映画『それでもボクはやってない』を見てきました。映画『Shall We ダンス?』の周防正行監督が、ここまでお堅い社会派映画を撮るとはなぁ、というのが第一印象。いわゆる「痴漢冤罪」をモチーフに、司法制度の問題点を包み隠さず描いたという点で、ねすさん的には非常に好印象の作品です。社会派映画好きという贔屓目もあるかもしれませんが(笑)。ただ、映画を“娯楽”と位置付ける人にとっては、内容も尺の長さも苦痛でしかないかもね。その辺を覚悟して見に行ってください。
そして個人的に強く感じたことは、有罪ありきの司法制度の恐ろしさです。映画の冒頭で、主人公は刑事訴訟法第213条に基づく「私人による逮捕」をされてしまいます。条文では「現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することができる」とあるのですが、これを知らずに駅員室(又は警察署)に行ったが最後、罪を認めなければ、どんな人でも抗えずに敷かれたレールの上を突き進むしかないわけです・・・(((((((( ;゜Д゜)))))))ガクガクブルブル そもそも、大概の人はそんな知識など持っているはずもないわけで。また、被害者の証言は確たる証拠として取り上げられる一方で、主人公は自らが無実であることを証明するためには、途方もない苦難の道を歩まねばならない、ということを嫌というほど思い知らされます。徐々に公判が進むにつれ、誰もが「裁判所の裁判官って、正義の味方じゃねぇのかよ?」という義憤が、心の奥底から沸々と湧いてくるはず。
ねすさんの採点は、5点満点で3.5点。平成21年までには国民が裁判に参加する「裁判員制度」がスタートする中、この映画の持つ意義は非常に大きいと思うんですが、悲しいかな「見ててつまんねぇ」の一言で切り捨てる人もいるんだろうなぁ・・・(笑)
そして個人的に強く感じたことは、有罪ありきの司法制度の恐ろしさです。映画の冒頭で、主人公は刑事訴訟法第213条に基づく「私人による逮捕」をされてしまいます。条文では「現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することができる」とあるのですが、これを知らずに駅員室(又は警察署)に行ったが最後、罪を認めなければ、どんな人でも抗えずに敷かれたレールの上を突き進むしかないわけです・・・(((((((( ;゜Д゜)))))))ガクガクブルブル そもそも、大概の人はそんな知識など持っているはずもないわけで。また、被害者の証言は確たる証拠として取り上げられる一方で、主人公は自らが無実であることを証明するためには、途方もない苦難の道を歩まねばならない、ということを嫌というほど思い知らされます。徐々に公判が進むにつれ、誰もが「裁判所の裁判官って、正義の味方じゃねぇのかよ?」という義憤が、心の奥底から沸々と湧いてくるはず。
ねすさんの採点は、5点満点で3.5点。平成21年までには国民が裁判に参加する「裁判員制度」がスタートする中、この映画の持つ意義は非常に大きいと思うんですが、悲しいかな「見ててつまんねぇ」の一言で切り捨てる人もいるんだろうなぁ・・・(笑)