夢の続き・・・

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僕たちは世界を変えることができない

2011年10月05日 21時02分10秒 | 映画
久しぶりの映画じゃ。

先日カンボジアの親善大使に選ばれた向井理さん主演の映画。

内容的には、向井さん演じる医大生田中は、何か物足りなく感じる学生生活を送っていたが、
ある日、海外支援のパンフレットを目にして、「カンボジアに学校を建てよう!」という
思いを強くし、学校の仲間と共に活動していく中で、資金をはじめとした様々な現実の壁に
直面しながら、学校を建てるまでの姿を描く。
現役大学生・葉田甲太さんの体験記がモデルとなっている。




感想だが、タイトルに示す通り、背伸びせず、学生視線の面で描かれている。
子供たちに学校を建てる。
淡い夢を描くが、現実を知り、素直に非力さを認めながらも、できる範囲のことをやろうとする、大袈裟に
描かれていないところに共感が持てる。
学生らしい思い切った行動がまた懐かしくも思う。



この映画は、ドラマというより、ドキュメンタリーのような描かれ方をしている。
学生が思いきって現地を視察するが、カンボジアに取りつく現実の病(ポルポト派の虐殺による傷跡・無数に
埋まる地雷・エイズの流行・貧困による子供の労働・学校などのインフラ不足)がドキュメンタリー風に
紹介され、ところどころドラマ風になって構成されていて、結構勉強になる。

学校を建てても子供が労働の為就学できない現実や、建ててもその後の維持など学生には経済的にも
厳しい現実があり、そもそも何故カンボジアなんだ? ほかにも貧しい人いるだろ?といった
根幹を揺るがす悩みを感じる中、学生ができることや、答えを出せないことを素直に認め、
全ての貧困など救うことができないが、それでも目の前の子どもたちの笑顔は作れるたといったように、
大袈裟ではなく、一人の人間が出来ることをした姿が美しく感じ、
元気になれるいい映画だった。
ただ、中途半端な恋愛部分は余計かな・・。

とにかくカンボジアの子供たちの純粋の目が凄くきれい。
こういう目の子供を前にすると、何とか勉強させてあげたいという気持ち すごく分かりますな。



(評価)
☆☆☆☆
※★=0.5☆

(基準)
☆☆☆☆☆ かなり面白い もう一度映画館に見に行きたい。 DVDは購入する
☆☆☆☆   なかなか面白い。
☆☆☆    まあまあ。しかし何かが足りない。
☆☆      がっかり。
☆       話にならん 金返せ!!

                                     以上

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