レインボーカラー

Facebookで、自分のプロフィール写真に
レインボーカラーを重ねることが広まってきているようだ。

米国の全州で同性婚が認められるようになったことを
祝う気持ちを表している、ということだそうな。

レインボーカラーは、同性愛者やバイセクシュアルやＡセクシュアル、
性同一性障害やインターセックス（半陰陽）たちが、
差別と闘ってきた象徴の旗だ。

渋谷区のことや、オリンピックに向けての準備のことや、
米国のことがニュースになり、
同性同士での結婚を望むひとが少なくないということが
知られていくのは結構なことだ。

プロフィール写真の鮮やかな６色のレインボーカラーが目に付き、
いろんなひとが写真に色を付けてるけど、これは何？と疑問に思うひと、
そして質問するひと、自分で調べてみるひとがぽつぽつといれば、
また少しずつ知識は広がっていって結構なことだ。

プロフィール写真をレインボーカラーにしているひとに、
「おまえゲイだったの？（笑）」なんてコメントが付くことがある。
代々木公園でのレインボープライドのイベントに行ってきました、
なんて投稿にも、同様のコメントが見られたものだ。

Facebookにおいて、私の身の周りでプロフィール写真をレインボーに
しているひとは、みなさんストレートだ。
マイノリティの友達もいるけれど、誰も流行りの加工はしていない。
バレたくないからしてない、なんてことではない。
どのひともカムアウトしているひとだ。

マイノリティ当事者ではなく、周辺の理解者、応援や支持をしてくれるひと
のことを、アライ（Ally）と呼ぶ。

一緒にパレードを歩くこと、沿道から手を振ること、
たくさん目の前にいるのを知っていること、
差別があることを知っていること、
プロフィール写真をレインボーカラーにすること、
すべて支援になる。

前述の発言のような言葉にも、差別は表れている。
レインボーは当事者だけの色ではない。
反差別の旗印である。