永遠の歌を求めて

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原点

2012-09-15 | Zaman-ai ~時代よ!~
ゴールドコンサートまであと1週間。
集合時間が朝なので、昨日の抗議行動に行く前に東京国際フォーラムの出入口の確認をしてきた。
考えたらホールに入るのは DOOBIE BROTHERS http://www.youtube.com/watch?v=sR9ba6NMeKc の
来日公演以来じゃないのかな。ここのガラス塔は本当にすてき。こっちでも歌えたらいいのに。

Twitter TOMOKO119‏@Tmoon119

   この時間ですが、永田町周辺抗議行動にご参加の皆様、スタッフの皆様、本日もお疲れさまでした!
   ファミリーエリアの今日の盛り上がりは最高でしたね。イルコモンズさんのドラム。
   タンバリンのおばさまのエネルギッシュなダンス、ふるさと合唱+ツイントランペット!
   来週もこの勢いで皆で再稼働反対!

大盛り上がりの抗議行動の終了後、久々に「ふるさと」の歌詞を配りに来てくれたKさんとお茶をしにゆく。
以前ブログでご紹介くださっていました、感謝。
http://ameblo.jp/waintonekogasuki/entry-11324377126.html

様々な話をしているうち、「大切なのは我ではない」という点で意気投合してそういえば、と
久々に私がザマナイを歌うことにした原点を思い出した。

実を言うとザマナイは、私に最適なキーでは歌っていない。回数を重ねすぎてもう忘れていたけれど。

Popsの歌い手は通常自分に最適な、いちばん自分の声がよく響くキーでレコーディングするものだ。
ローザさんも「これは私のために作られた歌で、私のキーや雰囲気に完全に合わせて作られた」と広島で。

私は音域が約3オクターブある。  
自分の声の一番響きのよい部分にさえこだわらなければ、普通の歌ならほぼ歌えない歌はない。
頭を殴られたような衝撃を受けてザマナイを日本でも普及する活動にとりかかり、歌うことになった当初
私はこの歌を自分が目立つためではなく、あくまで日本でのパートリーダーのように
市民が呼応して核実験を閉鎖させた当時から歌っている偉大なローザさんと
日本の方々が声を合わせてご一緒に歌うためにと思い、原曲キーで歌うことを選んだのだった。
AIBO-M氏が私のキーに合わせたオケを作ろうと言ってくれたのを断って。

私も人間。発願は純粋でも、いつの間にか我が出てくることも。
まして今回、賞は捨てていると言っても形式はコンテストだから比較されるのが前提…
どうぞ大目に見てやってください。
ああ、本番前に気付けてよかった。

だから、私にとってのザマナイに大切なのは初めから、
自分として最高に巧く歌おうとすることではないのだということ。
歌の想いを、聴きに来てくださる方々にまっすぐに届けること。
今回は大きな舞台だけど。ただそれだけができますように。
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10 Comments

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深い。。。 (しろぶんちょう)
2012-09-16 01:00:47
今回の記事を拝見して、TOMOKOさんのアーティストとしての面とはまた違った、人間的な深さを知りました。
音楽を専門に学んでいないながらも、キーが音楽をなさる方にとってどれほど重要な問題かは想像がつきます。
でも大丈夫、ご自分にとって最適のキーでなくても、TOMOKOさんの「ザマナイ」は素晴らしい感動を与えて下さいました。もしくは、だからこそ、かもしれません。
返信する
しろぶんちょうさん♪ (TOMOKO)
2012-09-16 02:12:55
お言葉、恐れ入ります(赤面…)
そしてご理解くださり、ありがとうございます。

あれだけ心動かされた曲ですのでね。
常々、芸術に向き合う折の発願は極力純粋でありたいと思っているのです。
芸術が、その真髄の部分では信仰と深く結びつくものであるがゆえに。

返信する
歌の想いをまっすぐに届けるということ (たでぬま)
2012-09-17 11:28:32
>自分として最高に巧く歌おうとすることではないのだということ。
歌の想いを、聴きに来てくださる方々にまっすぐに届けること。

