犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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紫花菜

2021年03月08日 | たべもののみもの
[おととい] バズるはずの鶏のモモ肉を焼いた画像、カリカリ面裏返しで台無し。
春は苦み、菜花をもらったよ。
[きのう] 「バズる」からの連想で、パズルの話を少しだけしたよ。
草餅も苦みを感じたよ。

バズるはずの鶏のモモ肉をまた焼いて食べた。
今度は間違いなく、旨そうな色の面を表にして写真を撮ったさ。

で、「バズる」からの連想で左に置いたパズルは、
素晴らしいパズルメーカー「ハナヤマ」の
「はずる」シリーズの一つだ。

はずすパズルである。
ずっしりとした金属でできている。

サイコロ型の物に、矢羽根の付いた五角形が刺さっていて、
あちゃこちゃ回して移動していくと、はずれる。

「はずせる」と言いたいところだが、
観察して頭を使ってやっても、なかなかうまく行かず、
なーんも考えないで適当~にやってみたら
ものの数分ではずれた。
まぐれ様。

これをまた刺して、所定の位置に持って行くのが次の課題なのである。
またなんも考えないでやってみることにする。

つづく



前回は、友人Mからもらった菜の花を卵と炒った。

家から1㎞あまりの所を流れる川の岸には、
菜の花が咲く。
川べりを歩くと、その花のニオイにオエッとなるくらい、咲く。

花の咲く前、若い芽を食べることができるが、
かなり苦い。
相当苦い。
苦くて旨いのを通り越して苦い。

大体のアブラナ科の草の若葉は食べられるだろ、と思っている。
あれ?
そう言えば、自分ちの庭にも生えるじゃないか。

毎年、アホほどに紫の花が咲く。
数年前、中学の時の同級生の家に遊びに行ったら、
同じ花がやっぱりアホほど咲いていた。
お母さんに聞いたら「ムラサキダイコン」だと言う。

そうだ。
ムラサキダイコンが今年も庭に生えてきている。
あれが食べられるんじゃないか。

ちょっと待てよ。
世の母親族に植物の名前を訊ねて、正確な答えが返ってきたことが有ったろうか。
ちったぁ有ったかもしれないが、疑ってかかるに越したこたぁない手合いだ。



「ムラサキダイコン」で検索すると、
思えば当たり前なんだが、紫色の大根が出てくる。
そらそうだ。
「ムラサキ 花 ダイコン」と、花を挟んでみると、見憶えの有る花の画像が出る。

名前はと言うと、これがえらいことで。
大紫羅欄花 オオアラセイトウ
花大根 ハナダイコン
紫花菜 ムラサキハナナ
諸葛菜 ショカツサイ
紫禁菜 シキンサイ

と、色々出てくるが、やっぱり「ムラサキダイコン」は出てこない。
私の「母親族の言う植物の名前は間違っている」という持論はここに強化された。



そして「アブラナ科特有の苦みは有るが若葉は食べられる」と紹介されている。
やっぱりな。

諸葛菜の名は、食べられるし成長が速いので、
名将諸葛孔明が戦に行った先で育てて食糧にした、という逸話が有るからということだ。
史実かどうか分からないが、母親族よりは信用できそうだ。

なぜ今まで食べようと思い付かなかったのだろう。
あんまり生えてくるから、去年は見付けたらせっせと引っこ抜いたので、
今年はずいぶん減った。
もしかして、もったいないことをしたんじゃないか。

さっそく庭に出て、摘む。
摘んでいて分かった。
花が紫で、茎も紫で、なんとなく食欲をそそらないのである。
「若葉のやわらかい色がおいしそう♪」
という気持ちになれない。
食べることを今まで思い付かなかったのも頷ける。

しかし、摘み心地はやわらかい。
かなり大きい葉もやわらかい。
折った口を嗅いでみても、くさみも無い。
これはもしや、そこいらのアブラナよりも食べやすいのではないか。



鶏モモはカリカリに焼いた。
例によってスキレット代わりのすき焼き鍋だ。

左のがオオアラセイトウだが、
炒めたら緑が濃くなり、紫がかった色はあまり目立たなくなった。
いける。

食べると、なんでもない。
特別な味がしない。
苦みはもちろん無い。

もう少し遅い時期になると食べ心地が変わってくるのかもしれないが、
これは大いに食べられる。
あーあ。去年あんなに引っこ抜くんじゃなかった。

今年は残りの花は食べずにおいて、来年のための種となって殖えてもらおう。



んで、
「オオアラセイトウ」ってなんのこっちゃ。
「大紫羅欄花」という漢字からも「オオアラセイトウ」とは読めない。
あらせいとう?
意味不明である。

調べてみると、
「あらせいとうの意味は不明。」
という記事が有った。

なんかこじ付けられるよりは受け入れやすいです。
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