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LGBT用語集 TGの一例篇

2015年11月23日 | LGB&T
[あらすじ] LGBTとは、4つの英語の頭文字だ。
Lesbian:レズビアン:女性の同性愛者、
Gay:ゲイ:男性の同性愛者、
Bisexual:バイセクシュアル:両性愛者、
Transgender:トランスジェンダー:性同一性障害など、性別を越境するひと。

TはトランスのTだが、TG:トランスジェンダー以外にも、
TS:トランスセクシュアル(異性になりたいひと、なったひと)や
TV:トランスヴェスタイトのひともいる。


さてTG:トランスジェンダーの女性にお話を伺いましょう。
彼女の名前は×山A子さん。
あれ?どうしたんですか?A子さん?
なんかすごく機嫌悪そう・・・



男女の文化的性差をいくつか挙げて見た。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/eb86f7505022611d36af6da95853f9e7

このリストで、私がどう当てはまるか、見てみよう。
男は           女は

○化粧しない       化粧する
○スカートをはかない   スカートをはく
○ハイヒールをはかない  ハイヒールをはく
○ブラジャーをしない   ブラジャーをする
○ズボンをはく      ○ズボンをはく
○青系の服が多い     ○赤系の服が多い
○アクセサリーはつけない ○アクセサリーをつける
俺・僕・私・自分     わたし・あたし・うち・私   わたし
おまえ          ○あなた
~よ・~ぞ・~ぜ     ○~よ・~ぞ・~わ
○髪が短い        ○髪が長い
股を広げて座る・立つ   △足を揃えて座る・立つ     

男女どちらでもない感じが少しでも見えてくるだろうか。



英語のトランスtrans-というのは、単語の前にくっつく接頭辞と言って、
「越えて、横切って、貫いて、通って、完全に、他の側へ、別の状態・場所へ」
といった意味を加えるものだ。

portとは港という意味から始まって、荷物を積み下ろしする場所のことだが、
この前にtrans-を付けてtransportとなると、輸送という意味になる。
某運送会社のトラックにも、この語が大きく書いてある。

transgenderは、一方の性から他方の性へ越境することを意味するわけだ。
ただ、どこまで移動するかという度合いが、実に個人々々で様々なのだ。

身体的には女性として産まれているが、衣服や髪型や、言葉遣いや立ち居振る舞いなど
ほとんど男性のようにするひともいる。
周囲から見ると、童顔で小柄の男性にも見える。
女子トイレに入ると通報される。

私のようなレベルだと、ギリギリ女子トイレに入れる。
最近は髪を伸ばしているので、通りが良い。
その一点で周囲の目は変わる。
それくらい、ひとつひとつのサインは効力があるようだ。



ひとつのサインが男女どちらであるか、ということで、
トランス度合いは様々だ。
トランスすると言っても、男から女へ、あるいは女から男へ、
ピョンと移るというようなものではない。
男と女の間に、広い広い中間地域がある。

性別は、男女の二色ではなく、グラデーションだ、という表現をよくする。

男か女にはっきり塗り分けられないものは、否定されてきた。
しかし、中間色があって境目ははっきりせず、にじんでいるものだ、
と考えると、いろいろなことが楽になる。寛容になる。



TGの中には、身体的な性も変えたいというひともいる。
それは身体的な性つまり英語ではsexを変えたいのだから、私はこれは
TS:トランスセクシュアルと呼んで区別したほうがいいと考えている。
ただ、その境目もとても微妙だ。

次回はTSの説明をして、その後、
微妙なTSの例として、また×山A子さんのお話を伺う機会があるでしょう…。

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