私は歌の素人ですが、ローザさんのキーに合わせて制作された歌だと言われますとその点は分かります。集団としての民族や民衆の哀しみと怒りが良く表現されています。最後、髪を振り乱して絶叫するあたりはクライマックスです。

しかし、TOMOKOの歌には違った共感力があります。音域の広さがバックになって、讃美歌のような精神的な崇高さが伝わってきます。

どこかで「宗教」に結び付けて書いておられたように記憶しています。宗教は、一種のアウフヘーベン=主に自分を委ねる=相手の気持ちに合わせるという側面を本質的に持っているように思われます。TOMOKOさんの歌唱力は、この意味での宗教性に似たものが感じられます。
「歌の想いを届ける」うえで、このような要素は重要なことなのかなと思われます。

優れた芸術は民衆の幸せのためにあると思います。

その点、ザマナイは、1人ひとりの個人を等しくかけがえのない存在として捉えること、及び個人や時代を超えた民衆の究極的な幸せの両方がテーマになっているように思います。

官邸前で「ふるさと」を歌われていることは、TOMOKOさんの歌に民衆としての力を加えていると拝察します。真摯な経験とはそういうものだと思われます。

賞を獲得するかどうかは、審査員の芸術観に影響されるのでしょう。望むべきは審査員の方々がザマナイという作品の価値を評価して下さることですが、これは不透明です。

結果は気になさらず、「歌の想いをまっすぐに届けること」に集中なさってください。

TOMOKOさんは書かれました。「人間の身体がそもそも自然の一部なのですから。人間は母なる自然の前に謙虚になる必要があると思います。」

母なる自然と一体となっての想いを純粋に伝えてくださることを祈っております。

門外漢の駄文でした。失礼しました。
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たでぬまさん♪ (TOMOKO)
2012-09-18 19:51:21
長文のコメントに感謝です。返信が遅くなってすみません。
本当に、独立した記事にしたいほどの内容なのです悩みましたが、今はこのままにします。

たでぬまさんもお感じくださる宗教性、
私の声を認めてくださったレコード会社のトップの方は精神性と言っておいででしたが
声に表れるのですね、自分ではよくわかりませんが。

そうですね、ザマナイを聴いて衝撃を受け、普及しなければと思ったのは、
核兵器は永遠に続く究極の人権侵害だと感じたからなのです。
その反対がこの歌の求めるところですので、個々の平等性や民衆の幸せがテーマとですね。

>官邸前で「ふるさと」を歌われていることは、TOMOKOさんの歌に民衆としての力を加えていると拝察します。

ああ、なるほど…私は、ふるさとが今歌われる必要があるとしか捉えていませんでしたが。
たでぬまさんの洞察は正しいと思います。

また、パパママさんとのご縁でご依頼いただいたところから始まって既に恒例となったものですが
先日、歌詞をいつも配ってくださる方とお話して何故歌うことになったのかの全貌が見えた折に
ザマナイと同じように、これもどうやら「役割として」やらせていただいているような気がします。
ふるさとを歌うことについての重層的な意味を私たちは見出しているのです。


詳細は書けませんが、パパママさんの皆さんの後ろから
何か大いなる意思に守っていただいていると感じていまして。
本当にありがたく思っています。

私は昔、地球の叫びを確かに見、聴きました。
私をザマナイに導いたうちの、ひとつの大きな出来事です。

母なる地球の子の一人として、
核兵器や放射能に関心のない方の耳にも届くように歌えればと願っております。
ありがとうございます。
返信する
お役目 (lコスモス)
2012-09-26 04:16:38
お話できて、同じような感性の方と感じ、私もすごくうれしかったです。
怒りではなく、ふるさとの歌を歌って、想いを伝えたいと動いていて、ともこさんに出逢えました。本当に感謝です。
ともこさんがあまりに純粋すぎて、感激しちゃいました。だからこそ、天から選ばれ、お役目として、ふるさとの言霊を歌声として届けているんですね。。透き通った歌声、。ただ、美しいだけでなく、なぜ胸に響くのか、、。ともこさんとお話してわかりました。
純粋で素直な魂だからこそ、伝えられる。
ともこさんは、歌を通して地球の声を届けるメッセンジャーなのかも、。

