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バイオ・微生物実験好きな管理人による、研究仕事、日常、実験技術や理科系ネタのブログ

儀式に使われた米・・・・糞!?

2005-03-30 21:31:51 | 雑記

うはぁー、という記事を発見。
虫のフンだった!…古墳石室の土粒、学者ら「まさか」
こりゃー「まさか」と言いたくもなるなぁ、という結果。
20年間も儀式にお米の代わりに使われていたんだ、と信じてきた人たちはかなりがっくり。

それにしても幼虫が1949回排泄するんだろうか。1回の排泄で2個だすとしても、900回を越える。
と思って、コガネムシをGoogleで調べていたら、成虫ばかり集めたページばかりで気持ち悪くなってしまったため断念。
どうしても虫はだめだなぁ。
知っている方いたら教えてください。

実はこの糞を本当に擬似米として使っていたなんて事実は無いんだろうか。
お米の代わりに、似ている糞を作り出すコガネムシの幼虫を養殖していて、集めていたとか。
想像しすぎですかね。(笑)

ダイオキシンを細菌が分解

2005-03-27 12:55:01 | バイオレメディエーション



ダイオキシン汚染、複数微生物で浄化 三井造船開発 (朝日新聞) - goo ニュース

三井造船は、ダイオキシン類の汚染土壌を浄化する新システムを開発したと発表した。性質の違う複数の微生物を組み合わせることで、効率的で低コストのダイオキシン類分解が可能になったという。2~3年後の実用化を目指す。
 専用の処理容器の中に、ダイオキシン類から塩素を分離する微生物と低塩素化した後に分解する微生物を混ぜ、そこに汚染土壌を入れて無害処理する。実験では、土壌100キロの汚染度を70日で半分以下に下げた。比較的広範囲で低濃度の汚染土壌を数カ月~半年で処理するのに向いているという。
 単独の微生物を用いる従来の方法では分解できるダイオキシン類が限られたが、新システムでは「土壌中のすべてのダイオキシン類を無害化できる」としている。炉などによる加熱方式に比べてエネルギー消費量が少なく、1立方メートルあたり5万円以下と半分程度のコストになると試算している。
※三井造船のリリース記事はこちら

昨日の塩素処理が駄目だよ的な記事に関連して、今日はこんな記事を発見。
ダイオキシンと言うのは、まぁ言ってみればポリ塩化ジベンゾダイオキシンという色々な塩素化合物の総称なわけです。
発がん性という意味ではトリハロメタンと同じく毒性のある塩素化合物。

今回の三井造船さんの開発は、土壌中のダイオキシンを細菌が分解するシステム、土壌のバイオレメディエーションです。
これまで研究段階では様々なバイオレメディエーションが開発されてきていますが、もう少しで物になりそうというところで踏みとどまっているものが多い中、三井造船さんの頑張りはすごいですね。
10年ほど前から盛んになってきたバイオレメディエーション、ようやく広く世の中に普及する時が来ています。
これまで環境を汚してきた人間。
人間の力で環境を元に戻していく責任があります。
日本はもう少しこういう点を考えて、研究開発費の賛助、人材の確保・育成をしていくべきではないかな、と思います。
今のままでは研究開発は遅々としてしまいます。

日本はかつて工業大国として発展し、そのつけとして大気汚染、土壌汚染、海洋汚染、生態系の悪化を引き起こしてきました。
元に戻すための責任を背負うと言う意識が、日本に浸透してないのでは?と疑問です。

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塩素~環境汚染と安全性

2005-03-26 17:53:15 | サイエンストピック
「汚水の塩素消毒」に懸念――発ガン性や生態系への悪影響 (HOTWIRED) - goo ニュース

