自宅の前は、幅が1間も無い砂利道だ。
住宅の敷地は、4m以上の幅の有る道に、2m以上の間口をもって接するべし、と
建築基準法に定められている。
災害時の避難経路としてだとか、消防車や救急車が接することができるようにとか、
そういった目的である。
そのような条件に当てはまらない敷地には、家を建てることができない。
つまり、我が家は建て替えができない。
一部分のリフォームで繋いでいくしかないのだ。
道路の中心線から2mのところまで空けて家を建てておき、
つまり、なんなら4m幅の道に改造できる余地を残しておけば、
まあそのうち4m幅の道にできるような道、という扱いをしてもらえる。
そんな狭い道を挟んだ向かい側は、長い間、ほぼ空き地のような植木畑だったが、
数年前に売られて宅地になった。
これが、けっこうギリギリに家を建てた。
中心から2mまでセットバック、なんてことはしていない。
自宅前の道が4m幅になることは、もう、無いだろう。
※
家を建てられないこの土地は売れない。
構わない。
家を建て替えるつもりも無い。
私と一緒に死んでいく家と土地だと思っている。
4m道路に接していない分、地価は安く見積もられる。
それでいい。
※
建売の家にはどこも、子どものいる家族が移り住んできた。
農地ばかりで森閑としていた近隣が、急に賑やかになった。
構わない。
※
砂利道に、雑草が生える。
構わない。
時々、草取りをする。
構わない。
※
狭くなった砂利道の向かい側の住人が、草取りをしない。
えっ。
昨年だったか一昨年だったか、立ち話をする中、
「除草剤を撒こうかと」と言うので、
えっ
が思わず声に出た。
えっ、たったこれだけの範囲で?
と思ったのだ。
その家の塀が道に面しているのは、5,6メートルだ。
我が家の桜の日陰になっているので、草も多くはない。
取っても10分で済むだろう。
お向いさんが犬好きなのを知っていたので、
ウチの犬が草を食う習慣が有るので、ちょっと・・・モゴモゴ
などと言ってみたら、
除草剤は使わないでくれた。
そのかわり、草取りもしなかった。
えっ。
※
今年も雑草が生えている。
ウチの両隣の、以前からの住人は、きちんと草取りをしている。
ウチは、いい加減に生えている。
いけないなあ。
ウチのお隣さんが草取りをしてくれたので、
その部分の砂利を均した。
そこは、雨が降るといつも大きな水溜まりができて、歩きにくいのだ。
砂利は、人やバイクが通ると、弾けて道のわきに飛ぶ。
道の中央がどうしてもくぼんでしまう。
だから、たまに砂利を均す必要が有るが、
わきに雑草が生えているとどうもやりにくい。
お隣さんが草取りをしてくれたから、すかさず作業した。
すると、日をあけずにそのお向いさんが草取りをしてくれた。
すばらしい。
私は、そちら側からも砂利を均した。
しばらくは粗い砂利で歩きにくいが、
2,3度も雨が降れば、なじむ。
※
と言っているのは、砂利道の中でも、お隣さんのエリアだ。
自分の家の前はまだほったらかしのボーボーである。
いけない。
長さも草の量も有る。
友人から小さめで頑丈なレーキを借りてきて、カリカリと刈り取る。
ついでに土砂を道の真ん中へ出す。
※
反対側のお隣さんもきれいに草取りしている。
範囲は短い、というのも有る。
そのお向いさんは、やっぱり草取りをしない。
そもそも、この砂利道を使うのは、私と、
そのお向いさんの家の小学生のSちゃんくらいなものだ。
自分の家の前がボーボーでありながら、新しい住人たちが草取りしないことに
文句も言ってられない。
カリカリ。
※
ウチのお向いさんの柵に蔓性の雑草が何種類か絡んでいたのが、スッキリ取れている。
おお、ついに草取りをしたか。
と思ったが、
よく見ると、
柵に絡んだ部分を外して、道に落としてあるだけだった。
蔓が絡んでいるのを外しただけで、抜いてはいないのだ。
えっ。
そこまで草取りしたくないのか。
家の中から見て、雑草が見えなくなれば良いのか。
なんちゅうじこちゅう
ちょっと、関わりあいになりたくなくなってきた。
※
動詞の連用形を名詞として使う、という用法が有る。
草取りという言葉もその一つだ。
取ります。の取りを名詞とする。
草を取ることを、草取りと言う。
取らない。という未然形を名詞として使ってみようじゃないか。
草を取らないことは、草取ら、と言う。
※
自分の家の前と、そのお向いの分の草取りをして、
土砂を掻いて、道を均した。
誰かに不満を抱くより、きれいにしたほうが気分がいい。
それにしても労働だが。
ああ、あれだ、なんて言ったっけ、
トンボ。
トンボという道具だ。
土を均すのに便利なのは。
砂利道を固めるには、あれだ、星飛雄馬が引くやつ、重い
コンダラ。
あれが有ればなあ。
いや、無くていい。
通る人車が踏み固めてくれ。
