東京には、新宿末廣亭、池袋演芸場、上野は鈴本演芸場、浅草演芸ホールと
4つの定席がある。
定席というのは10日間、同じ顔ぶれが高座を務める。
落語協会と落語芸術協会が交互に入っているのが現状だ。
私は調布住まいの通いやすさから、もっぱら新宿へ行く。
昨日は落語芸術協会。
ここには、最高齢ツートップがいる。
1925年4月6日生まれの桂米丸と、1925年10月28日生まれの三笑亭笑三だ。
米丸さんも笑三さんも、今も高座をつとめている。
どちらも新作をやる。
人気を博した噺を毎回掛ける。
笑三ともなると、挨拶から枕から噺から袖に引っ込む時の仕草まで、
きれいに型ができている。
いつ見に行っても同じことばかりやるからおもしろくない。
のではなく、こっちも、それが見たくて行く。
「こうして寄席に来てくださるお客様がたの、
ふところと、ご健康と、お身内だけが頼りです。
家にいてテレビを見てりゃあコレ(と指で輪っかをつくる)が出ていかなくて結構、
なんて人ぁ、どうなっても知ったことじゃない。」
という挨拶が聞きたくて、寄席へ行く。
新作はこうやって、古典になっていくのだろう。
今、古典落語と呼んでいる噺だって、そうやってできてきたのだろうから。
この人たちや、円丈や喬太郎が死んだら、どんな作品が後輩たちによって
演じられて、古典落語になっていくだろう。
そんなことを見届けるのも、楽しみのひとつか。
4つの定席がある。
定席というのは10日間、同じ顔ぶれが高座を務める。
落語協会と落語芸術協会が交互に入っているのが現状だ。
私は調布住まいの通いやすさから、もっぱら新宿へ行く。
昨日は落語芸術協会。
ここには、最高齢ツートップがいる。
1925年4月6日生まれの桂米丸と、1925年10月28日生まれの三笑亭笑三だ。
米丸さんも笑三さんも、今も高座をつとめている。
どちらも新作をやる。
人気を博した噺を毎回掛ける。
笑三ともなると、挨拶から枕から噺から袖に引っ込む時の仕草まで、
きれいに型ができている。
いつ見に行っても同じことばかりやるからおもしろくない。
のではなく、こっちも、それが見たくて行く。
「こうして寄席に来てくださるお客様がたの、
ふところと、ご健康と、お身内だけが頼りです。
家にいてテレビを見てりゃあコレ(と指で輪っかをつくる)が出ていかなくて結構、
なんて人ぁ、どうなっても知ったことじゃない。」
という挨拶が聞きたくて、寄席へ行く。
新作はこうやって、古典になっていくのだろう。
今、古典落語と呼んでいる噺だって、そうやってできてきたのだろうから。
この人たちや、円丈や喬太郎が死んだら、どんな作品が後輩たちによって
演じられて、古典落語になっていくだろう。
そんなことを見届けるのも、楽しみのひとつか。
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