<前略>
最近、汚水問題でとりわけ議論の的となっているのが、汚水処理の最終段階、すなわち塩素消毒だ。塩素消毒は以前のように当たり前の汚水処理方法とは言えなくなっている。
 塩素消毒は各種の病原菌を死滅させるため、汚水処理場の排水口の近辺で泳いだり釣りをしたりしても、コレラ、大腸菌感染症、レジオネラ症などの病気にかかることはない。米環境保護局(EPA)によると、塩素消毒は現在も広範囲で実施されており、塩素は全米1万6000ヵ所の汚水処理場で今なお最も広く使われている消毒剤だという。
 しかし、有害な細菌を殺す塩素の毒性は、他の生物にも影響を及ぼす。汚水処理場は規定に従い、処理した汚水を排出する前に塩素を取り除いているとEPAは述べているが、実際には100%安全というわけではない。排水には消毒副生成物(DBP)――消毒剤と水中の有機物が反応して発生する化合物――が含まれており、これらの物質には発ガン性があると考えられているのだ。
<後略>


さて・・・・。
塩素というのは細菌や裸の細胞にはとてもきついものなのです。
塩素は酸性条件で塩素気体となり、中性で次亜塩素酸、アルカリ性で次亜塩素酸イオンとなりますが、このうち次亜塩素酸は次亜塩素酸イオンの80倍以上の殺菌力があります。
次亜塩素酸は細胞壁を酸化して壊し、生体内活動酵素を酸化し、活動を停止させます。
魚が塩素に弱いのは、身体を覆っている粘膜系が次亜塩素酸によって酸化されてしまうからだといわれています。

塩素処理によって発がん性物質が発生することはかなり昔から知られていた事実でした。
しかしながら、塩素消毒という殺菌方法、汚水処理だけではなく、色々なところで広範囲に使われていることをこのニュースでは意図的に除外してるのか、それとも本当に忘れているのか。

汚水処理によって放流される水が、直接海洋に影響するのは確かでしょう。
その処理方法に塩素以外のものを使うということは大切かもしれない。
しかし、その汚水処理の前に行われてきた様々な塩素処理のことについては触れていません。

1.塩素処理というのは、水道水を衛生的に私たちのところまで供給するための方法でもある
2.塩素系殺菌料のうち、次亜塩素酸ナトリウム、高度さらし粉(次亜塩素酸カルシウム)は「食品添加物」という地位を確立しており、そのおかげで広く工業的に使用されている
3.2の理由から、次亜塩素酸ナトリウムによる殺菌は、「漂白剤」などとして家庭でも気軽に行われている

ここで大量に使用された塩素で、指摘されている発がん性物質も少なからず発生しているはずなのです。
食品などの有機体と塩素が触れた場合に、必ず。
塩素で殺菌する方法は食品業界で盛んに行われており、機器の殺菌から原材料の殺菌まで幅広く使用されています。
私たちに加工食品を安全に届けるためになくてはならない方法でもあります。

このニュースを主張している人が「水や加工食品が細菌などの微生物で汚染されているのは許せないから、きちんと殺菌しておいてもらわないと困る!」と言っていたら笑えます。
例えば、「こういうところでは使わざるを得ないから、せめて汚水処理だけは違う方法にしましょう」という言い方だったらわかりますし、賛同します。

なんというか、「塩素消毒よくない!」の一方向のニュースの取り上げ方は、あんまりいただけないなと感じました。

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出血熱性ウイルス流行

2005-03-24 04:53:46 | 理系ネタ
眠れずにニュースなぞ見ていたらとんでもない記事があった。
アンゴラ、マールブルグ・ウイルスで96人が死亡 (ロイター) - goo ニュース
2005年03月23日(水)
アンゴラ、マールブルグ・ウイルスで96人が死亡
 [ルアンダ 22日 ロイター] アンゴラと国連当局者は22日、アンゴラ北部でマールブルグ・ウイルスに感染したことが原因で96人が死亡したと明らかにした。
 マールブルグ・ウイルスは、出血性の熱を呈する「高病原性」かつ「高伝染性」のウイルスで、致死性の高いエボラ出血熱と同じ型。体液を通じて感染するが、感染はこれまでほとんどなかった。
 感染は、死者が出ている北部のウイジェ州から拡大する恐れが出ており、当局者はロイター通信に、「潜伏期間は21日なので、近隣の州や、特にルアンダで調査を強化する必要がある」と語った。
 ウイジェ州では、これまでに107人が感染し、96人が死亡している。このウイルスに対する治療法は、確立していない。


