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今夜はあの、スティーブン・キング原作。
監督は彼の友人ミック・ギャリス。
イマイチな評価を良く聞くステーブン・キング氏の
映画化作品ですが~ (; ̄ー ̄)さて・・・今夜の
『ライディング・ザ・ブレット』は、どうなんでしょうかー??
(ちょっと、不安…。)
2004年 アメリカ 本編99分
監督・脚本:ミック・ギャリス
(『ザ・フライ2』『サイコ4』
『スリープウォーカーズ』『シャイニング』他)
原作:スティーブン・キング
(『グリーンマイル』『アトランティスのこころ』
『ドリームキャッチャー』『キングダム・ホスピタル』
『シークレットウインドウ』他)
音楽:ニコラス・バイク
出演
アラン・パーカー:ジョナサン・ジャクソン
ジョージ・ストーブ:デヴィッド・アークエット
ジェシカ・ハドリー:エリカ・クリステンセン
ジーン・パーカー:バーバラ・ハーシー
謎の男:クリフ・ロバートソン
-あらすじ-
1969年10月30日 メイン大学。
自殺未遂を起し、恋人のジェシカと別れた
21歳の画学生・アランは、脳卒中で倒れた
母・ジーンを見舞うため、
ヒッチハイクをして病院へ向かうが……。
『ライディング・ザ・ブレッド』公式サイト
『ライディング・ザ・ブレッド』配給会社 日活.com
これより先ネタバレ含んでますので
お気をつけください。
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まず、やっぱりスティーブン・キングの作品は
映像化するの難しいようです。
以前にも彼の作品は数作取り上げていますが、今夜の
『ライディング・ザ・ブレッド』はその中でも
非常に分かりにくいです。
陰気な主人公・アランが恋人から別れを告げられ
一人ぼっちの誕生日の夜から物語りは始まります。
常に彼は“死”というものを意識し、死神が見えてしまうほど…。
憧れなのか…?恐怖なのか…?
冒頭のバスルームでの死神との2ショットでは
死神の唱える死への呪文をうっとりと聞いているかと思えば
中盤~終盤、ではジョージ・ストーブという
謎の男からの“誘い”ハッキリと抵抗しています。
そんな主人公の最悪な誕生日
(恋人にウソをつかれ、誤って手首を切ってしまう)
のトドメを刺すかのごとく、極めつけの電話がかかってきます。
彼の母親が脳卒中で入院・・・隣の知人からの電話に「スグ行きます」と
答え、彼はヒッチハイクで母の入院している町へと向かうこととなるのですが
ソコからがこの作品のメインとなります。
何とか病院のある町へ向かおうとするんですが・・・
彼を拾ってくれる運転手が皆、一クセありそうな人間ばかり。
・薬中の“なんちゃって”ヒッピー
・“昔話エンドレス”で、脳卒中で無くなった妻を想う
ふらふら運転のおじさん
・墓場で見た墓石の男とソックリな、スピード狂で不気味な男性
小さい頃の遊園地でのエピソードや途中挿入される細切れの
怖いシーンは彼が“恐ろしい”と定義付けするもので
本編中では“これでもかっ”というほどに恐ろしげな場面が
気を抜く度に出てきます。そんなことからも分かるように
強がりを言っても、臆病者だと彼自身分かっていたようですね。
そして、母親の危篤というショックと、一人での夜中のヒッチハイク。
精神的に参ってしまっても仕方ない・・・。
私は途中から“夢オチか!?”と・・・少々不安になっちゃいましたが
一応の、「臆病者からの脱皮」というラストが用意されていました。
この緊張の連続が彼に良い影響を与えたのかもしれませんね。
この夜以降の後日談が出てくるのですが、あの一夜の出来事のお陰で
アランは“臆病者”を止め、“死への憧れも”勿論なくなり
地に足つけた人生を送ったとあります。
この作品で言いたかったこと(表現したかったこと)は
こういうこと・・・らしい。(^~^;)?
勿論ホラーというジャンルなので、恐ろしい(気持ち悪い)
シーンも有ったりするんですが、それらから最後の平和的場面への
繋げ方は力技ですね~。
映画と言うより、海外ドラマを鑑賞したような後味でした。
今夜は、スティーブンキングの『ライディング・ザ・ブレッド』を
取り上げてみました。
一回見たら、もういいっかぁ~という作品でした。
最後までお付き合いありがとう御座いました。
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