犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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ペンキを混ぜて色を作る

2021年06月10日 | Do it myself
[あらすじ] たくさん貰った薪を朽ちさせたくないので、
ちゃんと屋根の下に収めたい。
薪小屋を新たに作るために、木を伐ってスペースを作ったら
今度は家の外壁や破風板が傷んでいるのが顕わになったので、
塗装し直した。
なんだかんだで一向に薪小屋に着手できない。

一ヶ所きれいにすると、隣合わせの部分の汚れが気になる。
そこもきれいにすると、またその隣が。
という連鎖が起きる。
起きている。

ガラスを養生できたので、玄関の木部を塗装する。
今までのこげ茶よりも黒い茶色に塗りたい。
しかし、そのような商品は無い。
じゃあこげ茶に黒を混ぜて色を作るか。

考えながら、商品の色のラインナップを見ていて、
「なす紺」という色が目にとまった。

適当に暗い色であり、且つ明るさも持った色だ。
黒に近いこげ茶もいいが、なす紺も引き締まるのではないか。
俄然、惹かれた。



早速「なす紺」を買った。

えー。
さきほども申しました通り、
一ヶ所きれいにすると、隣合わせの部分の汚れが気になる
んですってば。

柱や梁がきれいになれば、今度は天井が気になるのだ。
まだ塗っていないが、塗れば天井が気になるのは目に見えている。

軒の裏っかわのことを、軒天(のきてん)と言うそうな。
軒天も何年も塗り替えていないので、確かに塗装は傷んでいるし、
汚れもだいぶ付いている。

しかし、高さも有るし天井面のわりには細かい部分も多く、
刷毛塗りも必要そうで面倒だ。
傷んではいるが、他の部分よりはずっとマシだった。
雨が直接あたることは無い場所だからだろう。

全体が古い状態の時は、マシな部分は塗り替えをしなくても良さそうに見えるが、
他の部分がきれいになってみると、ちょっとの汚れもひどく汚く見える。

軒天も塗ることにする。



手順を考えると、木部よりも先に軒天を塗ったほうが、
養生が少なくてすむ。



既存の塗装の色は、白のようで白でない。
アイボリーに塗った外壁と比較すると、青みがかって見える。
かと言って、水色というほどはっきり青くはない。

ペンキの色のラインナップを見る。
45色とけっこうな種類が有るが、ちょうどいいような色は無い。
水色は有るけれど、こんな助さん格さんの股引みたいな軒天はイヤだ。

白に、青を混ぜるか。
色を作るために、赤青黄のペンキは持っている。

いや待てよ!
木部に使う「なす紺」を白ペンキに混ぜればいいじゃないか。
全体としての統一感が増すに違いない。



1.6リットルの「つや消し白」のペンキに、
「なす紺」を大さじ2杯くらい入れた。


棒で混ぜる。

混ぜる時のコツは、直線の行き来で混ぜること。
グルグル回しても、全体が回るだけで混ざることは無い。

直径のところを棒で行ったり来たり、で混ぜる。
横に行き来しているだけでも、上下も混ざってくる。
棒の行き来の動きによって対流が起きるから混ざるのだ。



いいぞ。
なんともつかない白ができた。

これを軒天に塗ってみると、
既存の塗面の色が赤みがかって見えた。
色調の感覚というのは実に相対的なものだとつくづく思う。
あんまり気にしない。
前と同じにすることよりも、今後の色として考えている。



翌日は外壁を塗装した。
その翌日、養生を剥がした。
門灯の金属とガラスを掃除し、外しっぱなしだった笠を取り付けた。


うええい。オシャレになっちまった。
これは「塗り替え」というより「イメチェン」の領域ではないか。
ウチを知っている友だちも、引っ越したと思って素通りしかねない。困る。
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