2010年12月15日【水】
#、為替、83.62円。83.87円。83.84円。111.92円。
#、ダウ、11476.72。+47.98ドル。ナスダック、2627.72。+2.81。
#、日経、
#、前場、10312.96円。+3.81円。後場、10309.78円。-6.99円。
2.師走の食卓、猛暑余波…サケ・ホタテ・カキ高値
読売新聞 12月14日(火)14時12分配信
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読売新聞
猛暑の影響が、年末年始の食材を直撃している。
北海道や東北では、高い海水温の影響で秋サケが不漁となり、新巻きザケやイクラが高値になっている。青森県の陸奥湾では養殖ホタテが大量死し、地元の直売所でも入荷がほとんどない状態。佐賀県の有明海では養殖カキの多くが死滅した。書き入れ時の不振に、関係者からはため息が漏れている。
福島県では、県内10河川でのサケ捕獲数は、11月末現在で約11万5000匹。昨季の約22万6000匹から半減した。同県水産試験場は「猛暑の影響で、低水温を好むサケの南下が遅れたり、南下しなかったりしている」としている。
岩手県では、11月末までの沿岸のサケ漁獲量は、例年より35%減の310万匹。イクラを生産している同県宮古市の水産物加工会社「大井漁業部」では、例年1匹2000円程度のメスの仕入れ値が、今年は2800円前後。同社の大井善仁専務は「仕入れ値に合わせ、イクラを値上げしたら量販店などとの競争に勝てなくなる」と苦しい胸の内を明かした。だが、同市の別の業者によると、イクラ1キロの卸値は昨年の2500円前後より5割程度高い4000円前後に高騰しているという。
同県大槌町の「里忠商店」は例年、3000本の新巻きザケを作るが、今年は1000本減らした。値段も例年の1本2000円前後から、300円程度値上げせざるを得ないという。
北海道でも秋サケの漁獲量は前年比2割減。札幌市中央卸売市場では、品薄に年末需要もあって1キロ当たりの単価は例年より1割ほど高く取引されている。
全国2位のホタテ漁獲量を誇る青森県の養殖場の陸奥湾では、夏から秋の海水温が平年より2~4度高い23~25度台で、貝が広範囲で死滅した。今年は好天続きで海水があまり循環せず、「浴槽にずっとお湯がはられていたようなものだった」(漁業関係者)。
県内のホタテ生産量の半分以上を養殖する平内町漁協では、9月の出荷額が前年比で5億円以上減少した。同町の直売所では入荷のない時期が続き、お歳暮用などの発送サービスも中止した。価格は昨年より2割ほど高い。直売所の能登谷隆一館長(64)は「稼ぎ時なので売りたいのはやまやまですが……」と嘆いた。
佐賀県太良町沖の有明海産の養殖カキは、夏場の海水温上昇で大量死したため、水揚げ量が昨年の2割程度の約17トンにまで激減する見込みだ。同町のカキ養殖業の男性(69)は「経営するカキ焼き小屋に出す量は何とかなりそうだが、毎年受け付けている地方発送分までの確保は難しい」と話した。県有明海漁協によると、販売価格は昨年よりも1割程度高いという。
3.レアアース輸出税を引き上げ=国外流出の抑制狙いか―中国
時事通信 12月14日(火)16時59分配信
【北京時事】中国財政省は14日、レアアース(希土類)製品の輸出税を引き上げたと発表した。引き上げ幅は不明だが、輸出コストを引き上げ、国外への流出を一段と抑制するのが狙いとみられる。
2009年時点で世界全体のレアアース供給量に占める中国産の割合は97%に達するが、中国政府はここ数年、資源枯渇や環境汚染を理由に、レアアースの生産や輸出を急速に制限し始めている。10年の輸出割当枠は09年の約5万トンから、一気に4割近くも引き下げられ、当局は来年以降もある程度、割当枠を縮小する方針を示している。
4.海兵隊志願者が急増=砲撃、愛国心を刺激―韓国
時事通信 12月14日(火)14時35分配信
【ソウル時事】北朝鮮による韓国の延坪島砲撃事件後、同島の防衛などを担う韓国海兵隊への志願者が急増している。兵務庁当局者は「砲撃事件によって若者の愛国心が刺激されたのではないか」と話している。
韓国では男性に2年間弱の兵役がある。延坪島など北朝鮮に近い黄海の島々の防衛は海兵隊が担当しており、砲撃事件で同隊員2人が死亡した。
兵務庁によると、12月に行われた来年2月入隊の海兵隊員の募集には3488人が志願、競争率は3.6倍だった。この2年間では今年1月実施分に次ぐ高倍率だ。
志願者からは動機について、「(北朝鮮が)民間人にも砲撃したことに腹が立った。何としても自分が国を守りたい」「国は誰かの犠牲がなくては守れない」などの声が上がっているという
5.小沢氏出席要請、意味大きい…首相が岡田氏支持
