音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

現実の国民意識と乖離した アベノミクスの失敗

2013年08月26日 | 裏読み 政治・経済


今、ネットを賑わしているのは「アベノミクスは失敗だ」という海外の批判記事だ。

記事を引用すると、以下の通り。

 海外からアベノミクス批判が相次いでいる。米ウォールストリート・ジャーナル(13日アジア版)は「アベノミクス、限界に近づく」という社説で、「賃金上昇は、そのほとんどが1回限りのボーナスによるもので、基本給は小幅減少した」と書いた。


 欧州の投資銀行サクソバンクのヤコブセン最高運用責任者のリポート〈参院選後の日本経済〉は、もっと具体的だ。昨秋以降に上昇した日経平均について、「上場企業が日本経済に占める割合は20%にも満たず、それらの企業の株主は日本の人口の5%以下に過ぎない」とバッサリ。中小企業抜きの成長戦略を批判している。


 日銀の異次元緩和は「人工マネー」「貨幣幻想」だから効果は期待できない、2%のインフレ目標も「高齢者はインフレよりデフレを望む」と苦言のオンパレード。まとめると、「安倍首相の認識は現実と大きく乖離(かいり)」しているので、「アベノミクスは失敗するでしょう」となる。


「選挙までバラ色の経済政策を煽(あお)っておいて、勝ったら知らんぷり。そこを見透かされた」と、株式アナリストの黒岩泰氏はこう言う。
「外国人がアベノミクス批判を始めたのは、日本株を売るための号砲です」
<株価暴落 10月1万円割れも>

 実際、海外勢は7月第4週から、3週連続で「売り越し」に転じている。今年に入り1兆6000億円を「買い越し」ているだけに、一気に売ってきたら大暴落も起こり得る。


「海外勢は、すでにアベノミクスの嘘を見破っています。この先、ハゲタカが売り浴びせてくる危険がある。9月に日経平均は1万1000円台まで下落する恐れがあります。そうなったら10月の1万円割れもあり得ます」(黒岩泰氏)
 これだけ海外からの批判が続いても、国内大手証券は日経平均の年内1万8000円目標を変えていない。


 個人投資家は8月第1週に約2000億円を「買い越し」た。大損するのは誰か。ババ抜きは始まっている。

(日刊ゲンダイ2013年8月19日掲載)
http://news.nifty.com/cs/item/detail/gendai-000192348/1.htm


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