犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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急患ぽいものの思い出

2019年02月26日 | からだ
おかげさまで私自身は体調の急変など無く生き続けている。
けれど、同居の者の急変は今までにも数は少ないが有った。

私がちょいとした手元の狂いで、
父の手を鉈(なた。薪を割る刃物。)でブッ叩いた事が有る。
4時前くらいの時間だったか。
家から2㎞ほどの外科に車で行って、その場でちょちょいと縫ってもらった。
頼りになるなあ。



それで思い出したが、私は骨折したのだった。
骨折は仕事中だったが、たまたま現場は家から700mほどと近かった。
CD50(ホンダの実用バイク。50㏄だから原付の扱いだが、クラッチ式。)にまたがって、
折った左足首は使わないように、踵だけでシフトチェンジして、家まで帰った。
それから、家から1㎞ほどの所の整形外科に行った。
前述の外科医の息子さんが、父先生の没後、別の場所で開業していたのだ。

待合室には、ダイビングの用具とオフロードバイクが置いてあって驚いた。
なんだろう、この遊びを大事にしている雰囲気は?
今思えば、そういう風に遊びを大事にするスタンスが、
仕事に余裕を持たせていたのではないか、と思う。
いや、逆か?どちらでもいい。

その余裕のおかげか何か、
高齢の患者さんの長い話もじっくり聞いてくれる、と近所で評判であった。
待合室は、評判のわりには空いている。
階段しか無い二階に有るからか、足の悪い人は寄り付かないのだろう。
っていう所に、足の骨折で行った。
「はい、お大事に~」と送り出され、初めての松葉杖を手に、
階段の上に立って、茫然とした。
引き返して、看護師さんに、どうやって降りれば良いのですか、
と聞いたものだ。

面白い医者だったが、若いうちに閉院してしまった。
遊びに生きることにしたのだろうか。



去年、同居母当時84歳パーキンソン病要介護当時1、が
室内で転倒し、頭から流血した、という事が有った。
すでに夜の8時を回っていたので、救急相談センターに電話して、
夜間に頭部のMRIを撮れる病院を紹介してもらった。
市内の病院はその日、担当医が不在で対応できないとのことで、
西東京市の病院に行くことになった。

電話で伝えておいたよりもずいぶん到着が遅れたが、
本人があまり歩かずに済むように通してくれたり、
車を近くに停めさせてくれたりと、親切だった。
看護師さんたちも気持ち良く、
医師に至っては「けっこう思い切り割ったねー」と傷の大きさを評価した。
「これいいね。」なんて、新しい縫合の器械について
看護師に話しかけている。
実に力の抜けた雰囲気の医師で、おかげでこちらも安心する。
看護師さんやスタッフの対応が良いのも、こういった雰囲気のおかげだろうか。



10年あまり前、同居していた三十代半ばの女性が、腰が痛いと言うので鍼をした。
一時的に楽になるが、どうも痛みがしつこい。
翌日も痛む。
ちょっとおかしいかな、と思ったら、悪寒がすると言う。
これは、と思って、腰を叩いてみると、重たく響くように痛い、と言う。
やばい。
すぐに200mほどのクリニックに電話した。
8時半を過ぎていたが、受け入れてくれると言う。

クリニックに着いて診察台で横になると、
全身がガタガタと大きく震えるのを抑えきれないほどの寒気が来ていた。
腎盂腎炎であった。
「よく来てくれました。ほっといたら危なかった。」
と医師は言ってくれた。
その場ですぐに点滴を打った。

点滴が終わり、帰りのエレベーターはその医師と一緒になった。
とっくに10時近くなっていた。



安心させてくれた医師看護師たちに感謝。

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