読売新聞 12月14日(火)20時28分配信
菅首相は14日、民主党の小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会(政倫審)への招致問題に関し、「(民主党の)岡田幹事長が役員会での議論を経て、党の意思として政倫審に出席を要請するという意味は大変、大きい」と述べ、小沢氏に出席を改めて促した。
視察先の東京・硫黄島で記者団の質問に答えた。
また、13日の党役員会が岡田氏に「一任」した中身を巡る党内の解釈の違いに関しては、「一任は一任だ」として、岡田氏の対応を支持する立場を強調した。
岡田氏は14日、新潟県内で記者団に「党として(招致議決の)決定を行わなければならなくなる。そのことを踏まえて一任をいただいた」と語り、小沢氏が出席要請に応じない場合は政倫審に招致議決を求めることを含めて対応を一任されたとしている。これに対し、「一任」には、小沢氏が出席を拒否した場合の対応までは含まないとの見解が出ている
6.巨人、菅野を1位指名へ=「球団の意思を鮮明に」と清武代表―来年のドラフト
時事通信 12月14日(火)19時20分配信
巨人の清武英利球団代表は14日、原監督のおいの菅野智之投手(東海大)を来年のドラフト会議で1位指名する方針を明らかにした。同日開いたスカウト会議で決定した。年明けにも大学側にあいさつするという。早い時期の異例の発表について、「巨人としての意思を鮮明にし、選手に敬意を示したかったから」と話した。
菅野は最速157キロをマークする快速球が魅力の右腕で、大学2年から日本代表入り。今季の首都大学リーグの春、秋の優勝に貢献した。清武代表は「変化球も多彩で、先発も抑えもできる。リストアップした150人のドラフト候補の中でも、圧倒的に高い能力を示している」と評価した
7.残業月200時間超 自殺した建設会社の男性に労災認定 千葉労基署
産経新聞 12月14日(火)17時44分配信
東証一部上場の建設会社「新興プランテック」の千葉事業所に勤務する男性=当時(24)=が、平成20年11月に自殺し、今年9月21日に千葉労働基準監督署から労災認定を受けていたことが14日、分かった。労働基準法では1カ月の残業時間の上限を45時間としているが、建設業は同法の適用除外となっており、男性が所属する労働組合は事業所と月200時間まで残業を可能とする協定を結んでいた。
男性の弁護士は同日、厚生労働省に対し、長時間労働を放置している現状を改善するよう求める要請書を提出した。
男性の弁護士などによると、男性は同社で勤務していた20年11月11日朝、自宅トイレで練炭に火をつけ、一酸化炭素中毒で死亡した。男性は同年1月に新しい現場に異動してから月100時間以上の残業が常態化、7月には218時間の残業を行っており、8月には精神疾患の強迫性障害と診断を受けていた。
厚労省によると、労基法では残業時間の上限を月45時間、年間360時間と規定。しかし、建設業は業務が天候に左右され、時期によって繁忙期が異なることなどから同法の適用から外されている。
8.松井、アスレチックス移籍=1年契約で―米大リーグ
時事通信 12月15日(水)5時8分配信
【オークランド(米カリフォルニア州)時事】米大リーグのアスレチックスは14日、エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった松井秀喜外野手(36)と1年契約で合意したと発表した。米スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、年俸は425万ドル(約3億5000万円)。松井は同日午後3時(日本時間15日午前8時)から本拠地球場で入団記者会見に臨む予定。
松井は昨年、ヤンキースのワールドシリーズ制覇に貢献し、日本人初のシリーズ最優秀選手(MVP)に選ばれた。今季から移籍したエンゼルスでは打率2割7分4厘、21本塁打、84打点の成績。
アスレチックスは今季、主に指名打者を務めたジャック・カスト外野手がマリナーズに移籍し、今オフは中軸打者を補強ポイントにしていた
9.「命」伝えたい…水嶋ヒロさんの小説きょう発売
読売新聞 12月15日(水)3時12分配信
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「小説も含め、もの作りに重点を置きたい」と話す水嶋さん=安川純撮影
俳優・水嶋ヒロさん(26)のポプラ社小説大賞受賞作「KAGEROU」(著者名は本名の齋藤智裕(ともひろ))が今日15日、同社から発売される。
予約だけで3度増刷、すでに43万部のベストセラーだが、最初から受賞が決まっていた「出来レースでは」との声も一部から上がる。本を出す喜びと騒動への戸惑いに揺れる胸の内を本人が初めて明かした。