マールブルグウイルスは、太さが約80nm、長さが約800nmの紐状のウイルスで、エボラウイウルスとは同じフィロウイルス科。

現在までに感染した例は、
1967年 ドイツのマールブルグ、フランクフルト、ユーゴスラビアのベオグラードで
    ワクチン製造のためにウガンダから輸入したアフリカミドリザルが感染源で
    感染者は31人、7人(23%)が死亡
1975年 南アフリカで感染者3人、1人死亡。
1980年 ケニアにて感染者
1982年 南アフリカ
1987年 ケニア
1999年 コンゴ
これまでに感染経路などが特定されておらず、接触感染はもちろん、飛沫感染もあるのではないかと言われています。
ワクチンもまだ開発されていません。
これまでの感染例から、致死率は1次感染で30%といわれていました。
ところが、今回は実に90%近い致死率です。
もともと、このウイルス、サルにおいては致死率が100%だというデータは明らかになっていました。
ウイルスの性質が変化している可能性が高いのではないかと思っています。
サルにおいて感受性が高かったウィルスが、人間に感受性が高くなるように変化したウィルス。
ウィルスの変異は容易です。
感染者が3桁まで拡大した今回の感染、更に拡大しないことを祈るばかりです。

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昨日の答え

2005-03-20 23:37:45 | 理系ネタ

昨日の「ジャガイモの実は何色?」の答えを。
書かないで寝てしまうところでした。危ない危ない。

答えは「紫色」「黄緑色」。
2つの回答があるとは反則でしたか…。(笑)
私が実際に見た事のあるものは紫色の実です。
しかしどうやら黄緑色になる品種もあるよう。
ピーマンが赤やオレンジと色とりどりなのと一緒なのか、はたまたナスに近い品種が紫色になるのか。
トマトの実も赤やオレンジ、最近では黄色のトマトも品種改良で出てきていますね。
トマトならフルーツ感で美味しそうに感じるものですが、ナスが赤やオレンジになるところを創造すると…あんまり美味しくなさそうですね、(笑)

ちなみにジャガイモの実は熟していない時には毒(アルカロイド系)がありますが、熟すとまぁ食べてもいいかなぐらいの味になるとか。
戦中はよく食されたようです。
一週間に4・5個までなら食べても毒にあたらない確率が高いそうです。

ジャガイモの実は何色?

2005-03-19 21:26:49 | 理系ネタ

ぬぬー、最近ブログのネタが思い浮かばず、不調です。
仕事もなんだかデスクワークばかりで調子が出ておりません。新しい実験を進めている時は元気なのになぁ。


今日は「ジャガイモの実」をテーマに。
本当は「ジャガイモに実があるって知ってます?」ということをブログにしたかったのですけど、Googleで検索してみたら、結構実が出来たよって言ってる人が多かったのです。

知らない方の為に少し解説。
ジャガイモはナス科の植物です。花の形を見ると良くわかります。
ナス科の植物は他にトマト、ピーマン、トウガラシがあります。
なんだかみんな似ても似つかないような実ですが、ピーマンを小さくするとトウガラシだって言う連想は出来ますね。
色も形もそれぞれ違っていますが、最初は緑で熟すと異なり、トマトはご存知のように通常は赤で丸く、ピーマンは黄色や赤(これはパプリカと言われて食べたりしますね)、トウガラシは赤で細長く中が空洞です。
ナスは通常熟すと紫色で、細長く中は詰まっています。
さて、ジャガイモですが、ジャガイモは普通、食している根(塊茎なので本当は茎なのだけど)から増やして栽培するのですが、ちゃんと花が咲いて実も出来るんです。
実ができる個体が多い品種、少ない品種とあるのですが、原種に近いものの方が実が出来やすいという傾向があります。
人間によって栽培されている間に実をつける能力が衰えてしまったのですね。
ジャガイモの実は、当然花が咲いたあとにできるのですが、形はまるでミニトマトのように小さく丸いです。やはり最初の時期は緑色です。

