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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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わかんないという性

2014年06月16日 | LGB&T
[あらすじ] ブログ上でカムアウトした。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/52070d05edf2677ddafe5136fe54b25a

生物学的には立派な女性だけれど、
性自認は女性でもなければ男性でもなく、それでいて恋愛対象は女性。
なんだってさ、私。

これについて、もうちょいと詳しく説明しなければ、と思いながら、
ややこしいから後回しにしているうちに1ヶ月半も経ってしまった。
やれやれ。



生活している中で、数々の違和感がある。
列挙してみる。

「おねえさん」と声をかけられる。
逆に、「おにいさん」と呼ばれる。
それを言ったら、「おとうさん」と呼ばれることもある。
美人と言われる。(自慢しているわけではない。)
公衆便所で振り返って二度見される。
月経がある。
生理用品の棚でもチラ見される。
太ると特に胸がでかくなる。
着たいと思う服があまり無い。
履きたいと思う靴に合うサイズが無い。
女の名前だ。(暁子と申します。)
女性専用車両でも二度見三度見される。
等々・・・

気にしはじめたらもう間断無く違和感はあるのだが、
本当にきりが無いので、こういうもんだ、と気にしないのが一番だ。

しかし、中高生の頃など、制服をどうして着ていられたのか、
不思議だ。
ある同級生に、「須山は制服着ていてもスカートを履いてる感じがしない」
と言われたことがあるが、そんな感じだったから着ていられたのだろう。

とかく、女性と見られるのは不快感と言ってよいほどの違和感がある。
かと言って男性と見られても、ちと迷惑だ。



どちらかというと、子どもにウケる。
ちょっと私に慣れると、子どもはきっと聞いてくる。
「ねえ、男?女?どっち?」

さて、どっちでしょう??
と聞き返してみる。

「うーん・・・わかんない!」

正解!

「えー、なにそれ!」

そういう人も、いるんだよ。



わかんない。
という存在は、なかなか許されない。
二極的なものほど、どちらかに整理されないと、いけない。
そうやって、社会はととのえられている。
大人の世界は、そうやって仕組みが成り立っている。

そこを、
わかんないもんはわかんない。わかんないままでいいじゃないか。
と言ってしまうと、その上の仕組みが成り立たなくなる。
様々な制度や、設備や、意識が、すべて崩れてしまう。

そういうことまで言わなくとも、大人は
今までの経験で得たいくつかのパターンの中に、ものごとを整理するのが
得意だ。
経験を積む、というのは、そういうことが上手になる、
ということでもあるからだ。

その中でも、男女の見分けなどというのは、かなり早くに身に付くものだろう。
手馴れた見分けなので、さらりとやってのけられる。
ちょいとズレている感じがしても、何かのヒントでどちらかに決める。
それが、私にとっては迷惑千万なのだ。

あれ?どっち?
ってちょっとでも思ったなら、いっそ聞いてくれればいい、と思う。
子どもたちはその点、付き合いやすい。

まあ、大人に、子どものように聞いてくれ、って言うほうが
土台無理な話よね。
すんません。


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