3T0z9CQ

「雨風が吹き」 の後が、正確に分からない。
吹いている、という意味ではないか、と思う。
しかし、そんなら「吹ちゅん」ではないか?
奄美の言葉なら「吹きゅん」で、九州では「吹きよる」にあたる言い方か?
正確なところが分からない。

老母は奄美や沖縄の方言研究のはしくれで仕事をしていた。
私のウチナーグチに関する知識は門前の小僧に過ぎない。
母の仕事仲間の方に質問できる相手はいるのだが、遠慮してしまって電話していない。
こういう時のためにもほんがらかーに人と付き合っておきゃいいのにね。



金管アンサンブルを月に一度(目標)、 お仲間5~6名で集まって練習している。

何年か前のこと。
久しぶりに会いましょうと言って、調布駅前のビルの屋上の ビヤガーデンでジンギスカン鍋を食べに行った。
そこで話が盛り上がって、アンサンブルしましょう、ということになった。
もう一人、同じオーケストラの卒業生を誘って始めた。
わりとすぐに、他の卒業生も加わってくれた。

その、きっかけとなった人が、出産でお休みすると言う。
余裕ができたらまた一緒に吹きに来て欲しい。
ここは一丁、祝って祝って祝福しまくっておくべえ。



古謝美佐子さんのコンサートに行ったことが有る。
府中のなんちゃらの森のホールだったと思う。
2000人くらいの大きなホールなのだが、 指定券を持って行ってみたら、最前列だった。
一間くらいの通路を挟んで目の前が、1mくらいの高さのステージである。
しかも、ほぼ中央だ。

曲の合間に、古謝さんは椅子から立ち上がって、 マイクスタンドも移動したのだったか、 前へ出て来た。
そして、ステージの端っこにちょこんと座った。
足はこっちに垂らしているかっこうだ。
目の前よ。
大ホールとは言え、目の前よ。

ちょっとでもお客さんに接したい、という古謝さんの思いが伝わる。
最前列はもちろん、きっとこのあたたかさは2階席にまでも広がったことと思う。
贅沢だったな。

府中の大ホールでコンサートをやっていたのだから、 すでに『童神』のヒットの後だったろうか。
何年のことだったか、憶えていない。



我が子への母の思いを歌っている。
ウチナーグチの歌詞と、ヤマトグチの歌詞が有る。

相棒やまちゃんと、「どっちで歌う?」と相談した。
やまちゃんのお祖母ちゃんは沖縄の人だ。
けれど、やまちゃんは東京育ちでウチナーグチが分かるわけではない。
私たちに有るのは、ただ「好き」とか「憧れ」でしかない。

言葉とは、そこに暮らす人たちの思いそのものだと思う。
おいそれと真似っこして通るものではない。

そう思いながら、ウチナーグチで歌うことに決めた。
これが外国語だともっとハードルが低い感じがするのが 奇妙なところだと思う。



ウチナーグチそのままを字幕にすると、ヤマトの人は歌詞を理解できない。
ヤマトグチの歌詞は、ウチナーグチの歌詞とちょびっと違うから、
そのまま字幕にしても当てはまらない。

ヤマトグチに訳した字幕にしようかとも考えたが、味わいに欠ける。
それに、あくまで歌のガイドとしての字幕にしたい。

そこで、ウチナーグチの歌詞をなるっべくそのままだが、
ヤマトの人が読んでも分かるように表記する、ということにした。

だから、歌詞そのままではない字幕になっている。
そして、冒頭に書いたように、 私がちょっとよく分かっていない箇所も有る。
どうかご容赦くださいね。

歌詞は著作権の関係で勝手にここに載せてはいけないはずなので、 知りたきゃ調べてねである。



沖縄の歌について調べているといつも行きあたるブログが有る。
「たるーの島唄まじめな研究」
https://taru.ti-da.net/e769123.html
まじめだなあ。

古謝さん本人から聞いた歌詞の意味も書いてある。
本人が言うんだからその通りなんだ。



やまちゃんは三線、私はテナーウクレレ。
さすがハナムラのウクレレ、音のでかい三線に負けない抜けの良い音が出ている。

見てねー
https://youtu.be/bJvr3T0z9CQ

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