goo blog サービス終了のお知らせ 

犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

隠れ家は地下室に置いた

2018年10月19日 | イキモノタチ
[あらすじ] 地下室で金管アンサンブルを練習していたら、ゴキブリが出た。
地下にいるゴキブリ。光が嫌い。
暗い隙間が落ち着くんだな。


地下室で楽器の練習をする。
楽器があれこれ置いてある。

トランペット、トロンボーン、チューバ、
アコースティックギター、太鼓、
ウクレレ、バリトンウクレレ、三線。

どれもちょくちょく使うので、ケースに入れていない物も有る。



バリトンウクレレとは、ギターの上4弦だけの物と思えばいい。
明大前のハナムラ楽器で作ってもらったものだ。
複弦、つまり、2本ずつ弦が張ってあるので、8弦になっている。
下2弦はオクターブ上の弦も張っている。

4弦弾くだけで深い響きの音が出る。おトク。



1弦は細い。
切れやすい。

私は下手くそで、ついつい余計な力が入ってしまう。
ずっとウクレレばかり弾いていて、ピックを使うことに慣れていないが、
この複弦バリトンウクレレはピックを使ってコードストロークをする。

強く弾き過ぎれば、弦に負担が掛かる。
弦が伸びてしまったり、たまらず切れたりする。



このバリトンウクレレを弾こうと、取りに行った。

おや?弦が切れたかな?
妙なところに細い線が見える。

胴の真ん中の穴、サウンドホールのところに、
平行の線でない線が見える。

弦が切れると、くるんとなって変に残る。
それか。

いや、それにしても妙だ。







サウンドホールに見える線は、胴の中からチラリとのぞいている。
線は、中からちょいと出ているのだ。
中に本体があるのだ。
あいつだあいつだあいつが隠れているのだ。

切れた弦がくるんとなっているんじゃない
これは触覚だ
バリトンウクレレの表板の裏にあいつがいて
その触覚がサウンドホールから見えているんだ



隠れやすい場所ではあるが、
同時に、逃げにくい。

私はサウンドホールから殺虫剤スプレーを吹き込んだ。



ネックを持って逆さにして何度か振ると、
死んだゴキブリが落ちた。



さ、練習しよう。


コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。