犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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自宅発掘報告 汚名挽回篇

2018年03月31日 | Do it myself
[あらすじ] 老母がリハビリ施設に入所している間に、家の片付けをする。

端渓の硯を発見した時、友人Hにいち早く報告した。
発掘品が出たよ。

すぐさま、友人はエログッズを思い浮かべたそうだ。
仕方ない。
亡父の部屋からは、秘宝の数々が出て来たものさ。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/9774fefce6701d67ac78a9a273803b7c
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/f5e0240bc7ec8f8d05bc03ffb135ad2b

ただ、こういった物どもは、父の物だ。
今回は、母の父の物である。
母方の祖父はエラい軍人さんだからか何か、
そういったエロい遺品は出て来ない。



そんな秘宝を遺した父が工事した地下室は、ひどい雨漏りがして、
保管していた本の多くがカビてしまった。
しかも、父が作った部分の側に、母の本を置いていた。
とばっちりったらありゃしない。

いくつか、漏れ側の壁添いに有った棚を移動させてあった。
一つはひどくカビている。
全体を清掃し、カビのひどい下の部分を切断した。

低い棚になった。
母はパーキンソン病の影響なのか、腰が曲がっている。
高い棚はどうせ使えない。
低くなってしまった棚は、今後、母が日常使う物を置くために活躍するだろう。



私の知らない、古い戸棚が一つ有った。
持ち上げてみると、とても軽い。
非常に薄い、桐の板でできているようだ。
造りがすばらしい。
金釘を使っていない。
ぴったりの寸法で板が組み合わされ、
必要最少限、木の釘で接いである。

扉の板を開けてみると、中には和綴じの本がたくさん入っていた。

かなりカビている物もある。
虫の喰っている物もある。
しかし、開いて中を見られる物もある。

ざっと見ると、歳時記が多いようだ。
誰か俳句をやったのだろう。

あれこれ見てみると、須山の名前が見えた。
父方の、誰かの物らしい。

明治初期の本も有る。
江戸版本のような物語本も有る。
これは楽しみだ。

まずは、カビ取り作業をしなければならない。
乾燥した日が続く時が良い。

なんて思っていたら、そんな天候になった。
東京の春としてはちょっと珍しいくらい、降らない。
花粉症にはツラいが、本の虫干しには最適だ。

つづく

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