芸名を隠しての応募だった。その理由を水嶋さんは、「これで食べていく力が本当に自分にあるのか、知りたかった」と語り、「純粋に作品と向き合ってほしい」と、本名での出版を決めたという。だが、タイミングが悪かった。9月に「執筆活動に専念するため事務所を退社」と報道され、受賞の決定はその約1か月後。
「僕も出来すぎだとは思います。でもこの小説は2年ほど前に書き始め、今年5月には完成させ、応募していた。うれしいはずなのに、食事がのどを通らない」。語りながら目を潤ませた。
「良質のメッセージを持つ映画を作りたい。そのためには原作がいる」。そんな思いが今作を書くきっかけだった。自殺を図った40歳の男性が、ある組織の男から思いも寄らぬ提案をされて踏みとどまり、命の重さに気付いていく物語。「命」をテーマにしたのは「3年ほど前、自殺者が年間に3万人を超えると知り、ほっとけなかった。僕自身、死にたいと考えたこともありましたから」。
父親の仕事の都合で小学校6年間を過ごしたスイスで、人種差別に遭った。子供からは「臭い」「触るな」と言われ、運動会の徒競走で1位になれば、大人から「今度1位になったら、大変なことが起きるぞ」と脅された。「だから僕は小さい頃、卑屈で、自分の顔も声も嫌いだった。写真を撮られるのは今も苦手」
帰国直後は日本語がほとんど話せず、人に思いを伝えられなかった。ひどい孤独の中、手にしたのが本。三浦綾子の小説から自己啓発本まで「辞書を片手に10回は読んだ」。慶応大に入学後、小説を書き始めたのも、言葉を学ぶためだった。
本の内容に賛否両論が出るのは覚悟している。「けれど、命について考えてもらえるなら幸せです」と真摯(しんし)に語った。
10.保冷車突入 白い車の所有者特定 事件前後の利用者調べる 茨城
産経新聞 12月15日(水)7時57分配信
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選挙事務所にトラックが襲撃し叔父が死亡した茨城県議選候補の戸井田和之氏(右)。死亡した利雄さんに黙●(=示へんに寿の旧字体)をささげた =茨城県石岡市(城野崇撮影)(写真:産経新聞)
県議選投開票日当日の12日、県議選候補者、戸井田和之氏(46)の選挙事務所=石岡市若松=に4トン保冷車が突っ込み、叔父の戸井田利雄さん(62)が死亡した事件で、犯行直前まで保冷車が止めてあったスーパー駐車場で見つかった白い乗用車について盗難届けは出されておらず、所有者が「貸していた」と話していることが14日、捜査関係者への取材で分かった。石岡署捜査本部(本部長・助川大刑事部長)はすでに所有者と接触、事件前後の経緯などについて調べている。
11.菅首相、上告断念を表明=「開門命じた高裁判断重い」―諫早訴訟
時事通信 12月15日(水)10時57分配信
菅直人首相は15日午前、国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門の5年間開門を命じた福岡高裁判決について上告断念を表明した。首相は上告断念の理由について「現地に何度も足を運んで、私なりの知見を持っていたので総合的に判断した。既に工事が終了しているが、開門で海をきれいにしていこうという高裁の判断は大変重い」と記者団に述べた。
上告断念を受け、鹿野道彦農林水産相が16日にも長崎県を訪れ、開門に反対している県側の理解を求める方向だ。
12.<名古屋市リコール>住民投票が確定 有効署名、法定数超す
毎日新聞 12月15日(水)14時6分配信
署名簿の束を前に再審査に当たる千種区の選挙管理委員会=名古屋市千種区で2010年12月15日午前10時33分、丸山進撮影
名古屋市議会解散請求(リコール)署名の再審査は15日、有効署名が法定数36万5795人を上回り、政令指定都市の議会では初の解散の賛否を問う住民投票実施が確定した。14日までの審査で法定数まで1835人分に迫っていたが、15日の昭和、千種、港区選挙管理委員会の審査で有効署名がさらに2317人分増えた。残る区選管でも15日に最終委員会が開かれ、市全体の有効数が確定する。
リコール運動を進めた河村たかし市長の支援団体は今月下旬ごろに本請求し、住民投票は11年2月に実施される見通し。河村市長は自ら辞職して出直し市長選に立候補する意向を示しており、2月6日投開票の愛知県知事選と市長選、住民投票がトリプル投票になる可能性もある。住民投票で投票者の過半数が解散に賛成すればリコールが成立し、3月に出直し市議選が行われる。
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13.諫早開門、佐賀の漁業者歓迎・長崎の農業者怒り
