春先に山ほど伐木を貰ったので、
それを薪に作っている。
とっとと薪に作って、きちんと積んでおきたい。
地面の上に山と積んでおくと、
湿ってしまい、茸が生えたり虫が入ったりして
どんどん朽ちてしまう。
朽ちたらスカスカになって、燃料としての値打ちが
無くなっていく。
※
家の西側の外壁沿いに、
簡単な棚を作って薪を積んでいた。
何年も経って、崩れてきている。
崩れかけたところに猫が楽しく跳び乗ったり
跳び移ったりすると、更に崩れる。
重たい薪が崩れると、棚が歪み、
更に崩れる。
という状態だった。
ここに残っている薪を移動させ、
棚を作り直そう。
いや棚くらいじゃ収まらない。
薪小屋と呼べるくらい、幅の有る屋根を持った棚を作らねば。
と思ったところから、
外壁の塗装をしたり、雨樋の修理をしたり、
夾竹桃を伐って根っこを抜いたり、
金木犀を伐ったり。
しているうちに、梅雨に入り、夏になって
台風が来たりして。
その間に、とりあえず
物置の上の屋根を延長させて、
家の東側に雨の掛からない一角を作って、
そこへ薪を移動させた。
貰った伐木もジャンジャン切って、運んだ。
※
刃渡り25cmの小柄なチェーンソーを使っている。
軽いので、木に登って枝を落とす時にも便利だ。
チェーンソーは、刃の付け根を材に当てて切っていく。
チェーンソー自体の重みと梃子の原理とで刃が材に沈んで切れていく。
熱したナイフでバターを切るような感触が理想的だ。
※
たくさん切る作業をしていたので、
手に豆ができてきた。
?
ということは、ずいぶん力を使っている。
意識してみると、
切る時にチェーンソーをグイグイと力を込めて
押し下げていることに気付いた。
いやいや、
熱したナイフでバタ…
こんなに力が要るはずがない。
勝手に切れて勝手に進むはずだ。
つまり、
切れ味が悪くなっている。
それもそうだ。
ずいぶん使っているし、
2,3回、丸太が切れた瞬間に刃先が落ちて敷石に当たってしまったことが有る。
ソーチェーンが傷んでいるだろう。
※
インターネットで検索して調べてみる。
「ソーチェーンの目立てのやり方」といったテーマで
ずいぶん記事や動画が有る。
助かります。
使っているチェーンソーの、ソーチェーンの種類を調べる。
これで、刃を研ぐためのヤスリのサイズが決まる。
あれこれ調べてから気付いたが。
チェーンソー本体の型番のすぐ下に、
ソーチェーンの型番も印刷してあった。
なーんだ。
更に言えば、ソーチェーンそのものに刻印が有って、
メーカー名や型番が分かるようになっている。
ま、そりゃそうだよな。
私がごちゃごちゃ書いても間違いがちなので、
メーカーサイトを見てもらうのが確実だ。
国内のメーカーが努力しているよ。
https://www.sawchain-tonya.jp/choice-guide.html
※
ソーチェーンを真上から見ると、
刃の根の側に斜め30°の線が刻印してある。
この角度に合わせて丸ヤスリで刃を研ぐ。
何でも刃を研ぐ時はそうだと思うが、
一方向にまっすぐやる。
刃がチェーンになっているので、
最初に研ぐ刃にマジックで印を付けておく。
それぞれの刃を、同じだけ研いで一周する。
※
刃物を研ぐことに苦手意識が有る。
今回も、
熱したナイフでバターを切るような感触を
取り戻せた気がしない。
けれど、おがくずがしっかり大きくなったので、
切れている証拠ではある。
今までほったらかしで使い放題だったが、
今後はもう少しこまめに目立てするようにしよう。
切れ味が悪いと、反動で刃が跳ね上がったりする事故にも繋がる。
危ない。
危ないのは怖い。
強い道具ほど丁寧に手入れしませんとね。
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