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バイオ・微生物実験好きな管理人による、研究仕事、日常、実験技術や理科系ネタのブログ

上清を日本語で読むと?

2005-08-05 19:23:41 | 今更聞けない・・・シリーズ
コメントにて、「上清」はどう読むのか話題になりました。

こ・・・これはっ・・・・・
「今更聞けない・・・」シリーズじゃないかっ!


ってことで、ネタありがとうございます。>響樹さん、燃海さん


こんな時は役立つWEBページ(同じ流れでごめんなさい)
MEDS 歯科用語 の「じ」
そしてリンク先も系列のWEBページです。
ここは医歯薬英語辞書 Medical English Dictionary ServiceというWEBサイトで、大井毅さんという方が作成してらっしゃいます。
医学・歯学のみならず、生物系の研究を行っている方には非常に便利!!
この場を借りてお礼申し上げます!とっても助かります!


上清【じょうせい】supernatant


ということで正解は「じょうせい 」でしたー。
私は何の疑問もなく「じょうせい」と読んでいました。
考えてみれば他にもけっこうあるのかも。


・・・・・・・・(考えてみた)


・・・・・こういうのって・・・・その状況にならないと思い出せないんですよね。

何か疑問に思ってて、「今更聞けない・・・」と言う言葉や実験技術があれば、是非コメントください!

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微生物保存法まとめ

2005-05-15 18:49:10 | 今更聞けない・・・シリーズ
ふ~、微生物の保存法のまとめができました。
実は昨日にはできていたのですが、Wordで作成していたので、どうやってココに載せようか思案しました。
結局wordから.mdiというドキュメントイメージファイルに変換(フリーソフト使用)し、
.mdiから.tif(TIFF形式)に変換し、更に更に.tifから.gif(GIF形式)に変換(MicrosoftPictureManager使用)しました。
メンドーだったですよ・・・。

ちょっとサイズが大きいかもしれません。新しくウィンドウを開きますので気長にお待ちください。

1ページ目
2ページ目
3ページ目


もしこんなものでも原本(Wordです)が欲しい場合はコメントください。メールで送ります。

結局のところ、カビを培地ごと沈めるなら、蒸留水で沈める方法が長期保存に向いているようです。
凍結させるなら5~20%グリセロールあるいは10%DMSOに沈めて浸透時間を置き、凍結が推奨の様子。
一度こういうの作っておくとのちのち便利だ。
ブログをやってなかったらこういうのは作る機会もなかっただろうなぁ。

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微生物の凍結保存法

2005-05-13 19:25:52 | 今更聞けない・・・シリーズ

なんだか調べてみれば見るほど、基礎的な事項は良くわからなくなっていくという典型にぶち当たったようです。

先日も「カビは50%グリセロールに沈めて保存」と書いて、調べ直したら「生理食塩水に沈めても良い。10~50%グリセロールでも良い」とあり、菌株譲渡機関では50%グリセロールを使用していました。
さて、何が本当なのでしょう?

ここで、ブックマークでも紹介している「臨床微生物迅速診断研究会」の質問箱を覗いてみました。
情報がありましたので、ちょっと整理してみましょう。

・・・・・・・・・時間を下さい(涙)
たくさんありすぎだよぅ・・・


今更聞けない実験操作、これってホント?

2005-02-28 20:46:30 | 今更聞けない・・・シリーズ

先週は150枚以上のシャーレを毎日混釈培養していましたspirillumです、どもです。

さて、今日は「今更聞けない実験技術」ということで、恥を忍んで「これってどうなの?」っていうのを列挙していきたいと思います。
こうするのが正しい!とご存知の方、教えてください。
私はこうしてる、同じだという意見でもいいです。
毎回疑問に感じつつ行っている私にぜひとも愛の手を(笑)

1.オートクレーブ(高圧高温滅菌器)による滅菌作業
 実験では基本的な滅菌操作であるオートクレーブ滅菌。圧力と温度で滅菌する装置です。
 オートクレーブでは実験に必要な色々を滅菌します。
 培地であったり、希釈水であったり、器具であったり、あるときは土なんかも滅菌します。

 さて、私が疑問に思っていることはいくつかあります。

 1-ア)オートクレーブの蓋を閉めるときはきつく締めすぎてはいけない?
     これは学生時代の研究室で教わったものです。
     きつく締めすぎると蓋と本体の間のパッキンが痛むとかなんとか。
     仕事場ではそんなことをしている人はいません。
     小心者の私は軽く緩めたり、きつく締めたりはしません。
     それでも滅菌は十分出来てるので・・・。
     これってどうなんでしょう?


 1-イ)チップなど、乾燥している器具を滅菌する時には水分を?
     これは仕事場と学生時代の研究室とでは全く反対です。
     学生時代には、水分があるとコンタミ(汚染)の原因となると言うことから、
     なるべく水分を入れない工夫(オートクレーブバッグに入れて滅菌)をしていました。
     そして滅菌後は乾燥機で乾燥してから使用していました。
     ところが職場では、水蒸気がないと十分な滅菌が出来ないということで、
     乾燥した器具は水を少し入れたり、
     チップやチューブは水を含ませた脱脂綿を入れたりしてなるべく水を入れています。
     自分的には、どう頑張ってもオートクレーブでは水蒸気が入ってくるもの、
     と思っていて、故意に水分を追加したり、厳重に包んだりすることはしません。
     さすがに2重のアルミ箔で蓋を覆ったりはしますがね。
     そしてやっぱり残っている水分は汚染の原因になりそうな気がするので乾燥させます。
     みなさんはどうしてますか?


 2.シャーレへの培地の分注、固化後の保存
 寒天培地は、シャーレに作成したい時にまとめて三角フラスコなどで滅菌をかねて融解し、あとで分注します。

 2-ア)シャーレの蓋は開けたまま?締めたまま?
     これも困ったことに、それぞれのやり方が。(笑)
     学生時代は分注したシャーレは、蓋に水蒸気がたまるのを避ける意味で
     蓋を開けたまま、蓋は別の場所に重ねておき、
     下の部分は交互に重ねて山型にして固化させます。
     逆に仕事場では、水蒸気は気にしていないらしく、蓋を締めたまま重ね、
     固化させます。
     みなさんはどちらですか?

 2-イ)寒天培地の保存は下側に向けて?上側に向けて?
     寒天を下側にしておくと、蓋の水蒸気が落ちるから、
     上側を寒天にして置いている人が多い職場。
     寒天を上側にしておくと、水分が分離してきて蓋にたまってしまうから、
     下側を寒天にして置いている人が多い職場。
     私は経験的に、分離した水分がたまることの方が嫌なので、
     下側に寒天を置いています。
     これも本当はどっちがいいんでしょう?


みなさんもこういう疑問はありませんか?
きっとまだあるはずなので、一つのカテゴリを作りました。
何か気になることがあったらぜひコメントください。

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