犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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マグマオーシャン

2017年01月20日 | イキモノタチ
[あらすじ] 陶芸をやるなら、粘土を掘って来たり釉薬を調合したり、
できるようになりたい。

現在そこいらにある土の性質がどうしてこうなのかを知るために、
と調べていたら、
46億年前までさかのぼってしまった。

さて当時の地球。

最初は半分ほどの大きさだった。
周囲にも細かいくずが飛び散っていたので、じゃんじゃか落っこちてきていたそうな。
細かいと言っても、直径10kmほどもある微惑星が落ちてくる。
物が物にぶつかると、熱が発生する。
物が微惑星だと、その熱は数千度に達する。
そんなに熱いと、気体になる性質のものはすぐに蒸発する。
ガスがたまるので、気圧は200~300有ったと言われている。

水蒸気と二酸化炭素に厚く覆われているので、温室効果も抜群。
気温は1200℃以上になった。
衝突の熱もある。地表は溶けて、一面マグマの海になった。

しかし水蒸気はマグマに溶け込む性質があった。
水蒸気の温室効果で気温が上がり地表が溶けてマグマなる、
マグマに水蒸気が溶け込んで気温が下がる、
ということのバランスが取れたのが、気温1200℃という辺りだったそうな。

その後、大気中の水蒸気が雲を作り、雨が降り始めた。
雨のおかげで地表が冷えて、おかげで大気も冷えてさらに雨が降る。
こうして、この雨は千年近く降り続いたという。ノア~~

雨で冷えたとか言っているけれど、
1200℃のところを300℃の雨が冷やしている
というのだから、今から比べたら相当熱い。
300℃だったら蒸発しているはずじゃないかと思うが、なんせ気圧が200だか300だかあるので、
300℃でも沸騰せずに液体でいられる。

ついでに、マグマから出る塩化水素や硫化水素が溶け込んでいるので、
酸性雨だったそうな。
地表は固まっているものの、10mほども下はもうどろどろのマグマだったそうな。



あー、現代に生まれて良かったわー。
例年の猛暑なんてこの頃に比べたらどうってことないやね。

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