犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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タイルを割る

2020年04月06日 | Do it myself
[あらすじ] 台所の水栓(推定1994年製)を取り換える。
壁付・シングルレバー・シャワーホース付き混合水栓。
今までの水栓のソケットとタイルの隙間にコーキングしてあったのは
剥がし剤をスプレーしてきれいに取ることができた。

ほんの数時間の作業の事を、
何日にも分けてネチネチと書いているよ。



ソケットを回して、配管から取り外そうとしたが、
根元に座金という直径5㎝ほどの皿が付いている。
その上からタイルをかぶせて固定してあるのだ。

タイルを割らなければ、古いソケットが外せない。
最悪の場合、このままこのソケットを使うか。
いや、ソケットと配管の継ぎ目のネジには、シールテープという物を巻いてある。
ソケットを緩める方向に回すと、シールテープを損傷して、漏水してしまう。
今はもう、ソケットをだいぶ緩めた後だ。
外すしか無い。割るしか無い。



タイルはコの字形に溝を切ってあり、
その開いた部分をまた欠片のタイルで塞いである。
塞いである小さい部分がまず外しやすそうだ。

目地の部分にマイナスドライバーの先を当てがい、
ドライバーの尻を金槌でぶっ叩く。
なんとなく手応えが有ったような気がしなくもない。

隙間にドライバーを入れて力をかけてみると、
塞いだ小さいタイルがもやもやと動く。
どうせ小さい部分だ。
めんどくせえ、割っちまえ。

タイルを直接金槌で叩いて割り、
ラジオペンチで挟んでグイと外した。

コの字の隙間は開いたが、
その溝から座金は出なかった。
ソケットにぴったりの穴をきれいに丸く切ってある。
そして隙間をコーキングしたことがよく分かる。



もっと穴を広げなければならない。
タイルの穴側を叩いて割るか。

ちょっとやってみたら、案の定、亀裂が走ってしまった。
あまりやると、取返しのつかないことになる。

ディスクグラインダーに、コンクリートや煉瓦やタイルを切るための砥石を取り付けた。
ちょいと穴を広げるような位置を切っていく。
もうもうと白い粉の煙が上がり、独特の焦げたニオイがする。

慌てて窓を開ける。
煮物の入った鍋に蓋をする。
あとは・・・いいや。

グラインダーで完全に切るまでやったら、粉塵がえらいことになりそうだ。
適当に溝が切れたら、今度はその溝にマイナスドライバーを当てがって、
尻を叩く。
タイルは溝のところで割れていく。

こうして、タイル壁の中から座金を取り出すことができた。



以上の話は右の水側のことで、
写真は左の湯側である。
こちらはタイルと座金の位置関係が右とちょっと違ったので、
コの字に開けた部分を塞いだタイルは割らず、
コの字を広げるようにグラインダーで溝を切って、割り広げた。

中の座金が見えているが、コの字に引っ掛かる。
ラジオペンチでつまんで角度を付けたら取り出すことができた。

右斜め上に伸びているのは、ソケットを付けていたコーキング剤で、
これは前に書いたようにディゾルビットできれいに落とせた。
黒っぽいのはグラインダーを使った時に出た煤。
穴から出ている繊維は、古いシールテープの残骸である。



座金を取り出してみると、壁の中の様子がやっと見えるようになった。
なるほど、壁本体はちょっと奥まっていて、その上に支えの木材が有り、
その上にタイルを貼っているわけだ。

水道の配管は、奥の壁本体のところまで出ている。
だから、壁本体に座金は密着していたわけだ。



さて、新しい水栓を取り付けよう。

肝腎要はシールテープである。
ソケットの根元のネジ部分に、シールテープを巻く。
これが、配管との隙間を密着させ、漏水を防ぐのだ。

シールテープを巻くには、いくつかのコツが有る。
今回、私は相当この作業に慣れた。
というのも、この後、何度も巻き直したり、2ヶ所じゃ済まなくなったりしたからだ。
なぜなら・・・

つづく
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