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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

フーディーニ犬

2018年09月01日 | 犬と暮らす
訓練された甲斐犬は、6mのコンクリートの壁を跳び越えるという。

そんな話を聞いてしまうと、大概の犬のジャンプ力は当たり前に思えてくる。
2年前に死んだ飼い犬のカバサ雑種は10kgと小柄ではあったが、
私が自分の目より高く持ったボールをジャンプして咥え取ったものだ。

カバサの母犬サクラは我が家から次の家に引き取られた翌日に脱走した。
その家のおばあちゃんがサクラを追って角を曲がると
そこは袋小路でブロック塀に囲まれていたが、サクラの姿は無かったという。

忍者か。
忍者なのだ。
猫も驚くジャンプ力の犬は、いくらでもいるのだ。

最近、散歩先で知り合ったリンちゃん雑種雌もツワモノだ。
「このくらいのフェンスは跳び越えて脱走したわ。」と
飼い主さんが指示したフェンスは2mは有る。

リンちゃんは飛行機に乗ったことがある。
ケージに入れられ、犬用のエリアに入る。
の、だが、どうしたのかケージから脱走し、さらに犬用エリアからも脱走し、
バゲージ用のエリアに入ってしまったらしい。

引田天功か。

着陸後、なかなか荷物が出て来なかったが、
どうやらリンちゃんはバゲージエリアでうんこをこきなさったようだ。

航空会社は飼い主さんに随分詫びたそうだが、
誰かひとさまの荷物を汚したであろう犬の飼い主さんもひどく申し訳ない気持ちになったそうだ。



友人宇宙飛行に先立った実験としてソ連がロケットに乗せた犬
ライカは有名だ。

犬を使った宇宙飛行実験は実は他にも有ったそうだ。
動物実験には否定的な意見も多く、特に生命に関わる宇宙飛行実験は問題に挙げられるものだ。
生きて還ったから良かったじゃん。というわけにもいかない。
生きて還る想定ではあっても、失敗することだって有る。

犬は、最初から着陸ユニットに入れられていた。
どこに落ちるか分からない物である。
ただ、地上に落ちたら事故になりかねないので、広い海上に落ちるように計算されている。
水に浮かぶようになっていて、着水後、ヘリで拾い上げに飛んで行くのだ。

しかし、ヘリが着陸ユニットを発見した時に、犬はそこにいなかった。
どうして扉を開けられたのかは、分からないという。
太平洋上のどこやらから、犬はただ東を指して泳いだと考えられている。
うまく海流に乗ったのだ。

マグロか。

そもそも、泳ぎの得意なゴールデンレトリーバーが選ばれている時点で、
海の上で犬が出てしまうことも想定されていたのではないか、
という疑いもかかっている。
とにかく、犬は何やら成し遂げた表情で、
着水2週間後にはロケット基地に戻って来たというのだ。



法螺です。
毎月一日の法螺です。


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