
テレビを見ていたら老舗のイタリア料理店のオーナーが「政治にひとこと」を発言していた。
オーナーは年配の綺麗な奥様だ。
パスタ、オリーブオイル・・・など本場イタリアからの輸入であるため、円安による輸入原材料費の高騰に悩んでいると話していた。
「大企業は円安で儲かっていても実質給料が上がっていないので、サラリーマンの皆さんは外食を控えて頑張っている。だから中小業者は原材料費の高騰を価格転嫁できない。でも、もう限界かな・・・」
そこで政治にひとこと「中小業者を大事に」
この声は恐らく国民大半の声だろうと思う。
なぜなら中小零細企業は企業の99%、労働人口の70%を占めているからだ。
中小零細企業は円安による輸入原材料の高騰を価格転嫁できないから倒産が増える。
仮に価格転嫁したら消費者は買い控える。
その結果ますます消費は冷え込む。
こういう悪循環が予想される。
円安の影響が出始めるのは年明けからだと予測されている。
増え続ける円安倒産だが、中小零細企業には数十万件の倒産予備軍がいる。
政府の経済政策が正しいのかどうか。
疑問がいっぱいの昨今の経済状況だ。