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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

殿下に寄せて

2016年04月23日 | 日々
3時過ぎに友達からメッセージが入る。
私がもう起き出してもいい頃だと知っているのだ。
まだ昨日のつづきで起きている仲間もいるような時間だが、
4月ともなると、私の目は4時台に醒める。



facebookというSNSを私もやっている。
古いバンド仲間の投稿をよく見る。
著名なミュージシャンが亡くなると、投稿が増える。

facebookという場のせいか、R.I.P.と書く人が多い。
rest in peace。安らかに眠れ。
欧米キリスト教世界の言葉だな。

冥福を祈ります。と書く人ももちろん多い。
中国由来で、仏教や道教の世界の言葉だ。
ちょっと調べると、キリスト教や浄土真宗では「冥福を祈ります」と
使ってはいけない、とされている。

死後のゆくえに関する考え方が、宗教によって異なるからだろう。

死後のことでとやかく言うのもヘンな話だ。
ここは率直に、「死を悼みます」とかなんとか言っときゃいいんじゃないだろうか。
生きている私たちが、のこされた私たちが、
死んじゃったあの人がいなくなったことが悲しい。
それが一番言いたいことなんじゃないだろうか。

まあそれでも、死んだ人の死後のことが気になると言うなら、
自分の信仰に従った言葉を使えばいい。
信仰が無いならば、自分の感覚に従って表現したほうがいい。
どこかの宗教の概念が入った言葉を安易に使うのは、
信仰に対しての意識の低さが見える。

魂を信じるなら、「○○さんの魂が安らかでありますように」とか。
浄土を信じるなら、「阿弥陀さまのお導きがありますように」とか。
輪廻転生を信じるなら、「また会いましょう」とか。
あまりに心細いなら、「すぐそばに行くよ」とか…。
いろいろあるだろう。



会ったこともない有名人の死を「悲し」むという感覚が、
実は、私にはちょっとわからない。
あの人の作る音楽がもう聴けないのか、というさびしさは、わかる。



ジェイムス・ブラウンは死んでしまって。
スライ・ストーンはどこかに蟄居していて。
ジョージ・クリントンは長生きしそうだけど。

現役で、温故知新と言える、泥臭さも新鮮さも備えたファンクを
やってくれるのがプリンスだ。った。

自己管理もちゃんとしてそうなイメージだし、
まさか急死するとは思ってもいなかった。
肺がんであるというバーニー・ウォーレルの訃報だったら、
こんな例にあげちゃ失礼だけど、きっとこんなふうには驚かなかったはずだ。
心の準備ができていなかった。



こうなると、復帰したディアンジェロの活躍がますます期待されますなあ。


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