犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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胼胝雨

2021年03月28日 | イキモノタチ

[あらすじ] 飼い犬ウーゴくん去勢オス4歳8ヶ月。
保護団体から引き取ってもうすぐ半年。
気付いたら、肘のところのハゲタコが無くなっている。
家でマットに寝ているので、毛が生えてきたのだ。

ということを昨日書いて、思い出したことがある。
ラクダは身体の何ヶ所かにタコが有って、
アラビア語ではその位置によってそれぞれ違う名前が付いている。

本当か。
いつどこで聞いたか忘れたし、何かの記憶違いかもしれない。

調べてみる。



しかし、どうもそのような話は見つからない。

動物園のサイトでラクダのタコが紹介されているのが見つかった。
膝と、お腹である。

あれー?
私の記憶では、前脚だ後脚だお腹だ肘だ踝だと
何ヶ所も有るような気がしていたが。
大間違いか。

ただ、蹄は小さくて、足の裏は蹠球(しょきゅう)という角質になっている、
ということは分かった。
タコではないな。

犬の肉球のようなものかなと思って調べてみると、
やはり犬猫の肉球も蹠球と呼ぶ。
けれど、肉球が角質化する問題ということが有るようだ。

ラクダの蹠球はむしろ角質であってこそ役に立つ。
やっと見つけた画像↓
https://twitter.com/zooman_koichi/status/627797894804828160/photo/1



サンスクリットの学習から、
インド古代詩の韻律に興味を持ったせいで、
今まで敬遠し続けてきたインド音楽をやっぱりちょっと勉強してみなきゃ
という事態になっている。

サロッドという弦楽器は、爪を弦に立てて擦って音を出すらしい。
ある本に「爪の摩耗は激しく、奏者は絶えずカルシウムの補給に走り廻っている。」
と書いてあった。

いや、爪は、皮膚の角質硬化したものであって、
骨ではないから。
カルシウム摂ってもなんもならん。
タンパク質を摂るなら意味が有るかもしれないが。

その骨だって、タンパク質にカルシウムやリンが加わってできている。
タンパク質が無かったら、骨は形にならない。

よーく煮込んだら骨もグズグズにやわらかくなるのは、
タンパク質が骨を骨の形に支えているからだ。



タコのアラビア語は見つけられなかった。
代わりに、「アラブ人は馬に百の名前をもつ ― ある風説の歴史」
という論文を見つけた。

名前がいくつも有るのはラクダのタコじゃなくて馬だったか。

読んでみると、22ページのうち3ページは前置きであり、
「イヌイットには雪を示す語彙が多数有る、と言うが、そんなの大袈裟」
という話で、
「アラブは馬に百の語」というのも、ヨーロッパ人がよく引き合いに出す
たとえ話に過ぎない、という主旨のようだった。

つまり、主題ではないのである。
なーんだ。



それだったら、日本語は雨を表す言葉がたくさん有るよ、
という話は本当だ、ってことになる。



総称として、ラクダはアラビア語で「ジャマル(Jamal)」と言いますが、
それは8歳以上のオスを指し、6か月までのラクダなら「ハワール」、
1年までのラクダなら「マフルード」というように、
ラクダの年齢や性別などによって、細かく呼び方が分かれているそうです。

と書いてあるページをやっと見つけた。
そうそう、こういうのが欲しかったのよ。
ラクダのタコに関してだけどね!

そしてこのページには、いろいろな雨の語が紹介されていた。
「梅雨」「小ぬか雨」「小雨」「霧雨」「雷雨」「五月雨」「氷雨」
「長雨」「豪雨」「時雨」「春雨」「緑雨」「秋雨」「秋霖」
ですよね。

他にも、通り雨、土砂降り、にわか雨などなど、
いくつも思い付くものだ。



今日のような雨はなんと呼ぶのだろう。

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