100年予測
著:ジョージ・フリードマン
訳:櫻井祐子
むこう100年の間に、中国とロシアは空中分解し、日本とトルコとポーランドが台頭して、日本とトルコが手を組んでポーランドを挫こうとし、それをいやがったアメリカがポーランドを支援し、ついには日本・トルコと戦争を起こす。結果、日本トルコ連合は負けるが、そうこうしている間にメキシコが力をつけて、ついにはアメリカとメキシコが戦争を起こす。
誰がどうあがいても、環境と条件がそうさせる。
見どころはこの「地政学」のロジックの重ね方にあるのだけれど、ここらへん「銃・病原菌・鉄」とか「文明の生態史観」も彷彿させる。こういうの流行りそうだな。