犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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甘みのみの味

2021年03月07日 | たべもののみもの
[きのう] バズるはずの鶏のモモ肉を焼いた画像、カリカリ面裏返しで台無し。
春は苦み、菜花をもらったよ。

「バズる」からの連想で、パズルの話を少しだけするよ。
子どもの頃からパズルが好きだった。
かと言って、小遣いをパズルにつぎ込む、などということは無かった。
他にも興味の有ることはいっぱい有る。

最近、知恵の輪だの孔明パズルだのをちょっと買い集めている。
木製でも安価なものなどが出ているからだ。

中でも「ハナヤマ」というメーカーは素晴らしい。
片っ端から手に入れて解いてみたい。

中でもちょっと異色なのが、写真のパズルである。
「Waiter's Tray」という名前だ。
ワインボトルが並んでいて、その下に盆に見立てた細長い板が入っている。
ボトルには穴ぽこが空いていて、小さな金属の玉が入っている。
これをうまいこと移動させて、板を外せ、というパズルである。



老母88歳はムカシ、大学の教員をやっていた。
学生の中に一人、非常に熱心に慕ってくれる人がいる。
と書くとキレイだが、ちょっと困った人なので困っている。

時々お菓子などを送ってくれる。
ある時、梱包をほどいたら、色々な和菓子が詰め合わせてあった。
どうも、和菓子の詰め合わせを買って送ってくれたのではなく、
色々な和菓子を詰め合わせて送ってくれたようなのだ。

この違いは大きい。

ほぼ全部、
カビていた。

悲しかったよ。
元はおいしそうな饅頭や餅やなにやかやを、捨てるのは。

この時に、この人はちょっとオカシいのだ、と思った。
その後もオカシな行動はあれこれ見られた。
具体的なことは、ちょっとこの場に書くのは憚られる。



さて先日、この人から私宛に郵便が届いた。
母の知人なのに、母が老人ホームに入ったと分かって、
私宛に送ってきたのである。
困る。

レターパックライトの表の品名の欄に
「書類、薬」と書いてある。
ああやだやだ、一体なんなんだ。

開けると、CD屋の袋と茶封筒が入っている。
CD屋の袋は重たい。こちらが「薬」か。
何か”体にいいと評判の食品”か何かを母に送ってきたのだろうか。

茶封筒?
知人同士の手紙に、茶封筒?

手紙をざっと読んだが、イヤなので5行のうち8文字くらいの
笊な飛ばし読み。
意味不明。

後日じっくり読んだが、意味不明なことにはかわり無かった。
じっくり読むと意味不明であることが明確になり、
そこに不快感と粘り着く不安感が生じたので、
飛ばし読みしておくに越したことは無かった。

CD屋の袋には、レトルトのぜんざいが入っていた。

母は非常に甘いものが好きだ。
だから送ってきたのか。
いやしかし宛先は私になっているし、手紙の内容も私に宛てたものだ。

小豆餡は好きだが、こういう市販の食品は買わない。
買わないけれど、もらった時くらい食べてみるか。



地元深大寺のだるま市に出かけた。
露店も、一定の間隔を空けて出ている。
少なめではあるが、人も来ている。

マスクを外して何かを食べながら歩く、なんてなことは
しちゃあいけないらしい。
持って帰って食うか。

餅を売る露店が有った。
そうだ。ぜんざいが有るんだった。
あのぜんざいを食べるために餅を買うか。

餅ももう何年もあまり食べていない。
白米もやめて何年か経つくらいだ。
ただ、完全に絶つ、というのではなく、
こんな時には食べる。

草餅のかたまりの濃い青が旨そうだ。
買って帰る。



仕方ないから食べてみたのだが、
やっぱり「砂糖!!!!!」
の味しかしないくらい、甘い。
食べ終わると舌がビリビリする。

甘い物を一時期はほぼ完全に絶っていた。
その時も、たまに甘い物を食べると舌が刺激に負けてピリピリした。

今は適当に甘い物も食べる。
それにしても、この手の商品は甘過ぎる。
小豆の味も隠れてしまう。

試しに塩をひとつまみ足してみたが、無駄だった。
試しに塩をじゃんじゃん足してみたら、旨くなってきた。
そういうものか。



近所の幼なじみMが来た時に、件のレターパックの表書きを見せた。
「これ、薬じゃないよ。菓だよ。」

菓???
おお、本当だ。
よーーくよくよく見れば、菓だ。
菓子の菓だ。

しかし、菓って言わないだろ。
「菓」って走り書きしてあってパッと見て「菓」とは読めないわ。



餅は、よもぎたっぷりで、
香りもするし繊維もたまに有るし苦みも感じた。
旨いものだった。
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