読売新聞 12月15日(水)12時54分配信
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長崎県諫早市の中央干拓地で、キャベツの収穫に追われる女性たち(15日午前)
「宝の海」はよみがえるのか――。
国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門開放を命じた福岡高裁の控訴審判決について、菅首相は15日、上告断念を表明した。閉め切りから13年余、常時開門される見通しとなった諫早湾。「私たちの主張が受け入れられた」と歓迎する原告の漁業者らに対し、干拓地で農業を営む入植者らは「一方的な政治判断だ。納得できない」と怒りをあらわにした。
原告で佐賀市川副町のノリ漁業者川崎賢朗さん(50)は「上告断念は、干拓事業と漁業被害の因果関係を認めることなので歓迎したい」と評価した。その一方で、「原告側が求めているのは即時の段階的な開門調査。菅首相や鹿野農相から、上告断念と開門調査実施の決定の経緯などについて、直接会って聞きたい。政府は漁業者や干拓地の入植者に不安を与えないように、きちんと説明すべきだ」と注文した。
佐賀県の古川康知事は午前11時過ぎから、県庁で緊急の記者会見。「有明海再生に向け、大きな一歩を踏み出した。長期間にわたる争いの歴史に終止符を打つべく決断した菅首相に感謝したい。ほっとした」と述べ、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
開門調査については「新たな被害者を生み出してはならない。営農、防災、漁業が並立できるよう国に求めていく」と力を込めた。
一方、干拓地4・5ヘクタールを借り、ジャガイモやニンジンを生産している農業生産法人・吾妻旬菜(長崎県雲仙市)社長の長谷川征七郎さん(67)は、「干拓地での農業を無視した判断。開門で使えなくなる農業用水の確保や防災対策などが示されないままで、納得できない」と唇をかんだ。
雲仙市で40年近く農業を営んできたが、規模拡大のため、干拓地が完工すると同時に2008年4月に入植。新しい土地での農業にようやく慣れてきたところだ。「菅首相は野党時代、事業を批判してきたから、こんな判断に至ったのか」と怒りは収まらない。
キャベツの収穫作業に追われていた農業生産法人・アラキファーム(熊本県苓北町)の諫早営業所代表、荒木一幸さん(33)も「もう、がっかり。国は地元に一方的に理解を押しつけるだけなのか」と悔しがった。タマネギを栽培している長崎県諫早市栄田町の前田国和さん(71)は「開門されて海水が入ってくれば、農業ができなくなってしまう」と語った。
長崎県のある幹部は「今回は上告断念の話どころか、(鹿野農相が)長崎に来る日程の連絡さえない。あまりに不親切で失礼ではないか」と憤った。
14.冬のボーナス2.5%増=3年ぶりプラス―経団連調査
時事通信 12月15日(水)15時1分配信
日本経団連は15日、大手企業の2010年の年末賞与・一時金妥結状況(最終集計)を発表した。回答した165社の組合員平均の妥結額は前年実績比2.5%増の77万4654円。自動車、電機などの業績改善を受けて3年ぶりに前年を上回った。経団連は「全体としては底打ち」(労働政策本部)と評価しているが、業種によってばらつきも目立った。
内訳をみると、業績連動ボーナスの採用企業が多い製造業は3.3%増の75万2870円。自動車(6.2%増)、電機(6.6%増)、繊維(19.4%増)などの業種は、いずれも前年の2桁減からプラスに転じた。鉄鋼(24.6%減)、セメント(9.1%減)などは引き続きマイナスだった。
一方、鉄道、電力など非製造業は0.6%増の83万9092円と、小幅上昇にとどまった。
調査は、東証一部上場で従業員500人以上の企業250社を対象に行った。
15.イランより進んでいる=北朝鮮のウラン濃縮―米紙
時事通信 12月15日(水)14時25分配信
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は14日、北朝鮮が米研究者に公開したウラン濃縮技術について、米政府高官や情報当局者の間では、イランが20年がかりで獲得した核開発能力と比べ「かなり先へ進んでいる」と評価されていると報じた。シリアなどへの輸出すら危惧されるレベルの恐れがあるという。
北朝鮮は11月、訪朝したヘッカー米スタンフォード大教授(元ロスアラモス国立研究所長)らに対し寧辺のウラン濃縮施設を見学させた。同紙によると、この目的について米政府内では、北朝鮮のウラン濃縮技術をシリアのような国々に売り込むため、宣伝に利用された疑いがあると懸念が示され始めている。
