犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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コンガ者

2015年07月11日 | なりもの
10年くらい前、オーケストラの金管と打楽器セクションによるアンサンブルのため、
演歌を編曲した。
キューバ音楽ふうにアレンジした。

マンボとかルンバとかワワンコーとかいったリズム。
打楽器の生徒たちは、今まで使ったことの無い楽器で、
やったことの無いリズムを練習した。
その際、ティンバレスを買った。

コンガやクラベスと一緒に基本のリズムを刻むが、
なんたってティンバレスは花形だからだ。

当時は今ほどyou tubeが発展していなかったので、
たくさんのCDを探して買って聴いた。
『キューバ音楽』という本を読んで勉強した。

ティンバレスのリズムパターンは面白い。
1小節で1つのパターンなのだが、これが鏡像になっている。
つまり、3、4拍目は、1、2拍目のリズムを裏返したものなのだ。

16分音符で、
カンカンカカンカカンカカンカンカ
となる。
なんとも構造的で、しかし心地よいリズムだ。

生徒に教えることができるように、自分も練習した。
コンガはもう少し難しかった。
皮を打つ手の使い方が何種類かあって、それによって音色を使い分けるのだ。
特に、左手で皮をミュートしながら右手にスナップを利かして出す、
カン!というアクセントをきれいに鳴らすのは練習が要った。

それでも、学校にコンガが有ったのはラッキーだった。

後々、せっかくちょっと叩けるようになったコンガが欲しくてたまらなくなった。
が、安いもんじゃない。
どうせなら人工のファイバー製の物じゃなく、木製のコンガがいい。
板で四角いコンガを作る、という方法もあった。
中米の奴隷たちは箱を叩いたのだろう。

そんな、十年来欲しかったコンガを、買った。
ちょいとチャンスが到来したのだ。

「なんに使うの?」と友だちに聞かれた。
そんなことも考えずに買った。

しかし、持っていればアイディアは湧く。
今まで、使いたくても持っていないから考えずにきただけだ。

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