住宅の敷地は、4m以上の幅の有る道に、2m以上の間口をもって接するべし、と
建築基準法に定められている。
災害時の避難経路としてだとか、消防車や救急車が接することができるようにとか、
そういった目的である。
そのような条件に当てはまらない敷地には、家を建てることができない。
つまり、我が家は建て替えができない。
一部分のリフォームで繋いでいくしかないのだ。
道路の中心線から2mのところまで空けて家を建てておき、
つまり、なんなら4m幅の道に改造できる余地を残しておけば、
まあそのうち4m幅の道にできるような道、という扱いをしてもらえる。
そんな狭い道を挟んだ向かい側は、長い間、ほぼ空き地のような植木畑だったが、
数年前に売られて宅地になった。
これが、けっこうギリギリに家を建てた。
中心から2mまでセットバック、なんてことはしていない。
自宅前の道が4m幅になることは、もう、無いだろう。
※
家を建てられないこの土地は売れない。
構わない。
家を建て替えるつもりも無い。
私と一緒に死んでいく家と土地だと思っている。
4m道路に接していない分、地価は安く見積もられる。
それでいい。
※
建売の家にはどこも、子どものいる家族が移り住んできた。
農地ばかりで森閑としていた近隣が、急に賑やかになった。
構わない。
※
砂利道に、雑草が生える。
構わない。
時々、草取りをする。
構わない。
※
狭くなった砂利道の向かい側の住人が、草取りをしない。
えっ。
昨年だったか一昨年だったか、立ち話をする中、
「除草剤を撒こうかと」と言うので、
えっ
が思わず声に出た。
えっ、たったこれだけの範囲で?
と思ったのだ。
その家の塀が道に面しているのは、5,6メートルだ。
我が家の桜の日陰になっているので、草も多くはない。
取っても10分で済むだろう。
お向いさんが犬好きなのを知っていたので、
ウチの犬が草を食う習慣が有るので、ちょっと・・・モゴモゴ
などと言ってみたら、
除草剤は使わないでくれた。
そのかわり、草取りもしなかった。
えっ。
※
今年も雑草が生えている。
ウチの両隣の、以前からの住人は、きちんと草取りをしている。
ウチは、いい加減に生えている。
いけないなあ。
ウチのお隣さんが草取りをしてくれたので、
その部分の砂利を均した。
そこは、雨が降るといつも大きな水溜まりができて、歩きにくいのだ。
砂利は、人やバイクが通ると、弾けて道のわきに飛ぶ。
道の中央がどうしてもくぼんでしまう。
だから、たまに砂利を均す必要が有るが、
わきに雑草が生えているとどうもやりにくい。
お隣さんが草取りをしてくれたから、すかさず作業した。
すると、日をあけずにそのお向いさんが草取りをしてくれた。
すばらしい。
私は、そちら側からも砂利を均した。
しばらくは粗い砂利で歩きにくいが、
2,3度も雨が降れば、なじむ。
※
と言っているのは、砂利道の中でも、お隣さんのエリアだ。
自分の家の前はまだほったらかしのボーボーである。
いけない。
長さも草の量も有る。
友人から小さめで頑丈なレーキを借りてきて、カリカリと刈り取る。
ついでに土砂を道の真ん中へ出す。
※
反対側のお隣さんもきれいに草取りしている。
範囲は短い、というのも有る。
そのお向いさんは、やっぱり草取りをしない。
そもそも、この砂利道を使うのは、私と、
そのお向いさんの家の小学生のSちゃんくらいなものだ。
自分の家の前がボーボーでありながら、新しい住人たちが草取りしないことに
文句も言ってられない。
カリカリ。
※
ウチのお向いさんの柵に蔓性の雑草が何種類か絡んでいたのが、スッキリ取れている。
おお、ついに草取りをしたか。
と思ったが、
よく見ると、
柵に絡んだ部分を外して、道に落としてあるだけだった。
蔓が絡んでいるのを外しただけで、抜いてはいないのだ。
えっ。
そこまで草取りしたくないのか。
家の中から見て、雑草が見えなくなれば良いのか。
なんちゅうじこちゅう
ちょっと、関わりあいになりたくなくなってきた。
※
動詞の連用形を名詞として使う、という用法が有る。
草取りという言葉もその一つだ。
取ります。の取りを名詞とする。
草を取ることを、草取りと言う。
取らない。という未然形を名詞として使ってみようじゃないか。
草を取らないことは、草取ら、と言う。
※
自分の家の前と、そのお向いの分の草取りをして、
土砂を掻いて、道を均した。
誰かに不満を抱くより、きれいにしたほうが気分がいい。
それにしても労働だが。
ああ、あれだ、なんて言ったっけ、
トンボ。
トンボという道具だ。
土を均すのに便利なのは。
砂利道を固めるには、あれだ、星飛雄馬が引くやつ、重い
コンダラ。
あれが有ればなあ。
いや、無くていい。
通る人車が踏み固めてくれ。
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