この緑色の実、Googleでイメージ検索すると、たくさん出てきますが、何故か熟した画像というのは表示されていません。
ということで熟した色は何色か、というのを今日のテーマにしました。

答えはまた明日!
よかったらコメントに予想をお答えください!(笑)

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柳田教授のブログ~研究者に憧れたスタート地点

2005-03-16 21:43:50 | 雑記

生きている物をもっともっと知りたい、研究者になりたい、と憧れたきっかけとなった一冊の本があります。

「細胞から生命が見える」 柳田充弘先生の新書です。
この本は、細胞の活動から始まり、分子生物学の世界までスムーズに、わかりやすく、そして面白く読ませてくれる本です。
私はこの本に高校3年生の時に出会い、それから研究者、とりわけ生物学者に憧れるようになりました。
そのときから、その本を大切に大切に、何度も読み返してきました。


その柳田先生が、ブログを開始したと言うことで、非常に嬉々として読んできました。
恐縮ながらリンクもさせていただきます。左のメニューからお願いします。
学者として、研究者として、私の憧れの方です。
3月31日をもって定年退職なさるとのこと。
定年退職・・・そんな慣例はクソクラエじゃ!関係ない!どうにかしろ、文部省!と叫びたい私です。

細胞性粘菌~単細胞と多細胞のはざまで

2005-03-15 21:33:17 | 様々な微生物

以前から気になっていて、でも暇が無くて詳しくは勉強しなかった「細胞性粘菌」について調べてました。

いやー・・・・すごいっすよ。
細胞性粘菌というのは、単細胞で生活をしているアメーバ状の生物。
栄養が乏しくなったり、過酷な条件では細胞が集まり、それぞれが胞子を作ったり、胞子を支える柄(え)となったりと、分化をします。

アメーバの時には、細菌や酵母を食作用(細胞内にとりこむ作用)で捕獲し、内部で消化します。
アメーバなのでネバネバと移動し、近くの細菌を貪欲に食べていきます。

そして周りに食べるものがなくなったとき、

アメーバ集合
 ↓
大きな細胞
 ↓
柄を形成して倒立
 ↓
胞子を格納した子実体を先端に形成
 ↓
(至適条件で)胞子が発芽してアメーバでてくる

ということをやっています。

アメーバの時には細胞膜しかもっていなかったものが、胞子になると細胞壁をもっています。
うーん、初歩的なことしか知らないので、ただただ感嘆&驚愕。
アメーバの時にはどうみても動物なのに、子実体を作る頃には、もうカビにしか見えない。
もっともっと詳しく知りたい微生物の一つ。

参考にしたのは、弘前大学農学生命科学部 応用生命工学科 細胞工学講座/弘前大学総合情報処理センターのサイトで、「粘菌生活」。
アメーバの状態で食事をしている映像から、子実体を形成している映像まで、動画で詳しく観察することが出来ます。
リンクする時には連絡が必要とのこと。
メールの返事を待って、リンクしたいと思いますので、見てみたい方はGoogleで検索をお願いします。

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カビが植物に進入するシステム2

2005-03-11 19:50:03 | 植物の免疫機構と微生物の戦略

以前に書いた記事カビが植物に入り込むときのシステムの続編。

以前の記事では、カビが植物細胞に進入する時、自らの細胞の水分をためて、圧力をかけて穴を開けて入り込む、という仕組みを説明しました。
これをもう少し説明してみたいと思います。

