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17.『ビッグ・フィッシュ~BIG FISH~』みちゃった!(^^)!

2006年01月15日 20時33分05秒 | 映画

今夜は昨晩の『恋は邪魔者』のユアン・マクレガー繋がりで~^^;
ティム・バートン監督の『ビッグ・フィッシュ』です。
いつかは記事UPしたいと思っていた作品。
ティム・バートン監督独特の世界が、イッパイです。
本編中に出てくる主人公の御伽噺も映像も、美しい仕上がりになっています。


2003年 アメリカ 本編125分
監督:ティム・バートン
(『ビートル・ジュース』『バットマン』
 『マーズ・アタック!』『スリーピー・ホロウ』
 『PLANET OF THE APES 猿の惑星』
 『コープスブライド』『チャーリーとチョコレート工場』他)
脚本:ジョン・オーガスト
(『チャーリーズ・エンジェル』『コープスブライド』
 『チャーリーとチョコレート工場』他)
原作:ダニエル・ウォレス
音楽:ダニー・エルフマン
(『MIB』シリーズ 『ミッション・イン・ポッシブル』
 『スリーピー・ホロウ』『PLANET OF THE APES 猿の惑星』
 『レッド・ドラゴン』『チャーリーとチョコレート工場』他)
出演
エドワード(青年期):ユアン・マクレガー
(『ムーラン・ルージュ』『ブラックホーク・ダウン』
 『スターウォーズ エピソード2・3』『猟人日記』
 『恋は邪魔者』『アイランド』他)
エドワード(老年期):アルバート・フィニー
(『アニー』『背信の行方』『エリン・ブロコビッチ』他)
ウィル:ビリー・クラダップ
(『スリーパーズ』『あの頃ペニー・レインと』他)
サンドラ:ジェシカラング
(『キングコング』『トッツィー』
 『郵便配達は二度ベルを鳴らす』他)
ジェニファー/魔女:ヘレナ・ボナム=カーター
(『ファイト・クラブ』『PLANET OF THE APES 猿の惑星』
 『コープスブライド』『チャーリーとチョコレート工場』他)

-あらすじ-
ジャーナリストのウィルとジョセフィーンの結婚式で、
ウィルの父親エドワードがウィルの生まれた日に釣った
巨大魚の話を始めるのだが……。
死期が迫った父が、改めて息子に語り聞かせる人生の回想物語。


配給会社 SONY PICTURES 『ビッグ・フィッシュ』公式サイト


これより先ネタバレあります
お気をつけ下さい。
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最初から最後まで、ぎっしりとティム・バートン監督ワールドが
詰まっています。!(^^)!
『ビートル・ジュース』、『スリーピー・ホロウ』の様なホラーや
『マーズ・アタック!』、『PLANET OF THE APES 猿の惑星』の様なSFでも
少ないながらもしっかりティム・バートン風味をかもし出していますが
今夜の『ビッグ・フィッシュ』は“まんべんなく”
ティム・バートン作品です。

お話はある家族の物語。
年老いた男が自分の若い頃の話を、面白おかしく
少々の(!?)変更を加えながら、息子や周囲に話していく
と言うお話なんですが、それだけではありませんねー。
その“ホラ話”(ウィルは信じていない)の所為で
息子ウィルとの関係はギクシャクしてしまう。
ウィルにしてみれば何でもかんでも“御伽話”にしてしまう
父への苛立ちと、父が皆から好かれる社交性を自分は持ってない
という憧れと嫉妬。
最後は、ウィルが父の足跡を追いかけてある事実を知ります。
それは、彼が幼い頃、留守がちだった父の本当の姿。
(ウィルは自分の父に、愛人がいるのでは?
 他の場所でもう1つの“家族”と
 暮らしているからいつも居ないのでは?と疑っていた。)
最後は、強請る父にウィルが“話”を聞かせてあげます。

エドワード青年がこれほどまでに人を惹き付けたのはなぜか?
(最後のお葬式のシーンでエドワードが
 どれほど“活躍”していたのか分かります)
それは、話が上手だったというコトだけではなく
“プラス思考”だったから。
彼は幼い頃“沼地の魔女”のガラス玉の目で“自分の死に方”を
見てしまい、それからというもの 危ない目に遭う度
「あの時見た、僕の最後はこんなんじゃない!」と
頑張りをみせます。
そんな“マイナス”を“プラス”に変えてしまうパワーが
周囲の人々に受け入れられる要因ではないでしょうか。

ここで、エドワードが息子や周囲に面白おかしく聞かせた
“御伽話”(ホラ話@ウィル談)を書き出してみました。

☆沼に棲む大ナマズ
昔の盗賊の頭の霊が乗り移っているといわれていて
これを吊り上げる唯一のエサは、金。
☆沼地の魔女
町外れの沼地の傾いたボロ家に住む、片目がガラス玉の魔女。
その片方のガラスの目には死ぬ時の自分が
写されると言われている。
この魔女は、人間を石鹸にしてしまうと恐れられている。
☆急激に成長(“急激成長”という病名らしい^^;)した
 エドワードの話
3年間で大人のサイズにまで成長したエドワードが次々と
活躍し、突然やってきた大男カールを話し合いで
町から立ち退かせた。
☆カールとの旅の途中で訪れた小さい集落の話
村の名前は“スペクター”(幻という意味)。
村人は裸足。(村の入り口上に靴が引っ掛けられている)
☆サーカスで妻となる女性サンドラと出会う話
偶然入ったサーカスでであった美しい女性。
その瞬間、何もかもの時間が止まる。
彼女のことを知りたいが為、エドワードは狼男に変身する
キャラウェイ団長のサーカスで仕事をはじめ、彼女の元を訪れることに成功!
☆彼女の為に、死にそうになりながらも戦場から生還
☆ひょんなことから詩人ノザーと銀行強盗
☆仕事の帰り道、水中で美しい女性にであうエドワード
☆今まで回想してきた物語のキャラクター達、総出演。

老いたエドワードがポツポツと息子や周囲に聞かせている
シーンは思わず、見入ってしまいます。
小さい頃、親に本を読んでもらった時のような
心地よさと、次の話はどんなのが出てくるんだろうか?という
期待が、全編通して持続します。
また、浴室でエドワードとサンドラがバスタブに浸かって話す
場面では、切なさも・・・。
2時間ちょっとと、少々長いですが、時間なんて
感じさせない。 一回目より二回目と言う具合に
見るほど(先を知っているのに)楽しくなる作品です。

いつもまとまりが無い長文になってしまうのにー
今夜は「いつもより」長くなってしまいました。F^^;
(まだご覧になられておられない方~)
それほどにこの作品は、オススメですっっ!
お付き合い ありがとうございました~♪


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