Love Life Rock

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(この世の果てまで)

海でのはなし。

2007年01月03日 | Movie
 映画『海でのはなし。』を鑑賞。この映画を見たのは帰省ラッシュが始まってる時期だったので、ねすさんの見た上映時には観客が5人しかいなかったです(笑)。この映画の主演の宮あおいと西島秀俊は、NHK連続テレビ小説「純情きらり」のコンビで、しかもドラマではなかなかいい雰囲気でストーリーが展開しながらも、結局は結ばれず終いだったので、そのラストに憤慨した人はぜひこの映画を見るべきです(笑)
 んで、感想ですが・・・画像粗いなぁ。え、これってYahoo!で無料配信してたの?それは全然知りませんでした。画質が粗いのはそのせいなんでしょうか。そういや、映画館の係の人が「本作品はフィルム撮影ではなく、何たらかんたら・・・」と前説してたっけ。バックに流れるスピッツの音楽も、やや垂れ流しの印象。意図は分からなくもないけど、映像と合ってない曲もあったり、音のリミックスが悪すぎて、役者の台詞が聞こえづらい箇所には流石に閉口。これは非常に勿体無かったなぁ。
 ストーリーについては、別にこの内容で映画にしなくとも・・・という部分も確かにありましたが、概ね合格点です。淡々とした日常生活を舞台にしつつ、互いの主人公の家庭環境や、様々な外因によって揺れ動く男女の「心」が繊細なタッチで描かれていて、1時間10分という尺の短さも全く気になりませんでした。個人的なツボは、夜の海で二人が語り合う「作用と反作用」のシーン。頭の中では理解していても、互いの気持ちに関しては一方通行で上手く働かない・・・という難しい表現を質の高い演技で、見る側にきちんと伝えてくるあたりは流石というべきか。
 そんなわけで、ねすさんの評価は5点満点で3点。返す返すもBGMを何とかしてほしかった・・・。蛇足ですが、この映画の予告編で宮あおいの次回作『ヴァージン・スノー』が流れてましたが、パッと見、巫女のコスプレがあまり似合ってなかったので、見るのは遠慮しておきます(ぉぃw