テレビはちっとも見ない。
一方で、インターネットの動画サイトで気になるものを探して、それだけを見ている。
テレビをだらだら見て過ごす、あのいやな時間が無くなって、せいせいしている。
友人Kに教えてもらって以来、『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
というテレビ番組を楽しみに見ている。
上記のような見方だと、誰かが動画を投稿してくれないと、番組は見られない。
それでも、ある時にふっと見つけられたりするものだ。
学校コントのようなセットである。
生徒たちは教科書という名の台本をめくり、
先生の話をワイワイ言いながら聞く。
教壇に登るのは、今までになんらかのしくじりを犯した有名人だ。
それは、人間関係だったり、金銭問題だったり、
芸能人としての設定という名の嘘だったりする。
半生を振り返り、時には涙しながら赤裸々に自らを語る。
たまに反省点が直っていない先生もいる。
そんな時はいやなものを見た気持ちになる。
しかしたいていは誰にもありがちなあやまちでもあり、
共感をおぼえることが多い。
自分が反省できないような事も、先生がしっかり反省しているのを見ると、
何か人生というものに希望が持てるような気がしてくる。
寝っ転がって屁ぇこきながら見て、希望もないか。
※
TMネットワークの木根尚登先生の回を見たいと思っていたら、
ひょっこりと動画が見つかった。
ギターを弾けないのに弾いているふりをしていた先生、ということだ。
木根先生は、エアギタリストとしてのごまかし技術の数々を
惜しみなく紹介する。
ボーカル宇都宮、作り手の小室というメンバーの中で、
キーボーディストだった自分がなぜギターを弾けるふりをする役になっていったか、
事の次第を語る。
嘘をつき続けてきた心境を「地獄」と表現する。
30年間ギターを弾けるふりの練習をしてきたが、ここに至って木根先生は遂に
ギターを弾く練習をしている。
何度か、本当に弾く練習をしようとしたことは有ったようだが、
難しくて諦めていたのだ。
しかしその入り口の困難さを、今回は越えたようだ。
50代後半に至って、まことに遅咲きの伸び盛りを迎えているという。
練習が楽しくてしょうがない、と言う。
地獄を語り、それを克服するには努力しか無い、と堅い話をしているが、
番組全編にやわらかく楽しい雰囲気が満ちている。
木根先生の人柄か。
このムードこそ、TMネットワークがデビューするにあたって
「木根やることない」となった時にも、切られなかった所以かもしれない。
※
中高生の頃、調布っ子の私はファンの子に向かって
「TMネットワークのTMって多摩だろ、だっせー」と言ったものだ。
公式には「タイムマシーン」だということになっているらしい。
実はこれが図星だったということが、番組を見てわかった。
多摩出身のバンドだからと小室が付けて、デビュー時にもこだわった名前なのだそうな。
私も、バンドをやるなら「多摩」をバンド名の頭に付けたいと考えていた。
「東京」と付くグループはいろいろある。
でも東京郊外の多摩というところにこだわりたいと思った。
しかし「多摩ネットワーク」じゃあやっぱりバンド名には見えない。
消費者相談か何かやってる第三セクターかなと思う。
一方で、インターネットの動画サイトで気になるものを探して、それだけを見ている。
テレビをだらだら見て過ごす、あのいやな時間が無くなって、せいせいしている。
友人Kに教えてもらって以来、『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
というテレビ番組を楽しみに見ている。
上記のような見方だと、誰かが動画を投稿してくれないと、番組は見られない。
それでも、ある時にふっと見つけられたりするものだ。
学校コントのようなセットである。
生徒たちは教科書という名の台本をめくり、
先生の話をワイワイ言いながら聞く。
教壇に登るのは、今までになんらかのしくじりを犯した有名人だ。
それは、人間関係だったり、金銭問題だったり、
芸能人としての設定という名の嘘だったりする。
半生を振り返り、時には涙しながら赤裸々に自らを語る。
たまに反省点が直っていない先生もいる。
そんな時はいやなものを見た気持ちになる。
しかしたいていは誰にもありがちなあやまちでもあり、
共感をおぼえることが多い。
自分が反省できないような事も、先生がしっかり反省しているのを見ると、
何か人生というものに希望が持てるような気がしてくる。
寝っ転がって屁ぇこきながら見て、希望もないか。
※
TMネットワークの木根尚登先生の回を見たいと思っていたら、
ひょっこりと動画が見つかった。
ギターを弾けないのに弾いているふりをしていた先生、ということだ。
木根先生は、エアギタリストとしてのごまかし技術の数々を
惜しみなく紹介する。
ボーカル宇都宮、作り手の小室というメンバーの中で、
キーボーディストだった自分がなぜギターを弾けるふりをする役になっていったか、
事の次第を語る。
嘘をつき続けてきた心境を「地獄」と表現する。
30年間ギターを弾けるふりの練習をしてきたが、ここに至って木根先生は遂に
ギターを弾く練習をしている。
何度か、本当に弾く練習をしようとしたことは有ったようだが、
難しくて諦めていたのだ。
しかしその入り口の困難さを、今回は越えたようだ。
50代後半に至って、まことに遅咲きの伸び盛りを迎えているという。
練習が楽しくてしょうがない、と言う。
地獄を語り、それを克服するには努力しか無い、と堅い話をしているが、
番組全編にやわらかく楽しい雰囲気が満ちている。
木根先生の人柄か。
このムードこそ、TMネットワークがデビューするにあたって
「木根やることない」となった時にも、切られなかった所以かもしれない。
※
中高生の頃、調布っ子の私はファンの子に向かって
「TMネットワークのTMって多摩だろ、だっせー」と言ったものだ。
公式には「タイムマシーン」だということになっているらしい。
実はこれが図星だったということが、番組を見てわかった。
多摩出身のバンドだからと小室が付けて、デビュー時にもこだわった名前なのだそうな。
私も、バンドをやるなら「多摩」をバンド名の頭に付けたいと考えていた。
「東京」と付くグループはいろいろある。
でも東京郊外の多摩というところにこだわりたいと思った。
しかし「多摩ネットワーク」じゃあやっぱりバンド名には見えない。
消費者相談か何かやってる第三セクターかなと思う。
弾けるんじゃ面白くないからと言われて番組側からあんな内容にされたそうです。
サポートギタリストの技との違いを強調したってところでしょうか。
テレビ番組なので、そういう見せ方だろうとは思います。
あの番組を見た時に受ける気分が、他の回とずいぶん違った、というのが一番の印象です。