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夢の続き・・・

法政大学ラグビー部・旅行・犬・自然を
こよなく愛し、ささやくブログ

彼岸花

2011年09月29日 19時43分09秒 | 犬・自然
先日、新美南吉の「ごんぎつね」のふるさと として有名な
愛知県半田市の様子が新聞に掲載されていた。
矢勝川堤に200万本の彼岸花が咲き誇っている様子で、写真越しにも、それはそれは見事で、
実に美しい。
今年は残念ながら行けないが、ここは小生にとっていつか行きたい場所の一つになっている。
彼岸花もそうだし、童話の雰囲気が漂う街。ごん狐にいつか会いに行きたいと思っている。




彼岸花 曼珠沙華とも言う。・・・・もう秋ですな。
こちらでは耳を澄ませば、スズムシやマツムシ、コーロギが大合唱だ。
台風で被害が心配されたが田圃でも稲刈りが進んでいる。

(台風の傷跡)


何とか大丈夫みたいで今週稲刈りが行われている。


そして愛知県ほどではないが、小生の地元でも彼岸花が咲き始めた。
子供の頃は「はっかけ(歯欠け)ババア」と呼んだ華で、この華の前を横切るときは
歯を隠して通る、地元の子供たちには親しまれてる華ともいえるが、嫌われた華でもあった。

この歯欠けババア、実は葉がないという意味の「葉欠け花」から、いつの時代にか、間違って「歯欠けババア」
と解釈され、子供伝いに長い年月をかけて伝承されるようになったらしい。
どうでもいいことだが、地元の老人に聞いて今年初めて知ったことだ。

(彼岸花)



昔は、結構多く咲いていて、赤い絨毯のように美しかったことから、
道行く人が、わざわざ車を止めて眺めていたものだが、
10年ほど前に道路を通したことで激減した。
こうして少なくなると初めてこの花の大切さがよくわかる。

今ではもっとこの華を広げていこうと地域でも進めていて、
少しずつだが復活しつつある。

秋という季節を教えてくれる華。

田舎の特権の一つ。
大切にして行きたいものだ。