遠き決勝、ギリシャをおもう

 明後日のEURO2004の決勝戦をおもい、今大会を振り返ると、やはり印象的なのはギリシャの活躍。
 ピッチ上の11人が見えない意志の糸で結ばれているような、非常に手堅い濃密なサッカー。耐えるべきとこ、行くべきとこ。プレイヤー各自が、独断で暴走することなく、レーハーゲールが鍛え上げた一体感が見せつける集団的思考は、観戦者を引きつけ、対戦者をパニックに陥れます。

 96年のEUROが開催国イングランドでも、優勝国ドイツでも、準優勝したチェコの大会として記憶されているように、仮に開催国の優勝で幕を閉じても、今年のEUROはギリシャの大会として、記憶されるのでしょう。
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一人・一社に依存しちゃダメですね

 私は人づき合いがあんまし上手じゃないと自分では思っていて、仕事の上でもなかなか幅が広がらなかったり…。それで上司に「お前はいつまでそんな」なんて言われて大げんかになったこともあったり…。

 まぁ、私のことはさておき、ビジネスの世界にいるとつくづく思うのはいろんな人との広いおつきあいが、すごくすごく大切だということ。だって営業の方だって、気の知れた取引先をたくさん持っていた方が、期末の際に助けてもらえたりしますし、他の業務だって仕事の展開に幅が広がるってもんですよね。

 これは逆に言うと、一人、一社に依存してしまうと、いざという時に非常に困ることになりかねないよ、ということ。特定の取引先に依存してしまうと、そこに切られた途端にドツボにはまってしまいます。
 日本人ビジネスパーソンの意識が終身雇用から成果主義に移行している背景には、こんな考え方も作用しているのでしょう。

 NTT西日本が陸上部 大崎、清水ら16人で
 NTT西日本が合理化の一貫で廃部した陸上部を、1日付で再び創設したことが2日、分かった。

 こんなニュースを目にしました。私、企業が豊富な資金を背景にスポーツを支援することは悪くないことだと思っているので、企業スポーツ冬の時代にはうれしいニュースです。アテネオリンピックのマラソンで有力候補にもなった大崎の活動環境が整ったことは喜ばしいですね。
 ただ、上で話しているように、所属企業に"100%オンブにダッコ"になってしまうと、砂上の楼閣で競技をすることになりかねないということです。

 求められるのは、企業が中心となりつつ複数の脚をもったスポーツ環境。NTT西日本には、もう二度と経営不振で陸上部廃部なんていうことがないように願いたいもの。

 近鉄の話も同じで、こちらのdailywatchさんで書かれているように、1球団のみで経営しなければいけないことが間違ってると思うんですよね。
 鳥栖は…。何が起きているのか? 多くの脚をまとめる、その根元に問題があるのかしらん。ちょっとわからないことが多くて、不安になりますね。
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