先日に次いで“日帰り旅行[日光・宇都宮編]”をお届けします。
ゴールデンウィークやお盆の時期に“お得な切符”が使えたら、どれほど便利かと常々思いますが...
これも乗車率を上げる企業努力ですからね
しかしながら時間と予算を区切っての旅行は、食事で例えるなら“腹八分目”くらいの、ちょうどいいボリューム。
お代わりしたくなる一歩手前、“次回は何処を回ろう?”と日々のモチベーションに繋がるのかもしれません。
▲高い建物が無くて見晴らしのいい街並みです
思えば、日光は学生時代の修学旅行以来なので全く土地勘がないのが心配でしたが...
ひとまずJR日光駅前から通ずる一本道“日光ロマンチック街道”を緩やかに昇っていきました。
▲日光街道・日光例幣使街道・会津西街道の3街道に跨がるスギの並木道「日光杉並木」
▲山小屋をイメージした三角屋根の駅舎が特徴の「東武日光駅」/標高(海抜)は543m
300m位歩くと間もなく[東武日光駅]に到着
駅前ロータリーから観光バス便が走っていますが、引き続き歩くので和菓子「さかえや」さんで一息。
▲駅前の「さかえや」で一休み
日光名物“ゆば”を惜しげもなく使った皮で漉し餡を包んだ饅頭「日光ゆばまんじゅう」を更に揚げ衣を纏わせてカラッと揚げた「揚げゆばまんじゅう」が有名とのこと。
ということで早速食べてみると...
サクサクの“ゆば衣”に饅頭そのものの甘さ、そしてまんじゅう自体の甘さと、そして何と言っても程よい“塩味”が絶妙でペロリと食べてしまう美味しさ。
(店内でイートインは出来ないものの)店先のベンチに腰掛けて、お茶までご馳走になり、当時寒かった旅のはじめに温かいモテナシを受けたのでした...
ごちそうさんです
(できることなら、また食べたい...)
日光グルメの洗礼をいきなり喰らったところで、
“食欲に火が付いた”
我が家は限りなく足早に次なる昼食処に向かいました
因みに...
日光の名物の一つ“ゆば”は京都の“湯葉”に対して“湯波”と呼ばれます。
豆乳を加熱した時にできる膜を竹串などで引き上げたものが“ゆば”で、日光では生(刺身)や巻いて揚げて冷凍保存(販売)したり、料亭やや旅館などの名物料理として提供されるのが一般的。
京都の湯葉は膜の端に串を入れて引き上げた一枚モノに対して、日光の湯波は膜の中央に串を入れて二つ折りにして引き上げるため二枚重ねとなり、京都モノは薄く、日光モノはボリューム感があるそうです。
▲店前を一度通り過ぎました...控え目なんですね(笑)
ということで沿道で湯波が食べられる店として選んだのが、手軽に懐石が頂ける「和み茶屋」さん。
こちらは湯波料理の専門店ではありませんが、ランチタイムは“湯波”料理の有無で2種類のコースがありました。
-----------------------
・懐石ランチ(1,500円)
・ゆば懐石 (2,500円)
-----------------------
せっかくなので、妻と2種類を食べてみることに
■懐石ランチ(弥生の献立)
*先 付:胡麻豆腐
*前 菜:蛍烏賊の沖漬/うるい酢味噌/出汁巻卵/新馬生鈴煮/海老としめじのみぞれ和え
*焼 物:鯛菜種焼き
*揚 物:椎茸丸十/椀豆
*飯 椀:青大豆炊き込みごはん
*汁 椀:粕汁
*甘 味:黒糖の羊羹 生クリーム掛 もしくは 豆乳の杏仁とうふ
■ゆば懐石ランチ(弥生の献立)
*先 付:ひきあげゆば
*小吸物:平ゆばと焼き麩・生麩の清仕立て
*前 菜:蛍烏賊の沖漬/うるい酢味噌/出汁巻卵/新馬鈴薯/海老としめじのみぞれ和え
*焼 物:鯛菜種焼き
*煮 物:揚巻ゆば
*揚 物:ゆばしんじょ/椎茸丸十/豌豆
*飯 椀:青大豆炊き込みごはん
*汁 椀:粕汁
*甘 味:黒糖の羊羹 生クリーム掛 もしくは 豆乳の杏仁とうふ
▲ゆば懐石ランチ/先付 引き上げ湯葉:上品でサッパリした食感であるも、濃厚な湯波の風味
▲懐石ランチ/先付 胡麻豆腐:舌触りが滑らかで胡麻の風味豊か
▲前菜:蛍烏賊の沖漬/うるい酢味噌/出汁巻卵/新馬生鈴煮/海老としめじのみぞれ和え
▲ゆば懐石ランチ/小吸物 平ゆばと焼き麩・生麩の清仕立て
▲焼物 鯛菜種焼き
▲ゆば懐石ランチ/煮物 揚巻ゆば
▲ゆば懐石ランチ/揚物 ゆばしんじょ/椎茸丸十/豌豆
▲飯椀 青大豆ごはん:餅米が混ざっていたので食べ応えアリ
▲甘味 豆乳の杏仁豆腐
▲甘味 黒糖の羊羹
料理は野菜を中心に季節の食材が器と共に色鮮やか。
一品一品の量は少ないものの、シンプルで食べやすい味付けから丁寧な仕事が伺えます。
これが毎日の朝ごはんだったら、どれほど“朝”が待ち遠しいことか(笑)
▲店内奥は独特な静けさがあるので、お喋りな方々はご遠慮頂きたい
料理を提供するタイミング・説明共に丁寧でキモチよく食事ができました。
ごちそうさんでした
空腹が満たされたので、食べた分だけ歩いて先を目指しましょう...
