ぶふぉぶろぐ

小説などをつらつらと・・・

龍の末裔 第34話

2006-05-27 | 小説
カノン砲による正面突破が失敗した場合のためを想定して持ってきたものである。 リムはこれまでも自軍の技術を絶対的に信用してはいなかった。 常にいくつもの案を用意して戦争に臨んできた。 それゆえ、今の地位があるのだと確信している。 だから父と兄の件があったにも関わらず、一軍を任されている。 そして、リムは今の地位に甘んじている暇はなかった。 どんなに汚いことをしても、どんなに血反吐を吐いても目的のため . . . 本文を読む