[あらすじ] 鬱的あるある。
やる気出ない、動けない、眠い、眠れない、集中力無い、持久力無い、
食べても味しない、希望無い、現実感無い、消えてしまいたい、どうしようもない。
今日は本の紹介に徹しようと思う。
私が泥沼から脱け出す大きな助けになった本だ。
本を買う時、私は「まえがき」と「目次」と「あとがき」を読む。
著者がその本を書いた心(思い・意味・目的)が伝わるからだ。
「まえがき」だけで大体、著者と気が合うかわかる。
「目次」を読むと、何をどう伝えたいかわかる。
「あとがき」には、著者のこの本への思いが見える。全てを盛り込むことが
できたのか、書き足りないことがあるのか、等々。
さて、高田は「はじめに」の中で、この本の核心になることを
すでに書いている。
〈現在うつ症状に悩む人は、苦しい毎日を送っているに違いありません。
自殺を考えている人もいるでしょう。でも、ちょっと考えてみてください。
他人はあなたを惨めにはできないのです。惨めにしているのはあなた自身です。
なぜなら、相手の行為、態度、意見を判断しているのはあなた自身、
それによって自分を傷つける感情が生まれるからです。同時に
自分が嫌いだという自己嫌悪の感情も他人には作り出せません。
あなた自身がそれを作り出しているのです。そのような感情を生むのも
生まないのも、あなたの考え方によっています。あなたのゆがめられた考え方が
うつを招く引き金となるのです。〉
ここで納得して実践できればもう治ってしまう、凝縮された「はじめに」だ。
「目次」を見てみよう。
内容は3章で構成してある。
第1章は「うつ病って何?」として、19の疑問に答える形で
うつ病の特性を浮き彫りにしていっている。
うつの症状にはどのようなものがあるの?
うつは遺伝が原因なの?
うつは脳に異常があるの?
うつに環境の影響はあるの?
うつ病に男女差はあるの?
うつ病の治療法にはどんなものがあるの?
うつは繰り返し起こるの?
うつになるとなぜ眠れないの?
などである。
ここで、うつ病は「考え方」が苦しい感情を作り出していて、
脳の研究は進んできてはいるがうつ病の人全員共通の状態と言えるものはなく、
服薬のみの治療だと再発しやすく、
ものごとの捉え方からかえていく「認知療法」が良い、
ということを表している。
第2章「うつを治す効果的な治療法」では、投薬治療の効果の範囲と、
認知療法がどういうものかについて書いている。
うつは、できごとや他人の行為や発言を自分が受け止める時に、
「ゆがめられた考え方」によって解釈してしまっていることから起きる。
その「ゆがめられた考え方」の特徴を9つにまとめて、具体例をあげて説明している。
誰しも思い当たるところのあるようなことでもある。
多かれ少なかれ、「ゆがめられた考え方」をすることはあるが、
そればかりに偏ってしまうことがうつへと大きく傾かせるようだ。
第3章は「自分でできる実践改善法」として、認知療法を具体的に紹介している。
認知療法は、自分ひとりでやることができる。
具体的な方法を、具体例をあげてわかりやすく、やさしい言葉で書いている。
この点がこの本の一番の特徴だと思う。
今まで私が書いてきたように、うつ病にはよくあるパターンというのがある。
この本の中にあげられている例には、思い当たることが続々出てくる。
私は「ですます調」で書かれた解説本は、読んでいてダレる感じがして
イヤなことが多いのだが、ことこの本に関しては、語りかけられるように
読みやすかった。
おっと、この本には「あとがき」は無い。
著者にとって、この本はどのような位置なのだろうか。
とにかくたくさん書く人で、著書は多い。
この半年あまり後には、この本の内容を受け継いだ
『うつ病を自分で治す実践ノート』という本も出している。
自分でできる、ということが伝えたいポイントだったのではないだろうか。
そして、一読者である私も、自分でできた。
やる気出ない、動けない、眠い、眠れない、集中力無い、持久力無い、
食べても味しない、希望無い、現実感無い、消えてしまいたい、どうしようもない。
今日は本の紹介に徹しようと思う。
私が泥沼から脱け出す大きな助けになった本だ。
本を買う時、私は「まえがき」と「目次」と「あとがき」を読む。
著者がその本を書いた心(思い・意味・目的)が伝わるからだ。
「まえがき」だけで大体、著者と気が合うかわかる。
「目次」を読むと、何をどう伝えたいかわかる。
「あとがき」には、著者のこの本への思いが見える。全てを盛り込むことが
できたのか、書き足りないことがあるのか、等々。
さて、高田は「はじめに」の中で、この本の核心になることを
すでに書いている。
〈現在うつ症状に悩む人は、苦しい毎日を送っているに違いありません。
自殺を考えている人もいるでしょう。でも、ちょっと考えてみてください。
他人はあなたを惨めにはできないのです。惨めにしているのはあなた自身です。
なぜなら、相手の行為、態度、意見を判断しているのはあなた自身、
それによって自分を傷つける感情が生まれるからです。同時に
自分が嫌いだという自己嫌悪の感情も他人には作り出せません。
あなた自身がそれを作り出しているのです。そのような感情を生むのも
生まないのも、あなたの考え方によっています。あなたのゆがめられた考え方が
うつを招く引き金となるのです。〉
ここで納得して実践できればもう治ってしまう、凝縮された「はじめに」だ。
「目次」を見てみよう。
内容は3章で構成してある。
第1章は「うつ病って何?」として、19の疑問に答える形で
うつ病の特性を浮き彫りにしていっている。
うつの症状にはどのようなものがあるの?