#、為替、83.62円。83.87円。83.84円。111.92円。
#、ダウ、11476.72。+47.98ドル。ナスダック、2627.72。+2.81。
#、日経、
#、前場、10312.96円。+3.81円。後場、10309.78円。-6.99円。
2.師走の食卓、猛暑余波…サケ・ホタテ・カキ高値
読売新聞 12月14日(火)14時12分配信
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読売新聞
猛暑の影響が、年末年始の食材を直撃している。
北海道や東北では、高い海水温の影響で秋サケが不漁となり、新巻きザケやイクラが高値になっている。青森県の陸奥湾では養殖ホタテが大量死し、地元の直売所でも入荷がほとんどない状態。佐賀県の有明海では養殖カキの多くが死滅した。書き入れ時の不振に、関係者からはため息が漏れている。
福島県では、県内10河川でのサケ捕獲数は、11月末現在で約11万5000匹。昨季の約22万6000匹から半減した。同県水産試験場は「猛暑の影響で、低水温を好むサケの南下が遅れたり、南下しなかったりしている」としている。
岩手県では、11月末までの沿岸のサケ漁獲量は、例年より35%減の310万匹。イクラを生産している同県宮古市の水産物加工会社「大井漁業部」では、例年1匹2000円程度のメスの仕入れ値が、今年は2800円前後。同社の大井善仁専務は「仕入れ値に合わせ、イクラを値上げしたら量販店などとの競争に勝てなくなる」と苦しい胸の内を明かした。だが、同市の別の業者によると、イクラ1キロの卸値は昨年の2500円前後より5割程度高い4000円前後に高騰しているという。
同県大槌町の「里忠商店」は例年、3000本の新巻きザケを作るが、今年は1000本減らした。値段も例年の1本2000円前後から、300円程度値上げせざるを得ないという。
北海道でも秋サケの漁獲量は前年比2割減。札幌市中央卸売市場では、品薄に年末需要もあって1キロ当たりの単価は例年より1割ほど高く取引されている。
全国2位のホタテ漁獲量を誇る青森県の養殖場の陸奥湾では、夏から秋の海水温が平年より2~4度高い23~25度台で、貝が広範囲で死滅した。今年は好天続きで海水があまり循環せず、「浴槽にずっとお湯がはられていたようなものだった」(漁業関係者)。
県内のホタテ生産量の半分以上を養殖する平内町漁協では、9月の出荷額が前年比で5億円以上減少した。同町の直売所では入荷のない時期が続き、お歳暮用などの発送サービスも中止した。価格は昨年より2割ほど高い。直売所の能登谷隆一館長(64)は「稼ぎ時なので売りたいのはやまやまですが……」と嘆いた。
佐賀県太良町沖の有明海産の養殖カキは、夏場の海水温上昇で大量死したため、水揚げ量が昨年の2割程度の約17トンにまで激減する見込みだ。同町のカキ養殖業の男性(69)は「経営するカキ焼き小屋に出す量は何とかなりそうだが、毎年受け付けている地方発送分までの確保は難しい」と話した。県有明海漁協によると、販売価格は昨年よりも1割程度高いという。
3.レアアース輸出税を引き上げ=国外流出の抑制狙いか―中国
時事通信 12月14日(火)16時59分配信
【北京時事】中国財政省は14日、レアアース(希土類)製品の輸出税を引き上げたと発表した。引き上げ幅は不明だが、輸出コストを引き上げ、国外への流出を一段と抑制するのが狙いとみられる。
2009年時点で世界全体のレアアース供給量に占める中国産の割合は97%に達するが、中国政府はここ数年、資源枯渇や環境汚染を理由に、レアアースの生産や輸出を急速に制限し始めている。10年の輸出割当枠は09年の約5万トンから、一気に4割近くも引き下げられ、当局は来年以降もある程度、割当枠を縮小する方針を示している。
4.海兵隊志願者が急増=砲撃、愛国心を刺激―韓国
時事通信 12月14日(火)14時35分配信
【ソウル時事】北朝鮮による韓国の延坪島砲撃事件後、同島の防衛などを担う韓国海兵隊への志願者が急増している。兵務庁当局者は「砲撃事件によって若者の愛国心が刺激されたのではないか」と話している。
韓国では男性に2年間弱の兵役がある。延坪島など北朝鮮に近い黄海の島々の防衛は海兵隊が担当しており、砲撃事件で同隊員2人が死亡した。
兵務庁によると、12月に行われた来年2月入隊の海兵隊員の募集には3488人が志願、競争率は3.6倍だった。この2年間では今年1月実施分に次ぐ高倍率だ。
志願者からは動機について、「(北朝鮮が)民間人にも砲撃したことに腹が立った。何としても自分が国を守りたい」「国は誰かの犠牲がなくては守れない」などの声が上がっているという
5.小沢氏出席要請、意味大きい…首相が岡田氏支持
