交通マナー ほらされシリーズ

[あらすじ] 夜更けの六本木246号線で信号待ちをしていたら、
前の車が急にバックしてきた。


前に停車している車がバックしてきてぶつかる。
ということはとても意外なことのようだが、
実はもう一回経験がある。

家の近所の道で、私は50ccのバイク。
何のためかはまったくわからないが、前の車が急にバックしてきた。
勢いが弱かったから良かったが、
バイクの場合、転倒して、バイクの下に足がはさまり、
そのバイクをさらに車が押してくる、ということになりかねない。

車には家族が乗っていて、運転者は初心らしい若者で、
助手席にはお父さんらしい年配の男性が乗っていた。
全員、とてもすまなそうに慌てていた。

なんでもなかったので、なんでもないと言ったが、
結果論であって、内心、怖かったのは間違い無い。

私は普通車も運転するので、立場が逆だったら、と思うと
ゾッとする。

何か目的があって、交差点内だったり、何かの慌てる状況がある中で、
咄嗟にバックしてしまうことが、自分に無いとも限らない。

運転中は、ちょくちょくルームミラーを見て、
後続車がいないかどうか、確認し続けるようにしている。
追突させないためだ。

とにかく、ギヤを入れ替える前に、目で確認したい。