今週は、官邸前いきますね。全ての命に優しい国になれるように、、、。動物たち、鳥も虫も、木も大切な命ですよね。
返信する
コスモスさん♪ (TOMOKO)
2012-09-26 07:59:22
ようこそ。
うれしいメッセージ、ありがとうございます。
うるうるしながら読ませていただきました。。。
私もコスモスさんと出会えて、本当にうれしいです。
大人の方でコスモスさんのように澄んだ心の方を、私は知りません。

コスモスさんのブログを拝見して、
初めてふるさとを歌わせていただいた日までのみなさんとのやりとりから
パパママの方々も、私も含めていろいろな人が、
ふるさとを抗議行動の中で歌うために采配されたことがありありと感じられました。

皆さんがふるさとを歌うためにファミリーエリアを目指されたあの日は、
私も偶然、ファミリーエリアに行った最初の日なのです!
行ったとたん唐突に明日香さんに歌えない?とおっしゃっていただいて、
心の準備をする間もなくリードさせていただいた次第です(笑)

集まった皆さんで、この状況でふるさとを歌った感動。
大勢の方が泣いていらっしゃいましたね。

私はみんなでふるさとを歌うために配置された「表方」に過ぎません。
そのために動いてくださったコスモスさんをはじめとする皆さん、
私に歌わせ続けてくださる、パパママの皆さんに感謝です。

そうですよね、すべての命は大切な命。
コスモスさんの立派な活動にも敬意を表します。
また官邸前でお待ちしています。
けれど、くれぐれもお身体にご無理のないように。
返信する
芸術の神髄である信仰の意味について (たでぬま)
2012-09-26 13:44:44
先日、上記で「宗教性」と書かせていただきました。それは、文章中にある、「どこかで『宗教』に結び付けて書いておられたように記憶しています」の部分と関係します。TOMOKOさんが書かれた文章を一覧したのですが見つからず「どこかで」になってしまいました。ところがその後、なんと、すぐ上のコメント中に、「芸術が、その真髄の部分では信仰と深く結びつくものであるがゆえに。」とあることに気付きました。GC前でしたので集中していただきたいと思い遅れましたが、度々で恐縮ですが、コメントさせてください。

お書きになられた「信仰」とは、対象は宗教には限りませんね。精神的な意義を持つ相当幅広いものが対象として使われていると思われます。従って、私がおぼろな記憶で「宗教」と記載したのは、TOMOKOさんの認識とは異なる可能性が相当あるかもしれないと思いました。

「芸術が、その真髄の部分では信仰と深く結びつくものである」と言われる場合の「信仰」について、ご説明いただけるとありがたいです。TOMOKOさん及び芸術についての理解が深まりますので。

私が記載した、「この意味での宗教性に似たものが感じられます」の文章は、「信仰」を「宗教」と思い違いしての、アバウトな部分があります。

私にとっての「宗教」は、19歳の頃半年あまり、毎日キリスト教と格闘した経験と密接なものがあります。当時、聖書自体を思想として学んでいましたが、最後の方になって「信仰」するかどうかで、迷い始めました。キリスト教に関する多数の文献に接し、最後はブルンナーの「永遠の生命」と、署名は忘れましたがカール・バルトの本でした。
キリスト教も他の宗教と似て、近代科学の展開の影響を受けて次第に精神性を色濃く持つようになり、上の二人は、キェルケゴールに始まる実存主義神学の流れの先端に位置するものとして受け止めました。ブルンナーは書籍の中で、キリスト(教)を信じるか否かは、結局は、理性や理屈ではなく、要するに決断的に信じるか否かであると述べていました。それによって、「永遠の生命」を獲得することができるのだと。すると、どうしても、「飛躍」=アウフヘーベンの要素が存在します。

すると、レコード会社の方が言われた「精神性」と「宗教」との間にはとても大きな壁があると思います。私の場合は、結局のところ、壁の前で立ち止まり、「飛躍」することができず、現在に至るも無宗教です。

