[あらすじ] たくさん貰った薪を朽ちさせたくないので、
ちゃんと屋根の下に収めたい。
薪小屋を新たに作るために、木を伐ってスペースを作ったら
今度は家の外壁や破風板が傷んでいるのが顕わになったので、
塗装し直した。
なんだかんだで一向に薪小屋に着手できない。
一ヶ所きれいにすると、隣合わせの部分の汚れが気になる。
そこもきれいにすると、またその隣が。
という連鎖が起きる。
起きている。
ガラスを養生できたので、玄関の木部を塗装する。
今までのこげ茶よりも黒い茶色に塗りたい。
しかし、そのような商品は無い。
じゃあこげ茶に黒を混ぜて色を作るか。
考えながら、商品の色のラインナップを見ていて、
「なす紺」という色が目にとまった。
適当に暗い色であり、且つ明るさも持った色だ。
黒に近いこげ茶もいいが、なす紺も引き締まるのではないか。
俄然、惹かれた。
※
早速「なす紺」を買った。
えー。
さきほども申しました通り、
一ヶ所きれいにすると、隣合わせの部分の汚れが気になる
んですってば。
柱や梁がきれいになれば、今度は天井が気になるのだ。
まだ塗っていないが、塗れば天井が気になるのは目に見えている。
軒の裏っかわのことを、軒天(のきてん)と言うそうな。
軒天も何年も塗り替えていないので、確かに塗装は傷んでいるし、
汚れもだいぶ付いている。
しかし、高さも有るし天井面のわりには細かい部分も多く、
刷毛塗りも必要そうで面倒だ。
傷んではいるが、他の部分よりはずっとマシだった。
雨が直接あたることは無い場所だからだろう。
全体が古い状態の時は、マシな部分は塗り替えをしなくても良さそうに見えるが、
他の部分がきれいになってみると、ちょっとの汚れもひどく汚く見える。
軒天も塗ることにする。
※
手順を考えると、木部よりも先に軒天を塗ったほうが、
養生が少なくてすむ。
※
既存の塗装の色は、白のようで白でない。
アイボリーに塗った外壁と比較すると、青みがかって見える。
かと言って、水色というほどはっきり青くはない。
ペンキの色のラインナップを見る。
45色とけっこうな種類が有るが、ちょうどいいような色は無い。
水色は有るけれど、こんな助さん格さんの股引みたいな軒天はイヤだ。
白に、青を混ぜるか。
色を作るために、赤青黄のペンキは持っている。
いや待てよ!
木部に使う「なす紺」を白ペンキに混ぜればいいじゃないか。
全体としての統一感が増すに違いない。
※
1.6リットルの「つや消し白」のペンキに、
「なす紺」を大さじ2杯くらい入れた。
棒で混ぜる。
混ぜる時のコツは、直線の行き来で混ぜること。
グルグル回しても、全体が回るだけで混ざることは無い。
直径のところを棒で行ったり来たり、で混ぜる。
横に行き来しているだけでも、上下も混ざってくる。
棒の行き来の動きによって対流が起きるから混ざるのだ。
※
いいぞ。
なんともつかない白ができた。
これを軒天に塗ってみると、
既存の塗面の色が赤みがかって見えた。
色調の感覚というのは実に相対的なものだとつくづく思う。
あんまり気にしない。
前と同じにすることよりも、今後の色として考えている。
※
翌日は外壁を塗装した。
その翌日、養生を剥がした。
門灯の金属とガラスを掃除し、外しっぱなしだった笠を取り付けた。
うええい。オシャレになっちまった。
これは「塗り替え」というより「イメチェン」の領域ではないか。
ウチを知っている友だちも、引っ越したと思って素通りしかねない。困る。
ちゃんと屋根の下に収めたい。
薪小屋を新たに作るために、木を伐ってスペースを作ったら
今度は家の外壁や破風板が傷んでいるのが顕わになったので、
塗装し直した。
なんだかんだで一向に薪小屋に着手できない。
一ヶ所きれいにすると、隣合わせの部分の汚れが気になる。
そこもきれいにすると、またその隣が。
という連鎖が起きる。
起きている。
ガラスを養生できたので、玄関の木部を塗装する。
今までのこげ茶よりも黒い茶色に塗りたい。
しかし、そのような商品は無い。
じゃあこげ茶に黒を混ぜて色を作るか。
考えながら、商品の色のラインナップを見ていて、
「なす紺」という色が目にとまった。
適当に暗い色であり、且つ明るさも持った色だ。
黒に近いこげ茶もいいが、なす紺も引き締まるのではないか。
俄然、惹かれた。
※
早速「なす紺」を買った。
えー。
さきほども申しました通り、
一ヶ所きれいにすると、隣合わせの部分の汚れが気になる
んですってば。
柱や梁がきれいになれば、今度は天井が気になるのだ。
まだ塗っていないが、塗れば天井が気になるのは目に見えている。
軒の裏っかわのことを、軒天(のきてん)と言うそうな。
軒天も何年も塗り替えていないので、確かに塗装は傷んでいるし、
汚れもだいぶ付いている。
しかし、高さも有るし天井面のわりには細かい部分も多く、
刷毛塗りも必要そうで面倒だ。
傷んではいるが、他の部分よりはずっとマシだった。
雨が直接あたることは無い場所だからだろう。
全体が古い状態の時は、マシな部分は塗り替えをしなくても良さそうに見えるが、
他の部分がきれいになってみると、ちょっとの汚れもひどく汚く見える。
軒天も塗ることにする。
※
手順を考えると、木部よりも先に軒天を塗ったほうが、
養生が少なくてすむ。
※
既存の塗装の色は、白のようで白でない。
アイボリーに塗った外壁と比較すると、青みがかって見える。
かと言って、水色というほどはっきり青くはない。
ペンキの色のラインナップを見る。
45色とけっこうな種類が有るが、ちょうどいいような色は無い。
水色は有るけれど、こんな助さん格さんの股引みたいな軒天はイヤだ。
白に、青を混ぜるか。
色を作るために、赤青黄のペンキは持っている。
いや待てよ!
木部に使う「なす紺」を白ペンキに混ぜればいいじゃないか。
全体としての統一感が増すに違いない。
※
1.6リットルの「つや消し白」のペンキに、
「なす紺」を大さじ2杯くらい入れた。
棒で混ぜる。
混ぜる時のコツは、直線の行き来で混ぜること。
グルグル回しても、全体が回るだけで混ざることは無い。
直径のところを棒で行ったり来たり、で混ぜる。
横に行き来しているだけでも、上下も混ざってくる。
棒の行き来の動きによって対流が起きるから混ざるのだ。
※
いいぞ。
なんともつかない白ができた。
これを軒天に塗ってみると、
既存の塗面の色が赤みがかって見えた。
色調の感覚というのは実に相対的なものだとつくづく思う。
あんまり気にしない。
前と同じにすることよりも、今後の色として考えている。
※
翌日は外壁を塗装した。
その翌日、養生を剥がした。
門灯の金属とガラスを掃除し、外しっぱなしだった笠を取り付けた。
うええい。オシャレになっちまった。
これは「塗り替え」というより「イメチェン」の領域ではないか。
ウチを知っている友だちも、引っ越したと思って素通りしかねない。困る。
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