うつは遺伝が原因なの?
うつは脳に異常があるの?
うつに環境の影響はあるの?
うつ病に男女差はあるの?
うつ病の治療法にはどんなものがあるの?
うつは繰り返し起こるの?
うつになるとなぜ眠れないの?
などである。
ここで、うつ病は「考え方」が苦しい感情を作り出していて、
脳の研究は進んできてはいるがうつ病の人全員共通の状態と言えるものはなく、
服薬のみの治療だと再発しやすく、
ものごとの捉え方からかえていく「認知療法」が良い、
ということを表している。
第2章「うつを治す効果的な治療法」では、投薬治療の効果の範囲と、
認知療法がどういうものかについて書いている。
うつは、できごとや他人の行為や発言を自分が受け止める時に、
「ゆがめられた考え方」によって解釈してしまっていることから起きる。
その「ゆがめられた考え方」の特徴を9つにまとめて、具体例をあげて説明している。
誰しも思い当たるところのあるようなことでもある。
多かれ少なかれ、「ゆがめられた考え方」をすることはあるが、
そればかりに偏ってしまうことがうつへと大きく傾かせるようだ。
第3章は「自分でできる実践改善法」として、認知療法を具体的に紹介している。
認知療法は、自分ひとりでやることができる。
具体的な方法を、具体例をあげてわかりやすく、やさしい言葉で書いている。
この点がこの本の一番の特徴だと思う。
今まで私が書いてきたように、うつ病にはよくあるパターンというのがある。
この本の中にあげられている例には、思い当たることが続々出てくる。
私は「ですます調」で書かれた解説本は、読んでいてダレる感じがして
イヤなことが多いのだが、ことこの本に関しては、語りかけられるように
読みやすかった。
おっと、この本には「あとがき」は無い。
著者にとって、この本はどのような位置なのだろうか。
とにかくたくさん書く人で、著書は多い。
この半年あまり後には、この本の内容を受け継いだ
『うつ病を自分で治す実践ノート』という本も出している。
自分でできる、ということが伝えたいポイントだったのではないだろうか。
そして、一読者である私も、自分でできた。
老眼がすすんでしまって 読み進める根気に こころもとい気もしないではないが
認知症とウツ双方に関係深そうなので
そういう雰囲気と勢いで買ってしまう
しかし、この本で大事なのは、認知療法の部分なので、そこを消化できれば良いと思います。
認知療法は、生きていく上での基本となり得ると思います。
予期したこととがでてこないまま
後半は 「あれ・・ないぞないぞ」と すっ飛ばしともかく 最後まで一応「見」ました・・・
「認知症・・」と「認知療法」の混同に気がついて愕然 いつもながらの「我が愛すべき粗忽さ」の見事な展開に唖然としました すいません
私にとっては 「枝雀の突然の死の衝撃」が ウツ病との出会いでした
この薬対処療法と認知療法の 機能的な役割を認識することが肝要 当然だと思う
枝雀の死への「解説」に納得できてなくて消化不良だった部分の解明の糸口が見えたと思います
私が認知療法について書いたのは、
うつを抱えている人にとって有効であるからだけではなく、
どんな人の生活にも助けになるものごとの捉え方だと
思ったからです。
損にはならないのではないかと思いますが・・
枝雀はとっても分析的な人でしたよね。
夢の話から、意識と潜在意識の役割の違いについて
次に書こうと考えているところです。
意識よりも潜在意識を使う、ということも、
うつを解決するひとつの方法だと思っています。