じゃあ俺は誰なんだ 2018年01月18日 | からだ 「粗忽長屋」という落語がある。 粗忽とは、おっちょこちょいのうっかり者のことだ。 長屋とは、今で言うアパートのようなものだ。 江戸の町は出稼ぎの独身男性が多かった。 「宵越しの銭は持たねえ」「江戸っ子気質」なんて言うけれど、 ただ、ひとりものが多かったからこその風潮とも言えるだろう。 壁の薄い、ワンルームに、家族を養う責任も持たない、若い男が その日の自分が食う分だけ働いて暮らしている。 そん . . . 本文を読む