▲国の登録有形文化財「日光食堂本店」
建物は住む人・使う人がいなくなると劣化して朽ちるのが一掃速くなります。
こうして歴史的建造物郡が維持できているのも地元民の力の元、観光資源の受け皿がシッカリしているからだと思います。
▲重要文化財「神橋」 渡るには通行料が必要です...
神橋は、そのアーチ形の木造反り橋構造から山口県の「錦帯橋」や山梨県の「猿橋」と並んで“日本三奇橋”の一つに数えられています。
▲世界遺産石碑「日光の社寺」
参道への階段前に設置された世界遺産石碑。
日光東照宮をはじめ、地域一帯の社寺が指定されています。
ここまで約2キロ歩きました。
大した距離じゃないと思ってましたが、ここから階段や上り坂が続くようです...
(つづく)
【過去の記事より...山口県の錦帯橋】
*[島根・山口・福岡・広島の旅2013 その13(錦帯橋と何コレ珍百景)]
ゴールデンウィークやお盆の時期に“お得な切符”が使えたら、どれほど便利かと常々思いますが...
これも乗車率を上げる企業努力ですからね
しかしながら時間と予算を区切っての旅行は、食事で例えるなら“腹八分目”くらいの、ちょうどいいボリューム。
お代わりしたくなる一歩手前、“次回は何処を回ろう?”と日々のモチベーションに繋がるのかもしれません。
▲高い建物が無くて見晴らしのいい街並みです
思えば、日光は学生時代の修学旅行以来なので全く土地勘がないのが心配でしたが...
ひとまずJR日光駅前から通ずる一本道“日光ロマンチック街道”を緩やかに昇っていきました。
▲日光街道・日光例幣使街道・会津西街道の3街道に跨がるスギの並木道「日光杉並木」
▲山小屋をイメージした三角屋根の駅舎が特徴の「東武日光駅」/標高(海抜)は543m
300m位歩くと間もなく[東武日光駅]に到着
駅前ロータリーから観光バス便が走っていますが、引き続き歩くので和菓子「さかえや」さんで一息。
▲駅前の「さかえや」で一休み
日光名物“ゆば”を惜しげもなく使った皮で漉し餡を包んだ饅頭「日光ゆばまんじゅう」を更に揚げ衣を纏わせてカラッと揚げた「揚げゆばまんじゅう」が有名とのこと。
ということで早速食べてみると...
サクサクの“ゆば衣”に饅頭そのものの甘さ、そしてまんじゅう自体の甘さと、そして何と言っても程よい“塩味”が絶妙でペロリと食べてしまう美味しさ。
(店内でイートインは出来ないものの)店先のベンチに腰掛けて、お茶までご馳走になり、当時寒かった旅のはじめに温かいモテナシを受けたのでした...
ごちそうさんです
(できることなら、また食べたい...)
日光グルメの洗礼をいきなり喰らったところで、
“食欲に火が付いた”
我が家は限りなく足早に次なる昼食処に向かいました
因みに...
