今日は
ウルトラマン80劇場第50話、
「あっ!キリンも象も氷になった!!」パート③をやります。
ガクンッッ!!
オオヤマの乗ったシルバーガルが傾く。そして体制が立ち直る。
何が起こったかわからないオオヤマ。
外を見ると正体不明の戦闘機が失速したスカイハイヤーを牽引している。
オオヤマ「なんだ、その赤いジェット機は?!」
タジマ 「オオヤマキャップ、お久しぶりです。タジマです!」
ハラダ 「ハラダです。オーストラリアゾーンから駆けつけました。」
タジマ 「燃料を空中給油します。安心して下さい!!」
ハラダ 「キャップ、いい所でやってきたでしょ。」
オオヤマ「ありがとう・・ありがとう!!」
再びジャイアントボール作戦が開始された。
オオヤマ「攻撃開始!!」
マーゴドンを狙うシルバーガル&スカイハイヤー。
廻りを旋回するハラダ&タジマ機。
ハラダ「怪獣に冷凍液をお見舞いします。」
冷凍液が詰まったボール状のカタマリをマーゴドンの頭上に落とす。
マーゴドンは一瞬にして氷の塊となる。
そこへ反動をつけた鉄球を見事命中させる。
マーゴドンは氷が割れるかの様に粉々に砕け散る。
オオヤマ「・・・やった・・・。」
感無量のオオヤマ。
(↑ここのオオヤマキャップの表情がたまらない・・・。)
矢的「やった~。さあ、みんなを迎えにいこう!!」
喜ぶUGM隊員達。
南原市は春の日を浴びる平和な街に戻った・・・
苦労して自分達で怪獣を倒した喜びをかみしめながら指令室に戻る隊員達。
そこには亡くなったはずの城野エミ隊員の姿が・・
一同 「あっっ!!」
オオヤマ「城野?城野エミ??」
エミ 「ハイ、UGMカガクハンガツクッタ、ジョウノエミノアンドロイドデス。」
イトウ 「アンドロイド?」
小阪 「はい。みなさんがいつまでも亡くなった城野隊員を懐かしく
思われているので私とセラさんがこっそり科学班に
作っていただいたんですよ~。」
エミ 「ホンモノドウヨウ、カワイガッテクダサイ。」
立ち去る小阪、セラ、エミアンドロイド。
矢的の方を叩くオオヤマ。
オオヤマ「・・・いよいよお別れだな。ウルトラマン80。」
一同 「ええっっ?!」
一同の驚きが消えないまま、二人のお別れパーティがささやかに行われた。
オオヤマ「これまで我々は、いつも80の助けをかりてきた・・・我々は
いつも弱かった・・・。それは知らず知らずのうちに80に頼ろうとする
気持ちがみんなの心のどこかにあったからだろう・・・」
「残念ながら私もそうだ。しかし、私はある時決心した。自分達の手で
戦い抜かなければならないんだと。それは、ウルトラマン80が怪獣との
戦いで傷つき、さらにウルトラの星に事情ができて星涼子隊員こと、
このユリアンがウルトラマン80を呼びにきたことがわかってしまった
からだ・・・。」
「今、我々は怪獣に勝った。80の助けを借りないで、
地球最後かも知れぬ大怪獣をやっつけることが出来た。
これで我々はウルトラマン80とユリアンにさよならを言える。
二人は今日限り、ウルトラの星に帰っていく。」
イトウ 「・・・どうしてもそうしなければならないのか?」
矢的 「・・・ええ。我々二人は一旦ウルトラの星に帰り、しばらく休養すると
また別の星に派遣されます。」
星 「私はほんの短い間でしたけれど、この美しい星、地球のことは絶対に
忘れません。」
泣き崩れる小阪。
矢的 「色んなことがいっぱいありました。みんなのことはいつまでも忘れません。」
オオヤマ「今日の別れは永遠の別れでなく、また会うときまでの仮の別れのつもりで
いて欲しい。」
「本当は・・・、本当は・・・・ウルトラマン80に
いつまでもいて欲しかった・・・。」
ぐっとこらえ、ワインを飲み干すオオヤマ。
優しく微笑む矢的。
矢的 「さよならは終わりではなく、新しい思い出のはじまりと言います。
じゃあ、みんな、元気で!!」
グラスを掲げる矢的。
一同 「カンパ~イ!!」
矢的と握手する隊員達。
♪BGM「心を燃やすあいつ~矢的猛の歌~」♪
ナレーター「二人は地球での思い出を胸に焼き付けるため、
地球最後の一日を思いっきり楽しむことにした。」
ナレーター「ウルトラマン80の物語は今、終わろうとしている。
だが我々のために新しいウルトラマンがきっとやってくるに違いない。
ウルトラの星がいつまでも輝き続ける限り・・・。」
「エイッ、ティッッ!!」
♪BGM「心を燃やすあいつ~矢的猛の歌~」♪
一週間のウルトラマン80特集でした。
いや~残念ながら俺にとって80の最終回は、
「思い出~」なんかではなく、やはりこちらですよ。