私が、宗教性と記載したのは、重複しますが、「信仰」の対象を「宗教」と考えてしまったことと、私が強い影響を受けたブルンナーの「永遠の生命」にブログのタイトル「永遠(の歌を求めて)」を潜在意識として重ね合わせてしまった軽慮によるものです。

ですので、「精神性」の方が正確かもしれません。
にもかかわらず、それを超えた上記の意味での宗教性の要素を感じたのも事実です。

長くなり、すみませんでした。メールにてコメント下さっても勿論けっこうです。
返信する
たでぬまさん♪ (TOMOKO)
2012-09-29 04:06:15
私の知る範囲で最も私と感性が近いのはノヴァーリスです。
著書を読んでみてください。どこかで、芸術は信仰の母と言っています。

宗教のようなドグマを必要としないものが信仰であり、
それはダイレクトに私たちを私たちに命を授けた源と結びつけるものです。
返信する
天使の導き (コスモス)
2012-09-29 06:30:40
TOMOKOさん。 そんな風に思ってくれる貴方の純粋さに、また驚いてしまいます。。
私は、そんなきれいな心の持ち主じゃないです~!
自分のことばかり考えてるわがままな人です。、

今まで、社会の事に、あまりにも無関心でした。
でも、昨年の大震災、あまりの悲惨さに、胸が引き裂かれそうでした   
原発事故、放射能汚染が、広がり、、。
地震は天災でも、原発は人災! 人災は防げる!

 今、1人1人が意識を変えていかなければ、地球は滅びてしまう。。。
一人ひとりの思いと世界は繋がっている。
福島の未来は日本の未来
日本の未来は世界の未来なのだ。と、、。
強く感じました。
福島で作られている電気を、東京で何も知らずに使っていたと知った時は、本当にショックでした。

無関心、無知は 罪なのだ!と思いました。

だから、福島の人への、動物たちへの日本中の子供たちへのせめてもの罪滅ぼしのような気持ちで、ほんのわずかな事をしてるだけです。
もとのレベルが低いから、大変なんですよ~。

「皆さんがふるさとを歌うためにファミリーエリアを目指されたあの日は、
私も偶然、ファミリーエリアに行った最初の日なのです!
行ったとたん唐突に明日香さんに歌えない?とおっしゃっていただいて、
心の準備をする間もなくリードさせていただいた次第です(笑)」

びっくりです!
まさに天使の導き!
思いは通じる。 波長が引き寄せるのでしょうね。
昨年、福島に行き始めてから、本当に不思議な出逢いが
続いています。
きっと、皆さんそうでしょうね。

それほど、今は、この世界にとって大切な時だと感じています。

必要な人と必要な時に、ここで、出逢うようにと、プログラムされていると思います。
トランペットの山内さんや、丸子安子さんとの出逢いにも全てのことに意味がありますね。

TOMOKOさんの純粋な魂と、歌声に出逢えた奇跡に
感謝します。
お忙しい中、毎週欠かさずの官邸前、お体、くれぐれも
大切に してくださいね。
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コスモスさん♪ (TOMOKO)
2012-09-29 20:13:59
福島の方がおっしゃったように、
見ず知らずの動物の命のためにご自身のお金と労力を使ってボランティアを続けるのは並大抵のことではありません。
やはり、コスモスさんの罪滅ぼしのおつもりという謙虚な発願に曇りがなかったから、
続けられているのだと思いますよ。素晴らしいことです。

本当に、見えざる手の関与を感じますね。
今は世界にとって大切な時。おっしゃるとおりです。
私の「大地の声」もこのために準備されたものでしょうし。
丸子さんの小説のお話を伺っても
やはり今そういうものを受け取る方は受け取っているのだなと思いましたし。
ファミリーエリアでもお一人、いらっしゃるんですよ。能力が開かれた方が。

私もコスモスさんに出会えたことに本当に感謝しています。
私の身体を気遣ってくださって感謝です。コスモスさんもどうぞご無理のないように。
またファミリーエリアでお会いしましょう。
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