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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

同期で動悸

2015年11月25日 | LGB&T
わっかるかなあ、わっかんねえだろうなあ
とは、松鶴家千とせのギャグだ。
わかる?
わかんねえだろうなあ。

https://www.youtube.com/watch?v=cO6xZhPGlD4



それまでも身近な友人には話してきたが、
昨年4月にはブログでカムアウトした。

カムアウトとは、同性愛者が使い始めた言葉だ。
「出て来る」ってことだけど、何から出て来るかと言うと、クローゼットだ。

同性愛者が同性愛であることをひた隠しに隠して生活することを、
押入れの中に閉じこもるように例えている。

例えてはいるが、ほんとにそんな感じなんだよ、隠して生きるということは。
日常の会話の、あれこれいちいちが針のむしろなんだ。
若いうちは特に、同性の友達同士なんかコイバナをしがちだ。
「彼氏いないの?」「どんなひとがタイプ?」
率直にお答えすることもできますが、会話はそこでフリーズする。

もう少し年が経てば、「結婚しないの?」に質問が変わる。
さらに年が経てば、「結婚したいと思ったひといなかったの?」といった具合だ。

カムアウトして、周囲に自分の性自認や性的指向を知らせることで、
こういった、私に向けてはズレた質問を避けることができる。
これでどれだけ楽になることか。



だから、同窓会なんていう、ひさしぶりで最近の須山のことは知らない、
ぜひ近況を知りたい、おや?姓が変わってないから結婚してないね?ちょいと話してみよう、
なんてひとがウヨウヨっと集まる場は、
気が乗らない。

隠していた時は隠していた時で面倒であったが、
オープンにしたところで、世界中に知れわたるわけではないので、
残りをこまめにつぶしていく作業が残るのも、面倒なこった。

カムアウトして、ブログを読んでくれたり、SNSでの投稿を見てくれてたりするひとには
伝わっているという、楽な現状に慣れてしまったのだ。

「結婚してないんだねー?私もー」などと言われた場合に
「私は女が好きだから結婚はしてないね。私もって言ったけど、あなたも女が好きなの?」
などとブッ込むほど暴れん坊じゃないしー。

いっそのこと噂になって広まっちゃってくれれば、自分で言わなくて済むから楽なのにー。
などと思ってもみるが、
噂になる場合、よろしくないことが付きまとうからこそ噂になるので、
楽じゃなかろう。



週末の同期会に向けてひとり作戦会議。
1.クローズドの時のままにお付き合いする。
  =つまらん質問された時にイラッとするのを我慢する必要あり。
2.オープンにする。
  =面倒。「ひさしぶりぃ!元気?私は女が好き。」おかしい。
3.噂を流す。
  =既に噂になっているかもしれない。ばかばかしい。
4.後でブログを読んでもらう。
  =紙でURLを渡す。それを一字一字入力してくれるようなひとなら、
   ちゃんと読んでくれる気がする。


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