読売新聞 12月14日(火)20時28分配信
菅首相は14日、民主党の小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会(政倫審)への招致問題に関し、「(民主党の)岡田幹事長が役員会での議論を経て、党の意思として政倫審に出席を要請するという意味は大変、大きい」と述べ、小沢氏に出席を改めて促した。
視察先の東京・硫黄島で記者団の質問に答えた。
また、13日の党役員会が岡田氏に「一任」した中身を巡る党内の解釈の違いに関しては、「一任は一任だ」として、岡田氏の対応を支持する立場を強調した。
岡田氏は14日、新潟県内で記者団に「党として(招致議決の)決定を行わなければならなくなる。そのことを踏まえて一任をいただいた」と語り、小沢氏が出席要請に応じない場合は政倫審に招致議決を求めることを含めて対応を一任されたとしている。これに対し、「一任」には、小沢氏が出席を拒否した場合の対応までは含まないとの見解が出ている
6.巨人、菅野を1位指名へ=「球団の意思を鮮明に」と清武代表―来年のドラフト
時事通信 12月14日(火)19時20分配信
巨人の清武英利球団代表は14日、原監督のおいの菅野智之投手(東海大)を来年のドラフト会議で1位指名する方針を明らかにした。同日開いたスカウト会議で決定した。年明けにも大学側にあいさつするという。早い時期の異例の発表について、「巨人としての意思を鮮明にし、選手に敬意を示したかったから」と話した。
菅野は最速157キロをマークする快速球が魅力の右腕で、大学2年から日本代表入り。今季の首都大学リーグの春、秋の優勝に貢献した。清武代表は「変化球も多彩で、先発も抑えもできる。リストアップした150人のドラフト候補の中でも、圧倒的に高い能力を示している」と評価した
7.残業月200時間超 自殺した建設会社の男性に労災認定 千葉労基署
産経新聞 12月14日(火)17時44分配信
東証一部上場の建設会社「新興プランテック」の千葉事業所に勤務する男性=当時(24)=が、平成20年11月に自殺し、今年9月21日に千葉労働基準監督署から労災認定を受けていたことが14日、分かった。労働基準法では1カ月の残業時間の上限を45時間としているが、建設業は同法の適用除外となっており、男性が所属する労働組合は事業所と月200時間まで残業を可能とする協定を結んでいた。
男性の弁護士は同日、厚生労働省に対し、長時間労働を放置している現状を改善するよう求める要請書を提出した。
男性の弁護士などによると、男性は同社で勤務していた20年11月11日朝、自宅トイレで練炭に火をつけ、一酸化炭素中毒で死亡した。男性は同年1月に新しい現場に異動してから月100時間以上の残業が常態化、7月には218時間の残業を行っており、8月には精神疾患の強迫性障害と診断を受けていた。
厚労省によると、労基法では残業時間の上限を月45時間、年間360時間と規定。しかし、建設業は業務が天候に左右され、時期によって繁忙期が異なることなどから同法の適用から外されている。
8.松井、アスレチックス移籍=1年契約で―米大リーグ
時事通信 12月15日(水)5時8分配信
【オークランド(米カリフォルニア州)時事】米大リーグのアスレチックスは14日、エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった松井秀喜外野手(36)と1年契約で合意したと発表した。米スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、年俸は425万ドル(約3億5000万円)。松井は同日午後3時(日本時間15日午前8時)から本拠地球場で入団記者会見に臨む予定。
松井は昨年、ヤンキースのワールドシリーズ制覇に貢献し、日本人初のシリーズ最優秀選手(MVP)に選ばれた。今季から移籍したエンゼルスでは打率2割7分4厘、21本塁打、84打点の成績。
アスレチックスは今季、主に指名打者を務めたジャック・カスト外野手がマリナーズに移籍し、今オフは中軸打者を補強ポイントにしていた
9.「命」伝えたい…水嶋ヒロさんの小説きょう発売
読売新聞 12月15日(水)3時12分配信
拡大写真
「小説も含め、もの作りに重点を置きたい」と話す水嶋さん=安川純撮影
俳優・水嶋ヒロさん(26)のポプラ社小説大賞受賞作「KAGEROU」(著者名は本名の齋藤智裕(ともひろ))が今日15日、同社から発売される。
予約だけで3度増刷、すでに43万部のベストセラーだが、最初から受賞が決まっていた「出来レースでは」との声も一部から上がる。本を出す喜びと騒動への戸惑いに揺れる胸の内を本人が初めて明かした。
