you tubeでQuizKnockの動画をちょくちょく見る。
東大出身者を中心としたクイズ会社で、
動画には数人が出演している。
中でも河村拓哉という人が私のお気に入りであることは以前も書いた。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/7ab3d6586ec429f28589cc331353d5ca
※
2020年11月7日のQuizKnockの動画は
「東大生ならどっちを取る?究極の2択大激論!」というタイトルだった。
いつものようなクイズとは全く違った内容である。
例えばこうだ。
「ここに、一つのボタンが有ります。
押すと一億円貰えますが、友だちが一生できません。
押しますか?」
こういう”究極の選択”を出されたお題に沿ってそれぞれに考えて、
4人で同時に手元のボタンを押し、押す者 / 押さぬ者が半々になったら
成功!
というゲームである。
※
”究極の選択” という題はいつの頃からか有って、
会話の中でも使う言葉になっている。
どちらとも決め難い問題という意味で
”究極の選択” と言われている。
多くの人がすぐさま思い浮かぶのは
「どっちか食べるなら、ウンコ味のカレーか、カレー味のウンコか」
という命題であろう。
決め難いだろうか。
私は、これは迷う余地が無いと考えている。
私が食うならカレー味のウンコだ。
実質は問わない。
食わねばならないのなら、おいしいほうがいい。
ウンコ味の物なんか、正体がカレーだったとしても食いたくない。
ずっと、そう思ってきた。
しかし、待てよ。
私はウンコを食ったことが無い。
ウンコを食ったことが無いのに、ウンコが不味いものだと決めつけている。
これはいけない。
ウンコに対する偏見も甚だしい。
加えて言うと、この問題では味についてしか言及されていないことが問題だと思う。
カレーかウンコかの選択において重要なのは、味以上に
においではないだろうか。
つまり私は、
ウンコのにおいがするんだったら味がカレーでも食いたくない
と言いたい。
ただ、味覚と嗅覚は密接な関係にあり、
においがウンコで味がカレーという状態が実現するかも疑問である。
風邪で鼻が詰まっていると、物の味がしない。
味覚はずいぶんと嗅覚に頼っているのである。
ということは、においさえウンコなら味もウンコになるのではないか。
じゃあ味がウンコってどんな味なのか。
※
ウンコの色はビリルビンという物質の色で、
胆汁に含まれるものだという。
苦いのである。
※
どれくらい苦いのだろう。
やはり、苦いことよりもにおいのほうが問題になると思う。
※
待て。今日、書きたかったのはこんなことじゃなかった。
※
さて、動画の中で私のご贔屓の河村拓哉さんはこう言った。
「押したら、この世の謎すべてが解けるが、
それを他人に言葉で伝えることができない。」
このボタンを押すか、押さないか。
私だったら迷わずに押す。
この世の謎すべてが解けるということは、
そもそも言語的な理解では及ばない。
言葉で知るのではなく、
直接に直観的に知るのだろう。
その’知’は言葉によってもたらされるものではない。
もとより言葉によらないものなのだから、
他人に言葉で伝えられるわけがない。
それに、たとえ言語化できたとしても、ものすごい情報量で
他人には伝えようもないだろう。
だったら一部分だけを伝えれば良いと思うかもしれないが、
この世の謎すべてはすべてがひと繋がりになっていて
どこがか欠けると成立しなくなってしまうのでバラせない。
だから
※
ボタンを押した途端に
この世の謎すべてが脳に流れ込んで来る。
ものすごい衝撃だろう。
’私’ではなくなってしまうだろうな。
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