音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
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安倍政権・日本会議の ナショナリズムと宗教を問い直す

2017年06月25日 | 裏読み 政治・経済


中島岳志(政治学者)×島薗進(宗教学者) ナショナリズムと宗教を問い直す
https://www.youtube.com/watch?v=dR0hmJt9G7I

最近は安倍政権と日本会議が唱える「国家神道」復活、「大日本帝国体制」復活に対して。
ナショナリズムと宗教を問う論調が盛んになってきた。

ここでいう「宗教」とは「神社神道」のこと。
「神社神道」について論じられることは戦後は少なかった。

最近は安倍晋三さんが叫ぶ「美しい国」「教育勅語」「天皇国家元首」「新憲法制定」などにより、どうしても「神社神道」と、その歴史について考察しなければならない時期がきている。

安倍政権と日本会議が目指すものが「国家神道」の復活であれば、「主権在民」の現行憲法の否定につながる可能性があるからだ。

ナショナリズムの立場からいうと「古事記・日本書紀」の「創世神話」に郷愁を感じるのも分からないではない。

しかし「創世神話」~神武天皇にいたる記述には考古学的、科学的実証が乏しい。
はたして歴史学的、科学的検証に耐えうるものか非常に疑わしい。
これを盲信しているように見えるのが「天皇教」ともいえる「国家神道」であったようだ。
現代日本においては「信教の自由」が保障されているので「天皇教」を信ずる人達がいても別に問題はない。
しかし狂信的に盲信すると「天皇教カルト」の匂いも出てくるのも事実。

この「天皇教」のナショナリズムのもとに戦争に突入していったのが「大日本帝国」であり、その精神的支柱が「国家神道」であった。

この「国家神道」の聖典は「古事記・日本書紀」であり「教育勅語」で補強された「国教」であった。
それは天皇を現人神とする「疑似キリスト教」ともいえる「一神教」であった。

こういった「国家神道」の実態を知ってか知らずか、安倍政権と日本会議はナショナリズムによる「国家神道」の復活に熱狂しているように見える。

神社は日本人にとっては昔から生活と共にあったので「宗教」であると認識されることもなかったように見える。

したがってナショナリズムによって利用されるという状況も生まれる。

現在がまさにそうで。
安倍政権と日本会議が目指す「国家神道」については慎重な考察が求められている。

これは憲法に規定される「政教分離」の原則を破壊する可能性があり。
「信教の自由」「表現の自由」の侵害にも直接つながってくる。

したがって安倍晋三さんがいう「2020年の新憲法公布」というような発言は軽々しすぎるものであり、無知の結果ではないかと疑われる。

これらの考察の素材になるのが、

中島岳志(政治学者)×島薗進(宗教学者) ナショナリズムと宗教を問い直す
https://www.youtube.com/watch?v=dR0hmJt9G7I

一聴の価値ありです。


日本会議の台頭と回帰する「国家神道」「大日本帝国」化を目指す安倍政権~岩上安身による上智大学教授島薗進氏インタビュー 後編 2016.12.13
https://www.youtube.com/watch?v=Q_XB8r1inLI

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