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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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自律神経の働き者め

2015年04月21日 | からだ
[あらすじ] アレルギーや自己免疫疾患は、免疫力が弱いからこそそれを補うために
過敏になって症状が起きているのではないか。
免疫力を付けるためには、自律神経の働きを良くすることが必要だ。


自律神経の働きを良くする方法を考える前に、
そもそもヤツら(交感神経・副交感神経)が何をやっているのか、
もう一度おさらいしたい。
それは、ヤツらをのびのびと働かせるためにはどう暮らせば良いのか、
ということのヒントになるからだ。

自律神経は、身体の中で私たちがふだん意識していない働きの多くに
関わっている。
呼吸の速さ、心拍の速さ、体温の高さ、消化活動、などだ。

身体の働きは旧弊だ。
ここ十年の日本の都市生活の影響でいきなり人間の身体が進化するわけはない。
そんなテンポで進化が起きたら、私たちは恐ろしいものを見た心地になるだろう。
SFX映画のネタにでもなりそうだ。
産業革命以後数百年、といった時間の単位でも、進化は起きていない。

人間の身体の働きを見る時に、思い浮かべるのは原始生活だ。
朝は夜の明けるとともに起きて、とりあえずのどを潤しに水辺へ行き、
昼間は命がけで狩りをして動物と戦い、
夜は暗闇の中、ときには寒さにふるえ身を寄せ合って、眠る。

このような暮らしの中で、身体の機能バランスを保とうとして
自律神経の仕組みはできている。

交感神経は、狩りの場面で主に活躍する。
瞳孔は開き、拍動は速まって筋肉に血液を送り、呼吸も大きく速くなる。
副交感神経は、休んでいる間に働く。
瞳孔は縮み、ゆっくりと脈打ち、呼吸はしずかだが、
反対に胃腸の活動は活発になる。

交感神経と副交感神経は、必要な時に活動を高める。
活動の場面にしたがって、どちらかがより優位になって働く。
お互いにバランスを取っているのだが、
片方が強く働いている時に、もう片方が弱まるのかというと、
そうでもなく、
片方が強く働いている時には、もう片方も陰でしっかり働く、
という形でバランスを取っている。

緊張する場面、つまり交感神経が優位に働く場面が続くと、
交感神経も副交感神経も、疲れる。


では、原始時代と比較して、現代の生活はどのように変わっただろうか。
そのことで、自律神経はどんなふうに影響を受けているだろうか。

つづく・・・


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