芸名を隠しての応募だった。その理由を水嶋さんは、「これで食べていく力が本当に自分にあるのか、知りたかった」と語り、「純粋に作品と向き合ってほしい」と、本名での出版を決めたという。だが、タイミングが悪かった。9月に「執筆活動に専念するため事務所を退社」と報道され、受賞の決定はその約1か月後。
「僕も出来すぎだとは思います。でもこの小説は2年ほど前に書き始め、今年5月には完成させ、応募していた。うれしいはずなのに、食事がのどを通らない」。語りながら目を潤ませた。
「良質のメッセージを持つ映画を作りたい。そのためには原作がいる」。そんな思いが今作を書くきっかけだった。自殺を図った40歳の男性が、ある組織の男から思いも寄らぬ提案をされて踏みとどまり、命の重さに気付いていく物語。「命」をテーマにしたのは「3年ほど前、自殺者が年間に3万人を超えると知り、ほっとけなかった。僕自身、死にたいと考えたこともありましたから」。
父親の仕事の都合で小学校6年間を過ごしたスイスで、人種差別に遭った。子供からは「臭い」「触るな」と言われ、運動会の徒競走で1位になれば、大人から「今度1位になったら、大変なことが起きるぞ」と脅された。「だから僕は小さい頃、卑屈で、自分の顔も声も嫌いだった。写真を撮られるのは今も苦手」
帰国直後は日本語がほとんど話せず、人に思いを伝えられなかった。ひどい孤独の中、手にしたのが本。三浦綾子の小説から自己啓発本まで「辞書を片手に10回は読んだ」。慶応大に入学後、小説を書き始めたのも、言葉を学ぶためだった。
本の内容に賛否両論が出るのは覚悟している。「けれど、命について考えてもらえるなら幸せです」と真摯(しんし)に語った。
10.保冷車突入 白い車の所有者特定 事件前後の利用者調べる 茨城
産経新聞 12月15日(水)7時57分配信
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選挙事務所にトラックが襲撃し叔父が死亡した茨城県議選候補の戸井田和之氏(右)。死亡した利雄さんに黙●(=示へんに寿の旧字体)をささげた =茨城県石岡市(城野崇撮影)(写真:産経新聞)
県議選投開票日当日の12日、県議選候補者、戸井田和之氏(46)の選挙事務所=石岡市若松=に4トン保冷車が突っ込み、叔父の戸井田利雄さん(62)が死亡した事件で、犯行直前まで保冷車が止めてあったスーパー駐車場で見つかった白い乗用車について盗難届けは出されておらず、所有者が「貸していた」と話していることが14日、捜査関係者への取材で分かった。石岡署捜査本部(本部長・助川大刑事部長)はすでに所有者と接触、事件前後の経緯などについて調べている。
11.菅首相、上告断念を表明=「開門命じた高裁判断重い」―諫早訴訟
時事通信 12月15日(水)10時57分配信
菅直人首相は15日午前、国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門の5年間開門を命じた福岡高裁判決について上告断念を表明した。首相は上告断念の理由について「現地に何度も足を運んで、私なりの知見を持っていたので総合的に判断した。既に工事が終了しているが、開門で海をきれいにしていこうという高裁の判断は大変重い」と記者団に述べた。
上告断念を受け、鹿野道彦農林水産相が16日にも長崎県を訪れ、開門に反対している県側の理解を求める方向だ。
12.<名古屋市リコール>住民投票が確定 有効署名、法定数超す
毎日新聞 12月15日(水)14時6分配信
署名簿の束を前に再審査に当たる千種区の選挙管理委員会=名古屋市千種区で2010年12月15日午前10時33分、丸山進撮影
名古屋市議会解散請求(リコール)署名の再審査は15日、有効署名が法定数36万5795人を上回り、政令指定都市の議会では初の解散の賛否を問う住民投票実施が確定した。14日までの審査で法定数まで1835人分に迫っていたが、15日の昭和、千種、港区選挙管理委員会の審査で有効署名がさらに2317人分増えた。残る区選管でも15日に最終委員会が開かれ、市全体の有効数が確定する。
リコール運動を進めた河村たかし市長の支援団体は今月下旬ごろに本請求し、住民投票は11年2月に実施される見通し。河村市長は自ら辞職して出直し市長選に立候補する意向を示しており、2月6日投開票の愛知県知事選と市長選、住民投票がトリプル投票になる可能性もある。住民投票で投票者の過半数が解散に賛成すればリコールが成立し、3月に出直し市議選が行われる。
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13.諫早開門、佐賀の漁業者歓迎・長崎の農業者怒り
読売新聞 12月15日(水)12時54分配信