実は、この進入システムというのは、植物の葉の表面で行われている活動です。
このシステムを利用して感染する時、カビは、葉の表面にいるということを何故か感知し、菌糸の先端を吸盤のように丸い細胞へと変化させます。
これを「付着器」と言います。
付着器に変化した細胞は、黒色色素であるメラニンを生産し蓄積することで細胞壁を強化させます。
そして粘性の物質を分泌して葉の表面に密着固定します。
細胞壁が強固になると、細胞は周囲の水分を吸収し、自らを膨らませます。
ここでかなりの圧力(約8メガパルスと言われる)が植物の葉の表面にかかります。
葉の表面には0.1μmほどの小さな穴が空き、そこから菌糸を伸ばして入り込みます。

こういうことがわかると、カビも活発な動物のように思えてきますね。

さて、カビにはもう一つの進入経路があります。根からの進入です。
根から進入することもできるタイプのカビは、根の表面に硬い菌糸で出来た塊(菌核)を形成し、そこから菌糸を伸ばして(菌足とよびます)進入します。
ところがこのタイプのカビは、葉からも進入することが出来る場合があります。
感染システムが2つあるということです。

1.根の表面に菌核を形成し、菌足を伸ばして進入
2.葉の表面に付着器を形成し、膨圧で穴を開けて進入

この2つのシステムは、最近の研究で全く別の遺伝子制御を受けていることがわかってきました。
2のシステムをできないように(例えばメラニン生成を抑制する)しても、1のシステムは全く問題なく作動させることが出来るのです。
逆に、1のシステムを作動させないように(必要な因子となる遺伝子を取り除く)しても、2のシステムは問題なく働くことが可能であることが明らかになっています。
この論文は2004年11月号のNature Reviews Microbiologyに掲載されていますので、詳しく知りたい場合はご一読を。

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ビール酵母

2005-03-08 19:43:42 | 様々な微生物

今週は、毎日平板培地100枚以上に菌液を塗り塗りしています、spirillumです、どもども。
明日は展示会で売り子をしなければなりません。
いつもは立って仕事をすることのない私には、展示会に行く仕事はかなり辛いです。
往復3時間かかるし・・・あぁ。

さて、今日は巷で健康食品としてブームな(だった?)「ビール酵母」についてです。

ビール酵母という名前を聞くだけで拒否していた私。
どうしても酵母がシャーレ上でモコモコと盛り上がっている様を思い浮かべてしまうのです。
うーむ、実態を知らないまま嫌うのもどうかな、と思ってちょっと調べてみました。

・・・ビール酵母って・・・・生きてないのね・・・。

かなり拍子抜けでした・・・。
だってよく味噌のパッケージに「酵母が生きている!」とか書いてあるじゃないですか!!
酵母が生きているから健康にいいのかと思ったのに・・・。

なにやら詳しく見ていると、酵母と言うのはグルカン・マンナンなどの多糖類の繊維質を細胞壁に持っているらしく、生きているままだと細胞質のミネラルとか健康にいい色々が分解・吸収されずに丸のまま残ってしまうとか。
だから商品のビール酵母というのは熱をかけて細胞壁を破壊しているらしいです。

なぁんだ・・・生きてないと思えば・・・まぁ・・・。という私の感想。
味噌も生だと想像力豊かになってしまうので、
よーく煮てから食べている私です。

でも、細菌の培地を作製する時にですね、酵母エキスというのを使う場合があるのです。
Yeast extractなんですけれども、酵母抽出物なわけですね。
これがあると色々複雑な試薬を混ぜなくても十分足りちゃうような感じの試薬なんですが、
まぁ考えてみればそのまんまなわけですね、ビール酵母。

ちなみにインスタントのシチューや、ポタージュスープ系の匂いが私は駄目なんです。
理由はこれらの中にはかなりの確立で酵母エキスが配合されていて、
立ち上る湯気の中に培地の匂いを嗅ぎ取ってしまうからなんです。
職業病ってホントいやんなるよ・・・と悲しくなる瞬間。

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