日光の名物の一つ“ゆば”は京都の“湯葉”に対して“湯波”と呼ばれます。
豆乳を加熱した時にできる膜を竹串などで引き上げたものが“ゆば”で、日光では生(刺身)や巻いて揚げて冷凍保存(販売)したり、料亭やや旅館などの名物料理として提供されるのが一般的。
京都の湯葉は膜の端に串を入れて引き上げた一枚モノに対して、日光の湯波は膜の中央に串を入れて二つ折りにして引き上げるため二枚重ねとなり、京都モノは薄く、日光モノはボリューム感があるそうです。
▲店前を一度通り過ぎました...控え目なんですね(笑)
ということで沿道で湯波が食べられる店として選んだのが、手軽に懐石が頂ける「和み茶屋」さん。
こちらは湯波料理の専門店ではありませんが、ランチタイムは“湯波”料理の有無で2種類のコースがありました。
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・懐石ランチ(1,500円)
・ゆば懐石 (2,500円)
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せっかくなので、妻と2種類を食べてみることに
■懐石ランチ(弥生の献立)
*先 付:胡麻豆腐
*前 菜:蛍烏賊の沖漬/うるい酢味噌/出汁巻卵/新馬生鈴煮/海老としめじのみぞれ和え
*焼 物:鯛菜種焼き
*揚 物:椎茸丸十/椀豆
*飯 椀:青大豆炊き込みごはん
*汁 椀:粕汁
*甘 味:黒糖の羊羹 生クリーム掛 もしくは 豆乳の杏仁とうふ
■ゆば懐石ランチ(弥生の献立)
*先 付:ひきあげゆば
*小吸物:平ゆばと焼き麩・生麩の清仕立て
*前 菜:蛍烏賊の沖漬/うるい酢味噌/出汁巻卵/新馬鈴薯/海老としめじのみぞれ和え
*焼 物:鯛菜種焼き
*煮 物:揚巻ゆば
*揚 物:ゆばしんじょ/椎茸丸十/豌豆
*飯 椀:青大豆炊き込みごはん
*汁 椀:粕汁
*甘 味:黒糖の羊羹 生クリーム掛 もしくは 豆乳の杏仁とうふ
▲ゆば懐石ランチ/先付 引き上げ湯葉:上品でサッパリした食感であるも、濃厚な湯波の風味
▲懐石ランチ/先付 胡麻豆腐:舌触りが滑らかで胡麻の風味豊か
▲前菜:蛍烏賊の沖漬/うるい酢味噌/出汁巻卵/新馬生鈴煮/海老としめじのみぞれ和え
▲ゆば懐石ランチ/小吸物 平ゆばと焼き麩・生麩の清仕立て
▲焼物 鯛菜種焼き
▲ゆば懐石ランチ/煮物 揚巻ゆば
▲ゆば懐石ランチ/揚物 ゆばしんじょ/椎茸丸十/豌豆
▲飯椀 青大豆ごはん:餅米が混ざっていたので食べ応えアリ
▲甘味 豆乳の杏仁豆腐
▲甘味 黒糖の羊羹
料理は野菜を中心に季節の食材が器と共に色鮮やか。
一品一品の量は少ないものの、シンプルで食べやすい味付けから丁寧な仕事が伺えます。
これが毎日の朝ごはんだったら、どれほど“朝”が待ち遠しいことか(笑)
▲店内奥は独特な静けさがあるので、お喋りな方々はご遠慮頂きたい
料理を提供するタイミング・説明共に丁寧でキモチよく食事ができました。
ごちそうさんでした
空腹が満たされたので、食べた分だけ歩いて先を目指しましょう...
▲国の登録有形文化財「日光食堂本店」
建物は住む人・使う人がいなくなると劣化して朽ちるのが一掃速くなります。
こうして歴史的建造物郡が維持できているのも地元民の力の元、観光資源の受け皿がシッカリしているからだと思います。
▲重要文化財「神橋」 渡るには通行料が必要です...
神橋は、そのアーチ形の木造反り橋構造から山口県の「錦帯橋」や山梨県の「猿橋」と並んで“日本三奇橋”の一つに数えられています。
▲世界遺産石碑「日光の社寺」
参道への階段前に設置された世界遺産石碑。
日光東照宮をはじめ、地域一帯の社寺が指定されています。
ここまで約2キロ歩きました。
大した距離じゃないと思ってましたが、ここから階段や上り坂が続くようです...
(つづく)
【過去の記事より...山口県の錦帯橋】
*[島根・山口・福岡・広島の旅2013 その13(錦帯橋と何コレ珍百景)]