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長崎県諫早市の中央干拓地で、キャベツの収穫に追われる女性たち(15日午前)
「宝の海」はよみがえるのか――。
国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門開放を命じた福岡高裁の控訴審判決について、菅首相は15日、上告断念を表明した。閉め切りから13年余、常時開門される見通しとなった諫早湾。「私たちの主張が受け入れられた」と歓迎する原告の漁業者らに対し、干拓地で農業を営む入植者らは「一方的な政治判断だ。納得できない」と怒りをあらわにした。
原告で佐賀市川副町のノリ漁業者川崎賢朗さん(50)は「上告断念は、干拓事業と漁業被害の因果関係を認めることなので歓迎したい」と評価した。その一方で、「原告側が求めているのは即時の段階的な開門調査。菅首相や鹿野農相から、上告断念と開門調査実施の決定の経緯などについて、直接会って聞きたい。政府は漁業者や干拓地の入植者に不安を与えないように、きちんと説明すべきだ」と注文した。
佐賀県の古川康知事は午前11時過ぎから、県庁で緊急の記者会見。「有明海再生に向け、大きな一歩を踏み出した。長期間にわたる争いの歴史に終止符を打つべく決断した菅首相に感謝したい。ほっとした」と述べ、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
開門調査については「新たな被害者を生み出してはならない。営農、防災、漁業が並立できるよう国に求めていく」と力を込めた。
一方、干拓地4・5ヘクタールを借り、ジャガイモやニンジンを生産している農業生産法人・吾妻旬菜(長崎県雲仙市)社長の長谷川征七郎さん(67)は、「干拓地での農業を無視した判断。開門で使えなくなる農業用水の確保や防災対策などが示されないままで、納得できない」と唇をかんだ。
雲仙市で40年近く農業を営んできたが、規模拡大のため、干拓地が完工すると同時に2008年4月に入植。新しい土地での農業にようやく慣れてきたところだ。「菅首相は野党時代、事業を批判してきたから、こんな判断に至ったのか」と怒りは収まらない。
キャベツの収穫作業に追われていた農業生産法人・アラキファーム(熊本県苓北町)の諫早営業所代表、荒木一幸さん(33)も「もう、がっかり。国は地元に一方的に理解を押しつけるだけなのか」と悔しがった。タマネギを栽培している長崎県諫早市栄田町の前田国和さん(71)は「開門されて海水が入ってくれば、農業ができなくなってしまう」と語った。
長崎県のある幹部は「今回は上告断念の話どころか、(鹿野農相が)長崎に来る日程の連絡さえない。あまりに不親切で失礼ではないか」と憤った。
14.冬のボーナス2.5%増=3年ぶりプラス―経団連調査
時事通信 12月15日(水)15時1分配信
日本経団連は15日、大手企業の2010年の年末賞与・一時金妥結状況(最終集計)を発表した。回答した165社の組合員平均の妥結額は前年実績比2.5%増の77万4654円。自動車、電機などの業績改善を受けて3年ぶりに前年を上回った。経団連は「全体としては底打ち」(労働政策本部)と評価しているが、業種によってばらつきも目立った。
内訳をみると、業績連動ボーナスの採用企業が多い製造業は3.3%増の75万2870円。自動車(6.2%増)、電機(6.6%増)、繊維(19.4%増)などの業種は、いずれも前年の2桁減からプラスに転じた。鉄鋼(24.6%減)、セメント(9.1%減)などは引き続きマイナスだった。
一方、鉄道、電力など非製造業は0.6%増の83万9092円と、小幅上昇にとどまった。
調査は、東証一部上場で従業員500人以上の企業250社を対象に行った。
15.イランより進んでいる=北朝鮮のウラン濃縮―米紙
時事通信 12月15日(水)14時25分配信
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は14日、北朝鮮が米研究者に公開したウラン濃縮技術について、米政府高官や情報当局者の間では、イランが20年がかりで獲得した核開発能力と比べ「かなり先へ進んでいる」と評価されていると報じた。シリアなどへの輸出すら危惧されるレベルの恐れがあるという。
北朝鮮は11月、訪朝したヘッカー米スタンフォード大教授(元ロスアラモス国立研究所長)らに対し寧辺のウラン濃縮施設を見学させた。同紙によると、この目的について米政府内では、北朝鮮のウラン濃縮技術をシリアのような国々に売り込むため、宣伝に利用された疑いがあると懸念が示され始めている。
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