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大津波に呑まれた故郷でカメラを回しはじめてから、2年3カ月。

2013年05月31日 11時16分40秒 | 「犬と猫と人間と2」ニュース

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 「犬と猫と人間と2」ニュース Vol.2  2013.5.31発行
  発行:映像グループ ローポジション/合同会社東風
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あす6月1日から、渋谷・ユーロスペースで幕が開きます!

2011年3月19日。
大津波に呑まれた故郷でカメラを回しはじめてから、2年3カ月。
たくさんの出会いと、そして別れがありました。
この映画を世に出すため、お力添えを下さったすべての方々に、
そして動物たちに、感謝の気持ちでいっぱいです。
ひとりでも多くの方に映画が届きますように。
いまはただ、祈るばかりです。
                         宍戸 大裕

●公式サイトでは随時最新情報を更新しています。
  http://www.inunekoningen2.com/

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 2.飯田基晴プロデューサーからのメッセージ
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いよいよ「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」が劇場公開を迎えます。

全国各地から毎日のように、宣伝協力のお申し出を頂いています。
配給・宣伝の東風のスタッフも、体調が心配になるほど頑張っています。
監督の宍戸くんも連日、イベントやメディアへの出演が続いています。

しかし、簡単には超えられない「壁」も感じています。

ひとつは、「かわいそうで観られない」、つまり動物の悲惨な
姿を見ることへの『怖れ』です。
もうひとつは、被災地の動物とこの映画に対する『無関心』です。

「かわいそうで観られない」という声は、前作「犬と猫と人間と」
でも同様にありました。
でも上映会のアンケートではこんな意見も寄せられました。
「かわいそうな姿から目を背けることが、一番“かわいそう”な
ことなのだ気づいてほしい」

どちらの作品でも、悲惨な姿をこれみよがしに見せることはして
いないつもりです。僕らが目指すのは、見せてショックを与える
ことではなく、見て「考えてもらう」ことだからです。

宍戸は、取り残された動物たちを前に、「この事実を決して
無かったことにはさせない」と放射能への不安も脇に置いて
記録することに力を注ぎました。そして、目の前のものをただ
切り取るのではなく、そこに踏み込み、容易には見えないものを
伝えることを目指し、取材期間は1年8ヶ月になりました。

今回、こんなコピーを用意しました。

 僕らがまだ知らない、動物と人間のいま
     未来につなぐため、いのちと向き合う

被災地では、いまだに人と動物の苦難が続いています。
私たちがそこを見つめることで、多少なりとも力になれる
ことがあるかもしれません。

不安に訴えるわけではありませんが、もし将来、あなたの街で
大きな災害が起きたとしたら、この映画を観てなにか備えて
おくことが、あなたの大切な存在を守ることにつながるかもしれません。
哀しい出来事を繰り返さないためにも、私たちはこの経験を
共有することが大切なのだと思います。

「そんな映画を見に行くほど、自分は動物を好きじゃないし」
そういう方も多いでしょう。
でも僕らは、動物好きに向けて映画を作ったわけではありません。

好きも嫌いも関係なく、私たちの周囲には動物がいます。
動物たちの目線に近づいていくと、社会を違った角度から
見つめ直すことになります。
この視線は、経済優先・人間中心の社会の行き詰まりを
照らすことでもあります。

まず、「いま」を見つめなくては、「未来」の方角を決めることも
できません。そのためにも、この映画を通じて多くの方に、
人と動物の「いま」を知ってもらいたいと願っています。

飯田基晴


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